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タグ: 英数字

12リバー

12 Rivers

評価:4/10

1本に収束する川でセットコレクション。
ギミックが特徴の台湾発のボードゲーム。

12本の川が下に降りるごとに合流して最終的に1本の川になっているメインボード。
各川の一番上に玉がセットされる。
川のいずれかの場所に自分のストッパーを置いていき、全員が3本ずつストッパーを置くと、玉を転がす。
自分のストッパーに玉の中から1つだけを獲得し、他の玉は下流に流れる。

ストッパーは川以外に村にも配置でき、ここでは人物タイルを獲得できる。
人物タイルは玉を集めることで得点を生み出すセットコレクション目標。

ギミック以外には何の工夫もない・・・
ギミックの方も、予想外の動き!とか、ゲームシステムへの寄与は一切なく、ただの見せかけ・・・

小さい子供向けゲームとかなら、理解できるけど。
対象年齢10歳以上で、これはちょっといただけない・・

18

評価:5/10

使える数の指が制限されたジャンケン。
ダイソーの100円シリーズ。

各自18本の棒を持っている。
この棒を使って10回じゃんけんするだけ。

パーだと5本、チョキだと2本、グーだと0本の棒を消費する。
勝者は1点獲得。(6回目と10回目は2点)

最後まで使わなかった棒は1本あたりマイナス1点となる。

シンプルながら心理戦のフックとして上手く機能しているルール。

ただ、終盤に近付くにつれ緊張感が薄れて盛り下がる感じが惜しく感じた。
何かもう1要素を入れて深みを増してほしかった。
100円のゲームにそれを求めるのは酷だが・・・

TABOO GAME ~宝石泥棒の掟~

評価:4/10

他プレイヤーが仕込んだタブーを掻い潜り、宝石を集める。
同人ゲーム。

4色のダイスを振って、ダイス目に応じたアクションを実行する。
だが、他プレイヤーが仕込んだタブーと同じ行動をしてしまったら、ライフを失った上に手番終了。

ライフを失わずに出来るだけ価値の高い宝石を集めることを目指す。

ダイスロールと心理戦の融合。
心理戦が入ってるので、それが好きな人には良いかもしれないが・・・

Le Chemin de la Maison

Le Chemin de la Maison

評価:5/10

小さなリスのピルエットを家に帰らせる協力ゲーム。
コロヴィーニの新作。

手番では、山からカードを1枚引いて、7スロットあるプロットボードのいずれかの空きスロットに裏向きで置く。
これを順番に繰り返して、プロットボードに5枚置かれると、プロットボードの左側のカードから1枚ずつめくって、示された方向にピルエットを進める。
この時、道が無い方向を示してしまうと、ペナルティとして山札から1枚を捨て札にする。

これを繰り返して、山札が尽きる前にピルエットが家に到着できると勝ち!

すごいシンプルな子供向けゲーム。
カードのめくり運が大きいが、他プレイヤーがプロットした位置からカード内容を予想するのはなんだか楽しい。

1%

1%: One Percen

評価:4/10

カードでやる「ブラフ(ライヤーズダイス)」の後、勝敗判定にダイスロール!

カード構成は5種類スート、1~5。(同じカード複数枚あり)

各自、手札3枚ずつ。
「カミナリが7」
「クローバーが9」
「サメが12」
というよるに、全員の手札に含まれるアイコンの数を競り上げていき、もう限界だと思ったら「チャレンジ」。
誰かがチャレンジすると全員がそのチャレンジに乗るか乗らないかを宣言。

実際に公開して、不正解プレイヤーはラウンドから抜け、残ったプレイヤーだけで同じことを繰り返す。

残りが1人になったプレイヤーがラウンド勝者で、3回ダイスロールすることが出来る。
10面ダイスを2個振って0のゾロ目が出ると勝利!
この確率がタイトルになっている「1%」ってわけだが、これだといつまでたってもゲームが終わらない。
ダイスロール1回を捨てて能力カード1枚を取ることも出来る。
「0じゃなくて3でも良い」とか「1個だけ振りなおせる」とかの能力を得ることで勝利の確率を上げることが出来る。

基本システムは「ブラフ」の流用なので普通に面白いのだが、オリジナルである部分の勝敗判定ダイスロールには不安しかない!
今回、程よいところで勝利確定して良かったが、下手すると1時間ぐらいやることになるんじゃないか・・・

GOL!

GOL!

評価:4/10

運要素なしのアブストラクトサッカーゲーム。
ポーランド発(?)

11個×2の選手駒とボール1つ。
手番では、全ての選手を3マスずつ動かした上で、ボールをキックしてパスを繋げていく。
キックのルールが良く出来ていて、ボールから一番近い敵駒との距離によって最大飛距離が決まる。
選手を密集させすぎると、空いたスペースにボールが出ると好きなようにボールをコントロールされてしまう。

チマチマしたプレイ感だけど、実際のサーカーの試合のような動きが自然と起こって「ほぉ」と感心することが何回かあった。

が!
ゴールを決めるのが難しすぎる!!
キーパーが有能だし、選手が全員遅すぎる!

他にもスローインやコーナーキックのルールがあるのだが、運要素のないゲームで自分でボールをコート外に出すことなんて、まぁ無い・・・
他にもあやふやなルールが多数なのだがルール最後に「このルールに記載されていない状況では、実際のサッカーのルールを適用してください。」って書いてあるのには笑った。

見どころはあるのに、残念な仕上がりのゲーム。

1902メリエス

1902 Méliès

評価:4/10

元祖宇宙映画と言われる「月世界旅行」の制作がテーマ。
ルーピングゲームの19xxシリーズ。エッセン新作。

基本システムはワーカープレイスメント。
だが、他プレイヤーの駒が置かれていても、無料で押し出せる。
むしろ、自分の手番に手元に駒が残っていないと駒を回収するだけで手番が終わってしまうので、他プレイヤーに押し出してもらうことが重要となる。

脚本を手に入れ、舞台を整え、キャストの位置を調整し、特殊効果を準備し、撮影してフィルムにし、白黒のフィルムに着色し、フィルム同士をつなぎ合わせる。

流れ自体は良いのだが、舞台やキャストの位置や特殊効果は他プレイヤーと共通の場を操作するってのに、デタラメさを感じてしまう。
他プレイヤーがピックする脚本をよく見ておいて、それに合わせるっていうのが面白どころなのだろうが・・・それが、そんなに面白くない!

「19xx」シリーズは小さい箱ながらボリュームのあるゲームを出していて注目していたのだが、ちょっと今回は捻りが無さすぎるかな・・・

Passt nicht!

Passt nicht!

評価:5/10

出せないカードを得点化できる「ウノ」。
新人デザイナー(今年はコスモスから「ウェーブ」も出している)。エッセン新作。

捨て札のカードと数字か色が一致するカードを出していく、いわゆる「ウノ」系のゲーム。
が、このゲームは手札をなくすことが目的ではない!

捨て札のカードと数字も色も一致しないカードを自分の前にプレイすることが出来る。(そうした場合、山からカードを1枚引く)
これらのカードは色ごとに分けてスタックしていく。
最終的に、この自分の前のカードがプラス点となる。
そうなると、「ずっと自分の前にカードをプレイするだけでいいじゃない!」となるが、自分の前のカードが捨て札のカードと色か数字が一致する場合「それが出せるでしょ!」ってことで、自分の前にカードをプレイすることは禁止される。

このルールによって、他プレイヤーの前のカードと合うように捨て札のカードを調整して、得点を吐き出させるいじわるプレイが横行しはじめる。

なかなか面白いゲームなのだが、ちょっと手なり感が強いかな・・・
もう一工夫で化けそうな気もするが。

5つの塔

5 Towers

評価:6/10

取る枚数で競る競り。
マジックメイズ」「ファン・ファクト」デザイナーのエッセン新作。

場に5枚のカードが並ぶ。
順番に「取る枚数」でせり上げ競りを行う。
競り落としたプレイヤーは、宣言した枚数だけカードを取り、自分の前に並べる。
各色の塔は1つずつしか存在できず、降順で積み重ねないとイケナイ。

自分の前に置けないようなカード枚数を宣言できないので、飛ばし過ぎると後半、何も言えない状況になってしまう・・・
塔の伸ばし方のバランス感覚が大事なのだが、引き運もそこそこあって遊びやすい。

シンプルながら王道感のあるカードゲーム。
新たな定番となりえるかも。

13ゴースト

13Ghosts

評価:4/10

相手の伏せたカードを当てる。
二人用ミニマル推理ゲーム。(4人だとペア戦)

カードは1~13の13枚だけ。
手札2枚から1枚を自分の前にセット、残った1枚を手札。
相手がセットしたカードを言い当てるのがゲームの目的。
手番では「手札を表向きで出してテキスト効果」か「手札を裏向きで出して相手のセットカード宣言」。

カード効果が強力なので、早々に3択ぐらいに絞り込める。
あと、相手の動き等からの推測であてずっぽ宣言!
大体、適当ヒットになる気がするので、当てた側も当てられた側も納得がいかない・・・