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タグ: 英数字

1984

1984

評価:4/10

昔の同名ディストピア小説のボードゲーム。
「1920 ウォールストリート」や「1906 サンフランシスコ」のデザイナー。エッセン新作。

全体主義国家での体制側の存在である思考警察となり国に尽くす。

8種類のアクションから2種類を行う。
色んなアクションがあるんだけど、イマイチ統一性が無いというか・・・デザイナーの意図がくみ取れない感じ。

その場その場で良さげなアクションを選択するだけになってしまった。

このゲームを遊ぶにあたって原作を読んだのだが、70年以上の前の小説とは思えないぐらい新鮮で面白かった。

3チャプターズ

3 Chapters

評価:5/10

おとぎ話のキャラクターを使ったカードゲーム。
アミーゴのエッセン新作。

トリックテイキングと銘打っているけど、主体はドラフト。

1~50のカードで、それぞれに異なるキャラクターが描かれている。

これを8枚配ってブースタードラフト。(最後の1枚は捨てる)

その後、それを使ってトリックテイキングを行う。
スートは無いので、順番に1枚ずつ出して、一番高いカードのプレイヤーがスタートークンを取る。
ほとんどのカードには得点能力があるので、条件が合えば得点トークンが貰える。
あと、出したカードは勝者が獲得するんじゃなくて、自分の場の脇に置いておく。

トリックテイキングを全て終えると、自分が出したカードが溜まっていると思うので、それらのカードのシナジー効果で再度得点する。

同じカードセットで2回得点できるっていうのが特徴。

ルールを読んで感じた範疇を超えない面白さではあるけど、みんなが知っているおとぎ話のキャラクターをテーマにしているので、能力が想像しやすく、ほのぼの楽しかった。

1980:システィーナ

1980:Sixtina

評価:5/10

ルーピングゲームズの19xxシリーズ。エッセン新作。
今回は、システィーナ礼拝堂の修復がテーマ。

カードを使って、公開されている絵画を修復していく。

カードに示された数字ぴったりのカードを出せると「優れた修復」でボーナスがもらえる。
カードに示された数字より大きいカードをプレイすると「正しい修復」でボーナス無し。

カードに示された数字より小さいカードをプレイした時が「慎重な修復」となるのだが、ここが今作の特徴。
他の修復だと、自駒を置いてマジョリティにからめるのだが、「慎重な修復」だと黒駒を置いて、(基本的に)マジョリティに絡めない。
代わりに、プレイしたカードを自分の前に置く。このカードはゲーム終了時にカードマジョリティ得点に影響する。
さらに、黒駒はその絵画のマジョリティ点を下げる効果がある。

「慎重な修復」は悪手っぽく見えるが、これを使いこなすことが今作の肝になりそう。

最近の19xxシリーズはコンポーネントに収め切られていない煩雑さを感じていたが、今作は真っ当なボリューム感に収まっている印象。
ただ、ドロー運に行動を決められる手なり感はあるかな・・・

7エンパイア

7 Empires

評価:6/10

インペリアル」を簡略化したようなゲーム。
ゲルツのエッセン新作。

ロンデルではなくなっているが、1回実行したアクションは3ラウンド先まで再実行不可になるロンデルっぽいシステム。

金の概念が無くなり、(ほとんどの)ラウンドの終了時に、各自1株ずつ獲得できる。
しかも、高価値の株から順に獲得していくので、筆頭が移動しづらいように感じた。

ただし、条件が揃えば、筆頭じゃなくても国をコントロールすることが出来るので、それを利用した動きもありそう。(今回は上手く使えなかったが・・・)

ラウンド毎に各国は1回ずつ行動するのだが、その順は固定では無くプレイヤーが選択するようになった。

規定ラウンドで終わるようになった。

ルール的にはシャープになってるしプレイ時間も短くなっていて、一見簡単になっているように思えるんだけど、「インペリアル」よりも(難しいというよりも)重く感じた。
よりウォーゲームっぽさが強調されている印象で、僕にその知識が無いのが原因かも。

根幹は一緒だけど、「インペリアル」とは別のゲームのように感じた。
久しぶりに「インペリアル」を遊んで比較してみたい!

D.E.I. :ザ・シタデル

D.E.I.: Divide et Impera – The Citadel

評価:5/10

D.E.I.」の拡張。
新たなリーダーの追加とシタデルモードの追加。

新たなリーダーは、既存のリーダーと入れ替えて使用できる。

シタデルモードでは、ボード中央に巨大なシタデルが登場する。
シタデル周りのエリアマジョリティを得ることでシタデルをコントロールできる。
ラウンド毎の得点カードのうち1枚がシタデル仕様になり、その得点カードで得点化するにはシタデルをコントロールする必要がある。

シタデル周りはイェーガードローンが周回していて、プレイヤー駒を除去してくる。

あと、アチャブ駒が追加され、ラウンド毎にアチャブカードが4枚公開される。
条件が揃えば、手札のアクションカードの代わりにアチャブカードを使用できる。
アチャブカードは通常よりも強力なアクションになっているが、アチャブ駒を含むアクションしかできない。

「D.E.I.」自体が久々だったので、拡張要素で視点がブレてしまって楽しみ切れなかった・・・
「D.E.I.」をやり込んだ人向けの拡張っぽい。

12チップトリック

12 Chip Trick

評価:5/10

12枚のチップを使ったトリックテイキング(?)。
日本の同人ゲームがマンドゥゲームスから製品化。

1~12のチップを均等に分配。
順番に1枚ずつチップを出し、一番高い数字を出したプレイヤーが今回出たチップの中から1枚を選択して「自分の前」に置く。
他のプレイヤーは時計回り順に余ったチップから1枚ずつ取り、「手札」に入れる。

これを繰り返していき、誰かの「手札」が無くなるとゲーム終了で、各自「手札」と「自分の前のチップ」の数字を合計する。
21以内で一番高い数字のプレイヤーが勝ち。
全員が21を超えた場合は、一番数字が高いプレイヤーの勝ち。

どんどん手札が見えてくるので、アブストラクトチックな動きになる。
トリック勝者は、赤いチップを優先して取らないとダメっていうルールのおかげで、大体終盤まで勝敗が確定しない感じにはコントロールできる。
終盤の流れを読み解くのが大事になってくるわけだが・・・勝者が一人っていうルールも相まって、「自分は勝てないが、どっちのチップを出すかで勝者を決定することになる」キングメイク問題がよく起こった。
まぁ、そこら辺をワーワー言い合いながら楽しむゲームってことかもしれない。

GPS

GPS

評価:4/10

ルーレットでやる「コンプレット」。
正確には同作者の「フィニート」のルーレット版かな?

1〜12のタイルを昇順に並べることを目指す。

ロケット型ルーレットを回して示されたマスに全員が自分のタイルを置く。
タイルは自由に選べるんじゃなくて、手札3枚から1枚を配置して、1枚ドロー。
そうやって、12個全てを配置し終えると、それ以降は配置済みのタイルを移動していく。

ルール自体に不満は無いのだが、コンポーネントに難あり!
ルーレットを回した衝撃でボードがずれてワーッ!となる。

更にタイルの横幅が広くてマスに収まらない。
特に緑タイルは幅広すぎて、皆に煙たがられたのは可哀想だった。

12リバー

12 Rivers

評価:4/10

1本に収束する川でセットコレクション。
ギミックが特徴の台湾発のボードゲーム。

12本の川が下に降りるごとに合流して最終的に1本の川になっているメインボード。
各川の一番上に玉がセットされる。
川のいずれかの場所に自分のストッパーを置いていき、全員が3本ずつストッパーを置くと、玉を転がす。
自分のストッパーに玉の中から1つだけを獲得し、他の玉は下流に流れる。

ストッパーは川以外に村にも配置でき、ここでは人物タイルを獲得できる。
人物タイルは玉を集めることで得点を生み出すセットコレクション目標。

ギミック以外には何の工夫もない・・・
ギミックの方も、予想外の動き!とか、ゲームシステムへの寄与は一切なく、ただの見せかけ・・・

小さい子供向けゲームとかなら、理解できるけど。
対象年齢10歳以上で、これはちょっといただけない・・

18

評価:5/10

使える数の指が制限されたジャンケン。
ダイソーの100円シリーズ。

各自18本の棒を持っている。
この棒を使って10回じゃんけんするだけ。

パーだと5本、チョキだと2本、グーだと0本の棒を消費する。
勝者は1点獲得。(6回目と10回目は2点)

最後まで使わなかった棒は1本あたりマイナス1点となる。

シンプルながら心理戦のフックとして上手く機能しているルール。

ただ、終盤に近付くにつれ緊張感が薄れて盛り下がる感じが惜しく感じた。
何かもう1要素を入れて深みを増してほしかった。
100円のゲームにそれを求めるのは酷だが・・・

TABOO GAME ~宝石泥棒の掟~

評価:4/10

他プレイヤーが仕込んだタブーを掻い潜り、宝石を集める。
同人ゲーム。

4色のダイスを振って、ダイス目に応じたアクションを実行する。
だが、他プレイヤーが仕込んだタブーと同じ行動をしてしまったら、ライフを失った上に手番終了。

ライフを失わずに出来るだけ価値の高い宝石を集めることを目指す。

ダイスロールと心理戦の融合。
心理戦が入ってるので、それが好きな人には良いかもしれないが・・・