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アズール:王妃の庭園

Azul: Queen's Garden

評価:7/10

アズールシリーズ第4段。
今回は建物では無く庭園の建設。

今までのシリーズ共通のタイル獲得方法を変更してきた。
ラウンド開始時にタイルが全部出てるんじゃなくて、ラウンドを進めるうちに徐々に場に追加されていくようになっている。
これによってキッチリした計画は立てられなくなっている上に、タイルに色と模様という2要素があることで他プレイヤーの状況を把握するのが難しくて、インタラクションは減っているように感じた。

その分パズルが難しくなっていて、そこのやりがいが増している。
他プレイヤーの動きを予測するというよりは、袋から目当てのタイルが登場するのを願う感じになっているのだが、パズル寄りのプレイ感と相性が良い。
あと、ラウンドのタイルが登場しきったあたりから、プレイヤーインタラクションが強まってくるグラデーションの付け方も上手い!
このあたりの繊細で絶妙なデザインセンスは匠の域で、キースリングもレジェンドデザイナーの仲間入りじゃないだろうか。(単に僕がキースリングファンなだけか・・・)

1回遊んだ後での、シリーズの個人的ランキングは
1>4>3>2
という感じだろうか。
4作目にしてプレイ感を変えつつ盛り返してくるあたり、なかなか凄いシリーズだ。

Published in ボードゲーム