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タグ: boardgame

エンシャントワールド

評価:5/10

エンシャントワールド

ワーカープレイスメントで帝国を大きくしたり軍隊を大きくしたりしつつ巨人を倒す。

「八分間帝国」作者の新作。

今度は90分かかる。

帝国を脅かす巨人っていうと、「パンタロス」を思い出すが、かなり趣は違う。

「パンタロス」が「進撃の巨人」なら、「エンシャントワールド」は「ワンダと巨像」。

プレイヤー間の殴り合いは無いし、巨人は積極的に襲ってこない。

ワーカープレイスメント部分もいくつかのアクションは早取り要素があるのだが、主要アクションに関しては被ってもゆるいコストで何人でも入れる。

自由に発展させて、軍隊もドンドン増強して、巨人をバシバシ狩る感じ。

苦しい感じはほとんどなくて、あっさりしたプレイ感。

清涼感ある巨人討伐ゲーム。

やりごたえを求めると肩すかし食らっちゃいそうだけどね・・・

スプラッシュ

評価:5/10

スプラッシュ

小型バランスゲーム。

順番にブロックを積んでいって、自分の手持ちブロックを最初になくしたら勝ち。

ここに、「積むブロックのフォロー義務」と「ブロックを隣に渡して積んでもらう」っていうルールを加えて、ちょっと新鮮なプレイ感に仕上げている。

あと、誰かの手持ちブロックが無くなる前でも、同じ人が何回も崩していると、そのプレイヤーの前のプレイヤーが勝っちゃう。

なので、崩れ具合を上手くコントロールして1人が負け過ぎないように気をつけないといけない。

パッケージが小さいのも特徴。上の写真の棒は「トランスアメリカ」とかの棒だ。

バランス感覚よりも器用さが必要かもしれない。

持ち運びが便利なのがメリットだが、崩壊時が地味。

ミニ版はよく作られるが、逆にラージ版を作ってほしいゲーム。

ヤードマスター

評価:5/10

ヤードマスター

資材カードを集めて、同じ色の車両を獲得する。

シンプルなカードゲーム。

資材カードのドローは山札か、捨て札の上からドロー。

で、手札に資材をためて、場に並べられた車両カードを獲得する。

車両カードは1~4の価値があって、同じ色の資材を価値分支払って獲得。

どの車両を獲得するのにも、1アクション使うので高い価値の車両のほうが効率は良い。

けど、資材集めるの大変って寸法。

で、獲得した車両は数字か色が一致しないと繋げられない。

繋げられない車両は操車場送り。操車場の車両は繋げられるようになったら勝手につながる。

あんまり差が出るゲームではないので、だいたい接戦になる。

で、最後は場に出てくる車両カードで勝敗が決まるんじゃないか?

場のサイクルが遅い少人数なら、もうちょいイケル気もする。

モンスターハント

評価:3/10

アイテムを使ってモンスターを捕獲。

アドルング。

2匹同時に出現するモンスターを見て、それらを同時に捕獲できるアイテムを素早く選ぶ。

一番素早く正解を選べたプレイヤーが得点獲得。

一番遅く不正解を選んだプレイヤーが得点を失う。(全員正解の場合は一番遅いプレイヤー)

各プレイヤーは同じ5種類のアイテムカードを持っているのだが、自分の前に5枚並べて場所を記憶して全部裏向きにする。

めくるまで表を確認できないので、覚えておく必要がある。

5枚ぐらいは覚えられるし、アイテムの使用頻度に偏りがあり過ぎる・・・

流石にもうちょいバランス取れた気がするが、これがアドルングクオリティ。

100!

評価:5/10

100!

リアルタイムで手札を揃える。

そこまで慌てなくて良い「ピット」。

手札に10枚の連番を揃えことを目指す。

手札交換はリアルタイム。

1枚場に出して他のプレイヤーと1枚交換なので、「ピット」式で1枚限定って感じ。

「ピット」と違って、余分な手札があるので他プレイヤーのキーカードを保持しつつ、自分の手札を揃えることができる。

これが「ピット」との違いを生み出している。

スピードだけじゃなくて、ある程度場の流れを見ることが大事になっている。

1,2回プレイする分には楽しいのだが、リアルタイムソートってのが作業っぽく感じられて疲れちゃう。

ゲームの合間とかにチョビッとプレイするのが良さそう。

メトロポリス

評価:6/10

メトロポリス

交渉による都市開発。

「チャイナタウン」+「ビックシティ」。

といっても、こちらが元。

シドサクソン作。

色んな建物があって、それぞれの価値が複雑に絡まっている。

家は公園沿いだと価値が高まったり、

工場と病院は同じ区画に置けなかったり、

同じ区画に家やアパートが立っていると学校の価値が高まったり。

どれも納得できるルールなのだが、初回プレイで全部を把握しつつプレイするのは困難。

慣れてくると、先の街並みを想像できそうな気はするが、やっぱり相互関係の把握が面倒。

ゲームとしては「チャイナタウン」や「ビックシティ」の方が洗練されているが、この先の見えない中、交渉する感じは独特で楽しい。

マルコポーロの足あと

評価:6/10

マルコポーロの足あと

ハンスのニュルンベルク新作。

「ツォルキン」のデザイナーコンビ。

ダイスプレイスメントでヴェネツィアから北京を目指す。

ラウンド開始時に各自がダイスをジャラーっと振って、それをアクションエリアへプレイスメントしていく。

アクションは資源やお金を得たり、資源を払って契約を達成したり、お金やラクダを使って旅をしたり・・・

とオーソドックスなアクションが並ぶ。

誰かがダイスを置いたアクションも後から使うことはできるのだが、追加コストが必要になる。

あと、旅をして街を訪れると、定期収入が増えたり、新アクションを使えるようになるパワーアップ要素もある。

というように、かなりオーソドックスな作りなのだが、一番の特徴はゲーム開始時に割り当てられるキャラクターの特殊能力。

「ツォルキン」の部族拡張でもあったやつね。

これが中々すごくて、

「振るダイスが1個増える」、「常にダイスを振らずに好きな目で置ける」、「マップ上をワープできる」。

一番強烈なのは「北京からスタートする」。北京を目指すテーマなのに、いきなりゴールしてるのだ。

かなりハチャメチャな能力ばかりなのだが、破綻しないようにマップや目的カードは調整されてるっぽい。

だけど、毎ゲームランダムで決まる街カードの並びが酷いと、キャタクター選びの段階で勝負が決まりかねない危うさはある。

あと、ダイスプレイスメントの常としてダウンタイムが長い。

ダイスの振り直しも出来るので、考えだすと永遠に考えちゃう。

ハンスらしい丁寧さは感じられるけど、新鮮味が薄く、驚きや発見がない。

その他大勢のハンスに分類されそう。

導入ルールでは最初からプレイヤーにキャラクターが割り当てられるのだが、自分でキャラクターや目的地を選ぶアドバンスルールの方が納得感があって良い。

サムライスピリット

評価:4/10

サムライスピリット

ボザの新作協力ゲーム。

「7人の侍」がモチーフらしいけど、なんか獣人化してるね。

基本的には、カードめくりのバーストゲーム。

プレイヤー毎に特殊能力があって、それを他のプレイヤーに渡すことができるので、それの使いどころが肝なのかな。

でも、考えどころはほとんどないので、カードめくってドン!ワーキャー!って感じでございます。

テンション高めで挑まねばならない。

キャッチマウス

評価:6/10

猫につかまらないように素早く逃げる。

反射神経ゲーム。

一人が猫役になって、ダイス目を一つ宣言。

宣言した目が出るまでダイスを振り続ける。

宣言した目が出たらネズミを捕まえる!

ネズミは逃げる!

それだけのゲーム!

が、シンプルなだけにドキドキする。

コマの可愛らしさは流石のハバ。

ステルテベッケル

評価:4/10

ステルテベッケル

海賊になって商船を襲う。

ハンスのダイスゲーム。2000年。

場に4枚置かれる商船に食料と海賊を送り込んで襲っていく。

商船には、襲うのに必要な食料の種類が描かれているので、それが揃ったら襲うことが出来る。

で、成否判定がダイスロール。

この時に、海賊カードを置いておけばダイス値にプラスできる。

あと、同じ商船を取り合ってるプレイヤー同士でのドンパチもあるよ。

っていう、何のヒネリもないルール。

だが、ハンスなら何かあるはず!と遊んでみたが・・・

結果は評価値の通り。

一緒に入ってたチラシを見ていると、この頃のハンスの勢いを感じ取れる。

「カルカソンヌ」「ハイパーロボット」「マンハッタン」「ドリュンタードリューバー」「チグリスユーフラテス」「サムライ」「エルグランデ」「操り人形」。

そんなスター軍団の中に「ステルテベッケル?」・・・浮き過ぎてて可愛くなっちゃう!