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ロアリング・トゥエニーズ

Roaring 20s

評価:6/10

シンプルな競りゲーム。
コロヴィーニのエッセン新作。

恐竜カードを1枚ずつ競っていくだけ。
競りにはリソースカードを使う。
リソースカードの種類は、赤、緑、黄のスナックと、青の宝石。

恐竜カードが1枚公開され、これを競るのだが、恐竜ごとに競りに使用できるスナックの色が決まっている。
宝石カードは常に使用することも出来るが、スナックと宝石を混ぜて支払うことは禁止!

恐竜カードとは別に、リソースカードがプレイヤー人数ー1枚公開され、競りから降りたプレイヤーは1枚選んで獲得できる。
降りるのが遅くなるほど値の小さいショボイカードしか取れないことになるので、競りをこじらせるとヒートアップすることになる!上手い!

最終的に獲得した恐竜カードの素点とセット(同じ数字)とシーケンス(連番)のボーナス得点で勝負。

非常にシンプルなルールなのだが、そこからだけでは読み解けない面白さがあって唸らされた。
言ってしまえば、ほぼ競り値の相場変動の面白さだけなんだけど、4種類のリソースカードだけでそのうねりを表現しているのは匠の業だね。

ローリングフレイト

Rolling Freight

評価:6/10

ダイスをリソースとしたピック&デリバリー。

個人ダイス6個を振って、それをリソースとして色んなアクションを行う。

線路を敷いて、それを使って貨物を運ぶ。
他プレイヤーの線路も使うことが出来るがコストが高い&相手に得点が入ってしまう。

線路は好きな場所に敷けるわけじゃなくて、公開されている路線カードの中からしか選べない。
あと、ダイスの出目が合わないとできないアクションもあって、運要素もそこそこある。

路線カードがA,B,Cにグループ分けされていて出るタイミングがコントロールされているのが特徴。
後で出る路線を見越して、要所を抑えておくことも大事になりそう。

オリジナリティもありつつ、各要素も上手くまとまったゲーム。
でも、ゲームの内容に対してプレイ時間2時間は長すぎる気がする。
1時間ぐらいに抑えてくれたらなぁ・・・


浪費家倶楽部

The Prodigals Club

評価:6/10

おかしな遺言」の続編。
今回はお金を減らすだけじゃなくて、人気も無くして、選挙の票も減らしたい!

前作はお金を減らすだけだったが、今回は更に2つの要素「人気」と「選挙の票」も減らしたい!
3つの要素を同時進行で減らしていって、最終的に3要素の中で一番大きいものが自分の得点となり、一番得点の低いプレイヤーの勝ちとなる。

システムはシンプルなワーカープレイスメントになっていて、遊びやすい!
3つの要素のバランスを取りながら、とにかくものを減らしていくのは何故か爽快感がある。
断捨離的な魅力だろうか。

前作を遊んでから、だいぶ時間が経ったので正確に比較しにくいが、今作の方が分かりやすく面白い気がした。
お金だけじゃなくて、人気も無くしたいっていうのも変人っぷりに磨きがかかっていて良い!

遊びやすいし、テーマも丁度良いぐらいのクレイジー具合で万人受けしそう。
でも日本語版、出なかったのね・・・

ロックアップ

Lockup: A Roll Player Tale

評価:4/10

「ロールプレイヤー」の世界での刑務所が舞台。
「ダイスホスピタル」のデザイナー。

「モルゲンランド」にシステムがソックリ。
裏向きで置くのが2枚だけになっていたり、エリア1位のプレイヤーにマイナス効果のある疑惑トークンが付いたり・・・
何かと工夫の跡が見えるが、個人的には進化というよりは雑味に感じられた。

もともと「モルゲンランド」は好みでないので、この評価。
「モルゲンランド」が好きな人は遊んでみる価値はあるかも。

ロコモモ

Locomomo

評価:4/10

タイルの獲得方法が変に込み入ったタイルパズル。
BGAでプレイ。

場からタイルを獲得してマイボード上に配置していく。
マイボードは5×5のグリッドになっているのだが、各行は左から埋めていかなければならない。
あと、行や列に「ペアで置くと得点」や「同じ動物を置くごとに得点」や「別々の動物を置くと得点」等のルールがある。

場からタイルを取る時の処理がちょっと煩雑。
まず1枚タイルを選んで、そのタイルに示された動物のルールで移動する。
移動先にある同じ色のタイルを全て獲得する。

BGAだと、マウスを当てるだけでどのタイルが取れるかを示してくれるので、サクサク遊べたが・・・
リアルだったら、この確認が無駄な時間な気がしてならない。

あと、行や列を同じ色で揃えるとボーナス点が得られるのだが、この点が高すぎるように感じた。
各自が1色担当することにならざるを得ない・・・
変に絡むと、双方が沈むだけだ・・・

ロケットメン

Rocketmen

評価:6/10

宇宙開発がテーマのデッキビルドゲーム。
ワレス作。2021年。

地球の衛星軌道、月、火星を目指してロケットを打ち上げる。
ロケットを打ち上げるには色々と準備が必要で、まず計画カード、それに必要なロケットカードを何枚か、あと成功率を上げるためのアイテムカード。

準備が整ったら打ち上げを行えるのだが、0~4の数字が書かれた判定カードを規定枚数めくることで成否判定を行う!
1枚ずつめくって、無理だと感じたら中止することも出来る。
早めに中止するほど被害は抑えられ、すぐに再チャレンジできる。
ただ、最後の1枚までめくったうえで失敗した時が悲惨で、計画カード以外の全てのカードは捨て札になって、ほぼ最初から準備をやり直さないとイケナイ・・・

ルールを読んだ段階だと「ワレスって変なランダム要素好きだよなぁ・・・」と思ったのだが、よっぽど無茶をしない限り大失敗は起こらない。
終盤、逆転を夢見て大博打を打つのはありそうだけど、序盤は慎重に早めの中止をする感じは実際の宇宙事業の雰囲気と合っていて良い!

準備にまわしたカードは、打ち上げが成功or失敗するまでデッキに戻らないので、一時的なデッキ圧縮になるのは新鮮で面白かった。

ロストコード

The Lost Code

評価:5/10

シンク・ストレート」のリメイク。

詳しくは覚えてないが、ルール的な変更はないみたい。
拡張がついているみたいだけど、そっちは未プレイ。

「シンク・ストレート」はコンポーネントがチープだったが、それがリッチになった!
システムが地味なので、コンポーネントでそれを補えるようになったのは良いね。

ロビンフッドの冒険

The Adventures of Robin Hood

評価:5/10

ロビンフッドの一味となって、悪政と戦う。
アンドールの伝説」デザイナーによる同系統の協力ゲーム。

リトルジョン役のプレイヤーがやたらと「オープンワールドRPGだ!」と評していたが、物語から自分たちで解決方法を想像して動く必要があって、「北の洞窟で水晶を取ってこい!」と直接説明する昔のRPG程あからなさまな指示はなくなっている印象。
とはいえ、想像は容易なので迷子になることは無かった。

気になったのは、移動距離の曖昧さ。
移動駒を繋げて移動距離を測るのだが、全員協力っていうのも相まって、きわどい部分だと「オーケー!オーケー!届いた!」みたいに緩くなりがち・・・
結果、「アンドール」と比べると簡単にクリアできてしまった。
一人はシビアは監視役が必要だね。

ローリングランチ

Rolling Ranch

評価:5/10

酪農テーマの紙ペンゲーム。
「カートグラファー」のデザイナー。

ダイス2つを振って、「出た目の動物をマスに書く」か「出た目の資材を獲得する」かの2択。

基本的に同じエリア内に同じ動物を書いていく。
ダイスロールで2つともハートが出たら繁殖。
2匹以上動物がいるエリアの1マスを埋められる。

資材は建物の建設に使用する。
十分な資材が溜まると、好きなマスに建物を書いて、永続能力だったり得点が貰える。

建物派で行くか繁殖派で行くかの2択だと思うのだが、途中でスイッチすることは難しく、最初に方針を決めたらあとは突き進むのみという感じかな。

そこまで工夫は見られず・・・あえてこれを選ぶ理由は無さそう・・・

ロビンフット(アミーゴ)

Robin Hoods

評価:4/10

ロビンフットのように貴族から奪うか、他プレイヤーから奪うか・・・
シュティッヒルン」のクラウス・パレッシュ作。

手番では場からカードを1枚か2枚ドローして、役を出す。
役を出すのは任意だが、2枚ドローした場合はマストとなる。

役は2種類、「同色連番3枚」か「同値3枚」

「同色連番3枚」 の場合は、3枚の中の一番高い値のカードを得点として仮確保&3点ボーナス。
「同値3枚」の場合は、他プレイヤーが仮確保している1枚を奪って仮確保。

この攻撃要素が曲者!
攻撃された側が同じ数字1枚を出せれば防御出来るのだが、攻撃側のカードが「3色同値」の場合は防御不可。
防御できた場合、攻撃側も防御側もカードを1枚失うという攻撃推奨のバランス。

同じ色のカードを3枚仮確保すると、それらすべてを獲得できて奪われなくなる。

最大人数の6人で遊んだのも良くなかったのかも・・・
次の自分の手番が来るまで攻撃を耐えないとダメだし、連続攻撃から守ってくれるマリアンも機能しない。

我慢に我慢を重ねて3セット同時につくって確実に得点化していくしかないのか?

3,4人プレイなら、ギャンブルする選択肢もありそうだが・・・それでも遊びたいと思わせる魅力は無い・・・