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タグ: アズール

アズール:王妃の庭園

Azul: Queen's Garden

評価:7/10

アズールシリーズ第4段。
今回は建物では無く庭園の建設。

今までのシリーズ共通のタイル獲得方法を変更してきた。
ラウンド開始時にタイルが全部出てるんじゃなくて、ラウンドを進めるうちに徐々に場に追加されていくようになっている。
これによってキッチリした計画は立てられなくなっている上に、タイルに色と模様という2要素があることで他プレイヤーの状況を把握するのが難しくて、インタラクションは減っているように感じた。

その分パズルが難しくなっていて、そこのやりがいが増している。
他プレイヤーの動きを予測するというよりは、袋から目当てのタイルが登場するのを願う感じになっているのだが、パズル寄りのプレイ感と相性が良い。
あと、ラウンドのタイルが登場しきったあたりから、プレイヤーインタラクションが強まってくるグラデーションの付け方も上手い!
このあたりの繊細で絶妙なデザインセンスは匠の域で、キースリングもレジェンドデザイナーの仲間入りじゃないだろうか。(単に僕がキースリングファンなだけか・・・)

1回遊んだ後での、シリーズの個人的ランキングは
1>4>3>2
という感じだろうか。
4作目にしてプレイ感を変えつつ盛り返してくるあたり、なかなか凄いシリーズだ。

アズール

評価:8/10

ニムを発展させたようなタイル獲得ゲーム。

キースリングのエッセン新作。

9枚のコースター上に4つずつのタイル。

手番ではコースターを1つ選んで、その上にあるタイルから1色全てを獲得。

そのコースター上にあった、他のタイルはテーブル中央に移動する。

テーブル中央を1つのコースターとみなして、そこから1色全てを獲得することも可能。

手番でできることは、これだけ。

場の全てのタイルが無くなったらラウンド終了。

獲得したタイルは個人ボードに配置されていき、ラウンド最後に得点化される。

この個人ボードのルールも良くできていて、プレイを重ねる毎に他プレイヤーの思惑が見えるようになってくる。

また、上手くいっているプレイヤーほど、配置制限が厳しくなるようになっていて、このブレーキのかけ方は上手い!

ルール量は必要最低限ながら無駄が無く、むしろ組み合わさることでより深みを生み出している。

こういう技はクニツィアやシャハトの物かと思っていたけど、

クラマーの影に隠れてキースリングが引き継いでいた!

見た目やタイルの触り心地から受ける満足度は高いし、システムも高次元でまとまっている。

こいつは、現状SDJ最有力ですよ!