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ユニオン・ストックヤード

Union Stockyards

評価:6/10

19世紀、畜産加工業がテーマの経済ゲーム。
Tabletop Simulatorでプレイ。
現在キックスターターで出資募集中。

見た目はイカツイけど、システムはオーソドックスなワーカープレイスメントでインストは簡単。

特徴の1つは、牛、豚、羊の原価と牛肉、豚肉、ラム肉の販売額のトラック。
販売額はプレイヤーごとに違って、これを上げることで収入を増やすことが出来る。
原価は全員共通で、これがラウンド毎に上下するので、自分の得意な家畜の原価が下がって、そうでない家畜の原価が上がると嬉しいことになる。
が、家畜がたくさん残っていると原価が下がり、家畜が残っていないと原価が上がるようになっていて、人気のジャンルは儲けにくくなっていて悩ましい。

もう1つの特徴は「フィレンツェの匠」風の建物パズル。
今作では、これを共通盤面で行うので、ピッタリ埋めることを目指すっていうよりは、場所の取り合いの意味合いが強いかも。
と言っても、邪魔し合うだけでは無くて、「トランスアメリカ」のように一旦グループが一緒になると、共にグループを大きくしていく感じになる。
この辺の取り合いと協力のバランスも上手い所に落とし込めている。

キック発のゲームながら、取っ散らかっていなくて各要素の繋がりも綺麗。
アメゲー的粗さを危惧したイベントカードも、そこまで派手じゃ無くて良いアクセントになっている。
ただ、1回遊ぶとわかった気になっちゃって、リプレイ欲は掻き立てられないかも・・・

Published in ボードゲーム