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ロックハード1977

Rock Hard: 1977

評価:5/10

70年代の音楽業界で成り上がる。
実際に70年代に活動していたロックミュージシャンがデザイナー。

各ラウンドで昼、夜、深夜3つのフェイズで各自ワーカー1つだけのワーカープレイスメント。
技術を磨いたり、人気を得たりして、ライブを行える会場をアップグレードしてお金や得点を稼いでいく。

特徴はキャンディー。
キャンディーを使用するとアクションが1回増える!
ただし、ダイスロールチェックがあって、それに失敗すると、糖尿病で次ラウンドの昼がお休みになってしまう。
キャンディーや糖尿病という表現は、恐らく商業品と言うことを考慮した暗喩。

キャンディーの他にも、深夜のアクションはカードをめくって、示された選択肢から選択するっていう古臭い仕様。

色々と荒い感じのゲームだけど、テーマを考えるとこれで正解かも。

ローマ水道

Aqua Romana

評価:5/10

「チクタクバンバン」みたいに自駒を出来るだけ長く移動させる。
ウェスト・オブ・アフリカ」のデザイナー。2005年。

水路タイルを配置して自駒を水路に沿って進めていく。
水路が塞がれるか、自主的に駒を除去することで得点計算。
駒が進んできたタイル数分だけ得点獲得。

自駒同士のスタート位置が近いので、互いのコースが邪魔にならないように置く必要があるのだが、それが終わった中盤からは他プレイヤーとの潰し合いが激化してくる。

タイルの種類は4種類だけなので、配置パズル自体はそこまで難しく無いのだが、置けるタイルはボード外周の建築士駒によって決定される。
他プレイヤーの動き次第で建築士駒は動くので、計画もままならない。

1回遊ぶ分には面白いが、リプレイ性は低そうに感じる。

ロモロとレモ

Romolo o Remo?

評価:5/10

地道な文明発展ゲーム。
ラプラタ川」や「忘れられた惑星」のデザイナー。

各プレイヤーは労働者、探索者、兵士といった駒を動かしてアクションしていく。
最初は土地からリソースを獲得して、それを使って建物を建てることで様々な能力を得ていく。

このデザイナーらしいと言えばらしいんだけど、この工程が妙に細々していて、序盤は中々発展しない・・・3手番使ってようやく建物を1つ建てられる感じ。

このゲームの特徴は建物が共有物と言う部分。
兵士や傭兵で攻め込まれると、必死に築き上げたものを奪い取られることになる・・・
とはいえ、自分の本拠地から遠いエリアを奪う意味は薄いので、戦闘はそこまで起こらない。
拡大再生産のゲームなので、序盤に上手くいったプレイヤーが走るのだが、ルール的にトップを妨害する要素は無い。
「トッププレイヤーは殴れよ!」っていうことだろう・・・

独創的なルールを作るデザイナーなんだけど、どれも最後は戦闘で方を付ける感じでゲンナリしちゃう・・・

ロアリング・トゥエニーズ

Roaring 20s

評価:6/10

シンプルな競りゲーム。
コロヴィーニのエッセン新作。

恐竜カードを1枚ずつ競っていくだけ。
競りにはリソースカードを使う。
リソースカードの種類は、赤、緑、黄のスナックと、青の宝石。

恐竜カードが1枚公開され、これを競るのだが、恐竜ごとに競りに使用できるスナックの色が決まっている。
宝石カードは常に使用することも出来るが、スナックと宝石を混ぜて支払うことは禁止!

恐竜カードとは別に、リソースカードがプレイヤー人数ー1枚公開され、競りから降りたプレイヤーは1枚選んで獲得できる。
降りるのが遅くなるほど値の小さいショボイカードしか取れないことになるので、競りをこじらせるとヒートアップすることになる!上手い!

最終的に獲得した恐竜カードの素点とセット(同じ数字)とシーケンス(連番)のボーナス得点で勝負。

非常にシンプルなルールなのだが、そこからだけでは読み解けない面白さがあって唸らされた。
言ってしまえば、ほぼ競り値の相場変動の面白さだけなんだけど、4種類のリソースカードだけでそのうねりを表現しているのは匠の業だね。

ローリングフレイト

Rolling Freight

評価:6/10

ダイスをリソースとしたピック&デリバリー。

個人ダイス6個を振って、それをリソースとして色んなアクションを行う。

線路を敷いて、それを使って貨物を運ぶ。
他プレイヤーの線路も使うことが出来るがコストが高い&相手に得点が入ってしまう。

線路は好きな場所に敷けるわけじゃなくて、公開されている路線カードの中からしか選べない。
あと、ダイスの出目が合わないとできないアクションもあって、運要素もそこそこある。

路線カードがA,B,Cにグループ分けされていて出るタイミングがコントロールされているのが特徴。
後で出る路線を見越して、要所を抑えておくことも大事になりそう。

オリジナリティもありつつ、各要素も上手くまとまったゲーム。
でも、ゲームの内容に対してプレイ時間2時間は長すぎる気がする。
1時間ぐらいに抑えてくれたらなぁ・・・


浪費家倶楽部

The Prodigals Club

評価:6/10

おかしな遺言」の続編。
今回はお金を減らすだけじゃなくて、人気も無くして、選挙の票も減らしたい!

前作はお金を減らすだけだったが、今回は更に2つの要素「人気」と「選挙の票」も減らしたい!
3つの要素を同時進行で減らしていって、最終的に3要素の中で一番大きいものが自分の得点となり、一番得点の低いプレイヤーの勝ちとなる。

システムはシンプルなワーカープレイスメントになっていて、遊びやすい!
3つの要素のバランスを取りながら、とにかくものを減らしていくのは何故か爽快感がある。
断捨離的な魅力だろうか。

前作を遊んでから、だいぶ時間が経ったので正確に比較しにくいが、今作の方が分かりやすく面白い気がした。
お金だけじゃなくて、人気も無くしたいっていうのも変人っぷりに磨きがかかっていて良い!

遊びやすいし、テーマも丁度良いぐらいのクレイジー具合で万人受けしそう。
でも日本語版、出なかったのね・・・

ロックアップ

Lockup: A Roll Player Tale

評価:4/10

「ロールプレイヤー」の世界での刑務所が舞台。
「ダイスホスピタル」のデザイナー。

「モルゲンランド」にシステムがソックリ。
裏向きで置くのが2枚だけになっていたり、エリア1位のプレイヤーにマイナス効果のある疑惑トークンが付いたり・・・
何かと工夫の跡が見えるが、個人的には進化というよりは雑味に感じられた。

もともと「モルゲンランド」は好みでないので、この評価。
「モルゲンランド」が好きな人は遊んでみる価値はあるかも。

ロコモモ

Locomomo

評価:4/10

タイルの獲得方法が変に込み入ったタイルパズル。
BGAでプレイ。

場からタイルを獲得してマイボード上に配置していく。
マイボードは5×5のグリッドになっているのだが、各行は左から埋めていかなければならない。
あと、行や列に「ペアで置くと得点」や「同じ動物を置くごとに得点」や「別々の動物を置くと得点」等のルールがある。

場からタイルを取る時の処理がちょっと煩雑。
まず1枚タイルを選んで、そのタイルに示された動物のルールで移動する。
移動先にある同じ色のタイルを全て獲得する。

BGAだと、マウスを当てるだけでどのタイルが取れるかを示してくれるので、サクサク遊べたが・・・
リアルだったら、この確認が無駄な時間な気がしてならない。

あと、行や列を同じ色で揃えるとボーナス点が得られるのだが、この点が高すぎるように感じた。
各自が1色担当することにならざるを得ない・・・
変に絡むと、双方が沈むだけだ・・・

ロケットメン

Rocketmen

評価:6/10

宇宙開発がテーマのデッキビルドゲーム。
ワレス作。2021年。

地球の衛星軌道、月、火星を目指してロケットを打ち上げる。
ロケットを打ち上げるには色々と準備が必要で、まず計画カード、それに必要なロケットカードを何枚か、あと成功率を上げるためのアイテムカード。

準備が整ったら打ち上げを行えるのだが、0~4の数字が書かれた判定カードを規定枚数めくることで成否判定を行う!
1枚ずつめくって、無理だと感じたら中止することも出来る。
早めに中止するほど被害は抑えられ、すぐに再チャレンジできる。
ただ、最後の1枚までめくったうえで失敗した時が悲惨で、計画カード以外の全てのカードは捨て札になって、ほぼ最初から準備をやり直さないとイケナイ・・・

ルールを読んだ段階だと「ワレスって変なランダム要素好きだよなぁ・・・」と思ったのだが、よっぽど無茶をしない限り大失敗は起こらない。
終盤、逆転を夢見て大博打を打つのはありそうだけど、序盤は慎重に早めの中止をする感じは実際の宇宙事業の雰囲気と合っていて良い!

準備にまわしたカードは、打ち上げが成功or失敗するまでデッキに戻らないので、一時的なデッキ圧縮になるのは新鮮で面白かった。

ロストコード

The Lost Code

評価:5/10

シンク・ストレート」のリメイク。

詳しくは覚えてないが、ルール的な変更はないみたい。
拡張がついているみたいだけど、そっちは未プレイ。

「シンク・ストレート」はコンポーネントがチープだったが、それがリッチになった!
システムが地味なので、コンポーネントでそれを補えるようになったのは良いね。