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バクシーシ

Bakschisch

評価:5/10

カリフ(トルコ国王)になるために賄賂で宮殿内を駆け上がる。
ゴールドジーバー。1995年。

一本道の双六を進んでいく。

毎回、人物カードが1枚めくられて、その人物への賄賂を全員が同時出し。
一番多く賄賂を払った人が「その人物が描かれた直近のマス」まで移動できる。
プレイヤーによって、進める歩数が違うので競り対象の価値が変わることになる。

使用したお金は場にたまっていき、ラウンドの終了時(5回競りが行われた後)に均等に分配される。

特長は盗賊駒とラウンド最後の競り(5回目の競り)。

盗賊駒は各自1つずつ持っていて、競りの時にお金の代わりに出せる。
盗賊駒が含まれた競りでは、握られたお金は全て盗賊駒を出したプレイヤーの元に行く。
ラウンド毎に盗賊駒は返ってくるので、どこで差し込むか、心理戦の核となる存在。

ラウンド最後の競りは通常とは違って最下位を決める競り。
一番額が小さかったプレイヤーが後退してしまう。

時代を感じるやさしさの無い(すこーしだけあるが・・・)競りゲーム。
盗賊のバッティングや微差で敗北するとズルズルと負け込んでいく・・・
が、しっかり心理戦のフックを残していたり、終盤での盛り上がりを作っていて、今遊んでも十分楽しめた。

Published in ボードゲーム