「レジスタンス」の世界観を継承した人狼系。
デザイナーはまさかのワレス。
エッセン新作。
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難民を襲うハンター陣営と、難民を救うレスキュー陣営の対決。
誰一人として互いの陣営を知らない。
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「レジスタンス」と同じく、まずリーダーを選び、リーダーが副リーダー的なTECという役職につくプレイヤーを任命。
リーダーは他プレイヤーから集めたカードから1枚を選んでレスキュー側に配置し、TECは山から2枚を引いてハンター側に配置する。
各カードには距離と得点の2つのパラメーターが示されていて、それぞれの陣営に加算される。
あと、選んだカードに「ライフ喪失」が描かれていると、そのカードを選んだリーダーやTECがライフを失い、「ガード喪失」が描かれていると場のガードトークンが除去されてハンターの勝利が近づく。
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決着方法が複数あり、
「誰かのライフが0になる」→逆の陣営が勝ち。
「ガードトークンが無くなる」→ハンターの勝ち。
「ハンターの距離パラメーターがレスキューの距離パラメーターに追いつく」→ハンターの勝ち。
「7ラウンド終わった」→勝利点の多い陣営の勝ち。
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勝利条件だけ見るとハンター側が有利なのだが、陣営の割合は半々。
多くの人狼系ゲームは全員善陣営を装うものだが、このゲームではいきなり「ハンターです!」と言っても、成り立つ気がする。
その場その場で、有利な陣営っぽい振りをするってことだろうか。
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「他プレイヤーの陣営カードを見る」ってことが出来ないゲームなので、理詰めで遊びたい人には向かないだろう。
カード運もあるので、気楽に遊べる「レジスタンス」だと考えると悪くは無い。
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ワレスらしさは全く無い。
唯一、「投票トークンは最初に配られるだけで補充が無い」って部分がそうかもしれない。