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エレクションX

Election X

評価:6/10

イギリスの選挙をテーマにしたゲーム。
1972年。

シンプルなエリアマジョリティ。
最終的に、エリアごとにタイルの数を比べて1位に20点、2位に10点・・・と割り振ることになる。

自駒を移動させながら、タイルを配置していく。
誰かがタイルを20枚配置したら、最終フェイズに移行して、手元に取っておいた「浮動票タイル」を配置していって、エリア毎の得点計算を行う。

基本は非常にシンプルなゲームなのだが、「手番で自駒を移動できるのは1エリア分のみ」「プレイヤーごとに持っているタイルの構成が違い、得意分野がある(労働者階級の支持が厚い等)」等のルールが効いていて、思った以上に考えどころのあるゲームとなっている。

が、時代を感じるのは「キャンペーンカード」の存在。
種類は4種類しか無いのだが、そのほとんどが「他プレイヤーのタイルを取り除く」という効果。
これによる不毛な殴り合いは流石に時代を感じてしまう・・・
が、「1手番中には(基本的に)1枚しか使えない」ので無茶苦茶なことは起こらないし、「(基本的に)新たにカードをドローすることは無い」ので、収束性は保たれている。

圧倒的に先手番が有利なゲームなので、多少の攻撃要素はあってもいいとは思うのだが、最初から5枚持っているのはちょっと多すぎるかな・・・3枚ぐらいで良いんじゃないだろうか。

今遊ぶには何かと粗はあるが、50年前のゲームとは到底思えないクオリティのゲーム。

Published in ボードゲーム