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タグ: 英数字

1%

1%: One Percen

評価:4/10

カードでやる「ブラフ(ライヤーズダイス)」の後、勝敗判定にダイスロール!

カード構成は5種類スート、1~5。(同じカード複数枚あり)

各自、手札3枚ずつ。
「カミナリが7」
「クローバーが9」
「サメが12」
というよるに、全員の手札に含まれるアイコンの数を競り上げていき、もう限界だと思ったら「チャレンジ」。
誰かがチャレンジすると全員がそのチャレンジに乗るか乗らないかを宣言。

実際に公開して、不正解プレイヤーはラウンドから抜け、残ったプレイヤーだけで同じことを繰り返す。

残りが1人になったプレイヤーがラウンド勝者で、3回ダイスロールすることが出来る。
10面ダイスを2個振って0のゾロ目が出ると勝利!
この確率がタイトルになっている「1%」ってわけだが、これだといつまでたってもゲームが終わらない。
ダイスロール1回を捨てて能力カード1枚を取ることも出来る。
「0じゃなくて3でも良い」とか「1個だけ振りなおせる」とかの能力を得ることで勝利の確率を上げることが出来る。

基本システムは「ブラフ」の流用なので普通に面白いのだが、オリジナルである部分の勝敗判定ダイスロールには不安しかない!
今回、程よいところで勝利確定して良かったが、下手すると1時間ぐらいやることになるんじゃないか・・・

GOL!

GOL!

評価:4/10

運要素なしのアブストラクトサッカーゲーム。
ポーランド発(?)

11個×2の選手駒とボール1つ。
手番では、全ての選手を3マスずつ動かした上で、ボールをキックしてパスを繋げていく。
キックのルールが良く出来ていて、ボールから一番近い敵駒との距離によって最大飛距離が決まる。
選手を密集させすぎると、空いたスペースにボールが出ると好きなようにボールをコントロールされてしまう。

チマチマしたプレイ感だけど、実際のサーカーの試合のような動きが自然と起こって「ほぉ」と感心することが何回かあった。

が!
ゴールを決めるのが難しすぎる!!
キーパーが有能だし、選手が全員遅すぎる!

他にもスローインやコーナーキックのルールがあるのだが、運要素のないゲームで自分でボールをコート外に出すことなんて、まぁ無い・・・
他にもあやふやなルールが多数なのだがルール最後に「このルールに記載されていない状況では、実際のサッカーのルールを適用してください。」って書いてあるのには笑った。

見どころはあるのに、残念な仕上がりのゲーム。

1902メリエス

1902 Méliès

評価:4/10

元祖宇宙映画と言われる「月世界旅行」の制作がテーマ。
ルーピングゲームの19xxシリーズ。エッセン新作。

基本システムはワーカープレイスメント。
だが、他プレイヤーの駒が置かれていても、無料で押し出せる。
むしろ、自分の手番に手元に駒が残っていないと駒を回収するだけで手番が終わってしまうので、他プレイヤーに押し出してもらうことが重要となる。

脚本を手に入れ、舞台を整え、キャストの位置を調整し、特殊効果を準備し、撮影してフィルムにし、白黒のフィルムに着色し、フィルム同士をつなぎ合わせる。

流れ自体は良いのだが、舞台やキャストの位置や特殊効果は他プレイヤーと共通の場を操作するってのに、デタラメさを感じてしまう。
他プレイヤーがピックする脚本をよく見ておいて、それに合わせるっていうのが面白どころなのだろうが・・・それが、そんなに面白くない!

「19xx」シリーズは小さい箱ながらボリュームのあるゲームを出していて注目していたのだが、ちょっと今回は捻りが無さすぎるかな・・・

Passt nicht!

Passt nicht!

評価:5/10

出せないカードを得点化できる「ウノ」。
新人デザイナー(今年はコスモスから「ウェーブ」も出している)。エッセン新作。

捨て札のカードと数字か色が一致するカードを出していく、いわゆる「ウノ」系のゲーム。
が、このゲームは手札をなくすことが目的ではない!

捨て札のカードと数字も色も一致しないカードを自分の前にプレイすることが出来る。(そうした場合、山からカードを1枚引く)
これらのカードは色ごとに分けてスタックしていく。
最終的に、この自分の前のカードがプラス点となる。
そうなると、「ずっと自分の前にカードをプレイするだけでいいじゃない!」となるが、自分の前のカードが捨て札のカードと色か数字が一致する場合「それが出せるでしょ!」ってことで、自分の前にカードをプレイすることは禁止される。

このルールによって、他プレイヤーの前のカードと合うように捨て札のカードを調整して、得点を吐き出させるいじわるプレイが横行しはじめる。

なかなか面白いゲームなのだが、ちょっと手なり感が強いかな・・・
もう一工夫で化けそうな気もするが。

5つの塔

5 Towers

評価:6/10

取る枚数で競る競り。
マジックメイズ」「ファン・ファクト」デザイナーのエッセン新作。

場に5枚のカードが並ぶ。
順番に「取る枚数」でせり上げ競りを行う。
競り落としたプレイヤーは、宣言した枚数だけカードを取り、自分の前に並べる。
各色の塔は1つずつしか存在できず、降順で積み重ねないとイケナイ。

自分の前に置けないようなカード枚数を宣言できないので、飛ばし過ぎると後半、何も言えない状況になってしまう・・・
塔の伸ばし方のバランス感覚が大事なのだが、引き運もそこそこあって遊びやすい。

シンプルながら王道感のあるカードゲーム。
新たな定番となりえるかも。

13ゴースト

13Ghosts

評価:4/10

相手の伏せたカードを当てる。
二人用ミニマル推理ゲーム。(4人だとペア戦)

カードは1~13の13枚だけ。
手札2枚から1枚を自分の前にセット、残った1枚を手札。
相手がセットしたカードを言い当てるのがゲームの目的。
手番では「手札を表向きで出してテキスト効果」か「手札を裏向きで出して相手のセットカード宣言」。

カード効果が強力なので、早々に3択ぐらいに絞り込める。
あと、相手の動き等からの推測であてずっぽ宣言!
大体、適当ヒットになる気がするので、当てた側も当てられた側も納得がいかない・・・

3000人のならずもの

3000 Scoundrels

評価:4/10

スリーブ内に透明カードと背景カードを合わせて入れて3000種類の特殊カードを作り上げる!
っていうギミック1つでゴリ押しのゲーム。
「トワイライト・インペリウム」「バトルスター・ギャラクティカ」のデザイナー。

システム自体は結構シンプル。
0~6のカードが構成される個人デッキから4枚を引き、それを1枚ずつプレイしていくだけ。

カードはマイボード上のスロットにプレイする。
例えば4番のカードスロットは「4金を得る」なので、ここに4のカードをセットして4金を得る。
が、カードは裏向きでセットするので、嘘をついても良い。
しかも、嘘をついてもアクション自体は実行可能!
他のプレイヤーは嘘だと思ったら、自分のチップをカード上に置いて、ラウンド終了時にブラフチェックできる。

特徴は、ならず者カード。
スリーブに透明カードと背景カードを1枚ずつ入れることで、2枚の能力が組み合わさったならず者が誕生する!
これらのカードを金で雇うことで、自分の各アクションを強化していくエンジンビルド。

特殊効果でワーワーかと思ったのだが、どちらかと言えばブラフ合戦でワーワーの方だった。
どっちのワーワーも苦手なジャンルなので、合わないゲームなことに変わりはないのだが・・・
得点経路が絞られていて遊びやすくしていたり、やらせたいことの焦点が絞られているのには好感が持てる。
そして、「2種類のカード組み合わせて3000種類!」が、とにかくやりたかったんだなっていうのは伝わってくる。

1998 ISS

1998 ISS

評価:5/10

国際宇宙ステーション(ISS)で様々なミッション達成を目指す。
ルーピングゲームズ。

手番では8種類のアクションのいずれかを選択して実行するだけなのだが、それらが入り組んでいる。
ロケットにワーカーやリソースを積み込み、そのロケットが打ちあがるとISSにワーカーやリソースが届く。
が、元からISSにいたワーカーは戻ってきてしまう。

自分のワーカーがISSに多くいる間に目標達成カードの達成を目指す。

重量級ゲームのシステムを小さいコンポーネントで実現している意欲作なのだが・・・
小さい箱に様々な要素を凝縮!っていうよりは「無理やり詰め込んだ」印象で、ルールが体に馴染まないうちに終わってしまった。

大箱でしっかりしたゲームボードが付いてたら、また印象が違ったかも。

E.T.

E.T. The Extra-Terrestrial: Light Years from Home Game

評価:5/10

映画「E.T.」のボードゲーム。
IPものを得意とするプロスペロ ホール作。

全員で協力してE.T.を母船に戻すっていう映画のストーリーまま。

手番は3アクション制。
移動と盤面のアイテムの回収がメインとなる。
手番毎にダイスを振って、その出目に応じて敵(エージェントやパトカー)が移動する。
子供やE.T.が捕まるとE.T.のライフポイントが減ってしまう。

同じ色のアイテムを対応するエリアに運ぶことでデバイスダイスっていうのを作れて、これをゴール地点に運ぶことで手番毎にデバイスダイスを振ることが出来るようになる。
デバイスダイスで当たり目が出ると、母船が近づいてくる。

母船がゴールに到達して、E.T.をゴールまで届けることが出来るとプレイヤーの勝利。

相変わらず、原作をゲームに落とし込むのが上手くて、E.T.を自転車のカゴに入れて運ぶのはもちろん、子供駒同士をくっつけることで、それぞれの能力を使ったり一気に長距離移動することが出来るようになる。

ゲームとしては、ちょっとダイスロール運のウェイトが重すぎる気がするが・・・
原作モノはこれぐらいが丁度良いのかも。

OK牧場

O.K. Corral

評価:5/10

カードをめくって、指示通りのアクションを行う。
反射神経パーティーゲーム。

指示の種類が多くて、10種類近くある。
反射神経以前に、これらを覚えるのが大変大変・・・

序盤は、カードがめくられて、「・・・これ何だっけ?」という状態に。

しばらくすると慣れてきてゲームになってくる。
立ち上がって敬礼したり、手を銃の形にして撃ち合ったり・・・
バカらしさが面白い。