中世ヨーロッパでの領土争い。
慶應HQのゲームマーケット新作。
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ワーカープレイスメントでリソースや契約を獲得して、それで得たお金で陣取りや能力アップを行う。
陣取りによって盤面のカラーチップを獲得してくのだが、これがマジョリティ争いになっていると共に、色のセットコレクションで能力を開放できる。
能力コストはゲーム開始時に公開されていて、強そうな組み合わせはマジョリティ争いが激化するので、独自戦略を取った方が良いようになっている。
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ワーカープレイスメント部分にも特徴がある。
ルールを読んだだけだと、大した工夫ではない気がしたのだが、実際に遊んでみたら、戦略の幅とインタラクションを生み出していることに気づかされる。
この気づきの為にボードゲームを遊んでいるといっても過言じゃないからね・・・
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大学のサークルということで、人の入れ替わりによって、作風やクオリティの波があるんじゃないかと思ったのだが、杞憂だった。
重量級ゲームの要素を中量級に落とし込む作風は健在。
個々のシステムは他のゲームで見られるものだが、それらの繋がりが絶妙!
目標カードがランダム2枚っていうのは、ちょっと気になったが・・・(相反する2枚になることがあるので・・・)
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ハズレ無しで3作出して、今作もアタリ!
今回も予約も当日販売も即完売。
もっと数を作れるように、過去作も再販できるように、口を出さず金だけ出すパトロンの登場が待たれる。