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リガ

評価:4/10

交易で建物を建設する。

「アークライト」や「ジェンテス」のデザイナー新作。

交易品を使って、建物を建てて名声を得る。

カタン式の手番順で交易品か建物を獲得する。

建物建設は交易品をコストとして使うのだが、建てる建物によって交易品の価値が異なる。

この時、基本的にお釣りが出ないのだが、同じ色の建物ならコストを合算して払っていいのでちょっと効率的に建てることが可能。

あとは、建物にちょっとした特殊効果が付いているので、そこら辺をうまく活用してね。ってぐらいで、この上なく平凡。

インタラクションも見えづらく、淡々とゲームは進む。

10年前なら通用したかもしれないが、今の時代にコレは通用しない!

リワールド

評価:7/10

宇宙の開発競争テーマ。

クラマー&キースリングのエッセン新作。

前半と後半に分かれている。

前半は自分の宇宙船の左側にタイルを右詰めで配置していく。

後半は左側に溜まったタイルを右側に移動していく。

この時、各列の左端からタイルを取ってくってのがミソ。

前半でタイルは右詰めで置くのに、後半では左から使っていく。

つまり、前半で早めに取ったタイルは、後半には遅く出すことになる。

逆順でプロットする形になるのだ。

前半のタイル獲得は場にカードを配置して、その場のタイルを獲得していく形。

カード配置には縛りがあって、隣接する場所にカードが置かれている場合は同じ数字のカードを出すか任意の2枚を出さないとイケナイ。

更に、取ったタイルを自分の宇宙船のどの列に置くかはプレイしたカードの数字で決まる。

中々思い通りにはやらせてくれない。

得点は、ゲーム終了時のマジョリティ得点だったり、条件達成早取り得点だったり、ここは普通。

最初はなんともぼんやりしたプレイ感で「これは・・・やっちまったな・・・クラキン・・・」と思っていたのだが、前半の終盤には流れが見えてきて俄然面白くなってくる。

後半は、前半の答え合わせ的なものかと思っていたのだが、マジョリティ得点と早取り得点があるので、ちょっとしたハンドリングも必要。

「落水邸物語」に出会ったときに、逆プロットシステムの可能性を感じたのだが、まさかのクラマー&キースリングがまとめてきた!

「いつものクラマー&キースリング」と言わせない独自性のあるゲームになっている。

遊んだ後は印象的は良かったんだけど、思い返してみると展開の狭さや細かい粗が気になってきた。

慣れてきたら、毎度同じ展開になるのか、更なる深みが見えてくるのか・・・

このつかみ切れない感じがこのゲームの魅力なのか・・・今、一番再戦してみたいゲーム。

リビングデッド・ティル・ドーン

評価:4/10

ゾンビを倒しながら日の出まで生き延びる。

2006年の同人ゲーム。

手番プレイヤーから順番に武器カードを出してゾンビにダメージを与えて除去していく。

ゾンビが多く残っていると、手番プレイヤーがダメージを食らうだけので、手番プレイヤー以外は基本的に消極的。

ただ、ゾンビに止めを刺したら得点となるので、そこらへんも考えて武器カードを選んでいく。

全員が死ぬか、日の出カードが4枚めくられたらゲーム終了。

ゲーム中に倒したゾンビによる得点で勝敗を決する。

出た当初はそこそこ話題になった気がするのだが、改めて遊んでみるとなかなかか厳しい・・・

リーグ・オブ・シックス拡張:忠実な協力者

評価:6/10

徴税人となって6都市から税を徴収。

ラウンド毎に、どの都市にどのプレイヤーが行くのかを決めるのだが、その方法がところてん競り。

ただ、ちょっと変わっているのは、追い出したプレイヤーは追い出されたプレイヤーにビッド額を支払う。

これによって得た資金を元に、追い出されたプレイヤーは別の都市をオーバービッド出来るってわけだ。

動きが読みにくくて面白い。

それぞれの都市が確定したら、六角タイルを回転して徴収する物資を確定する。

馬を多く獲得した順に、国に納める物資セットを選んで対応する物資を支払っていく。

自分だけでセットを完成できなくても、他のプレイヤーで支払えるプレイヤーがいれば強制で支払わせられる。

セットが完成したら、セットを選択したプレイヤーがボーナスを得られる。

独特なルールを取り入れつつも上手くまとまっている。

今回、いきなり拡張入りだったが、こっちの方が良さそう。

基本ゲームだとタイルが完全ランダムなのだが、拡張だと、1,2ラウンド用、3,4ラウンド用、5,6ラウンド用にわかれていて調整がしっかりされている。

5,6ラウンド用は得点系になっているのだが、これはゲーム開始時から公開されているので、そこを目指してプレイすることが出来る。

公開情報が多いので、悩みだすとトコトン悩んじゃうのがネックか・・・

リンゴのゲーム

評価:3/10

ルーレットを回してリンゴ狩り。

4~7歳向け。

ルーレットを回してリンゴをかごに入れたり、かごから出したり、1回休んだり。

かごにリンゴが10個たまったら勝ち。

選択肢皆無の完全なる運ゲー。

対象年齢を見るとわからなくはないが・・・

コンポーネントによるプリミティブな楽しさも無くて工夫が感じられれない。

リスボア

評価:5/10

「ヴィニョス」や「ギャラリスト」デザイナーの新作。 

大地震後の復興がテーマ。

手番では、手札5枚からカード1枚をプレイするだけ。

なのだが、そのあとの処理は多岐にわたるので、シンプルではない!むしろ選択肢は膨大。

自分の部下を配置したり、船を買ったり、貿易したり、生産建物を建てたり、公共建物を建てたり・・・

各要素が絡み合っているのだが、とにかく見通しが悪い!

システム的に何に効いているのかよくわからない物もあるし、アイコン化やボードデザインがイケテないのが原因じゃなかろうか。

てんこ盛り系長時間ゲームは苦手ジャンルなのだが、このデザイナーは輪をかけて苦手。

意図的に理解しづらくしているようにすら感じる。

リーダーズ・オブ・ユーフォリア

評価:5/10

「ユーフォリア」の世界観を引き継いだ人狼系ゲーム。

元となった「ユーフォリア」とシステムは全く別物。

システム自体は別の元ゲームがあるみたい。

2つの陣営に分かれてお互いのリーダーの暗殺を目指す。

正体カードは3枚ずつ配られる。

各陣営が混ざることがあるのだが、その場合は数が多い方が本当の陣営となる。

また、各陣営1枚ずつリーダーカードがあり、これを持っていると問答無用でその陣営となる。

時計回りに手番が回る。手番では

「アイテムカードを使う」

「光線銃を持つ」

「他プレイヤーの正体カードを1枚除く」

「自分の正体カード1枚を裏に戻す」

「光線銃を撃つ」

のいずれかを行う。

「アイテムカードを使う」と「光線銃を持つ」はコストが必要で、そのコストは「自分の正体カード1枚を表向きにする」。

このコストの支払い方は面白い!

あと、脱落が無いのも特徴で、殺されたプレイヤーは第3の勢力ウェイストランド人となる。

死ぬことも無いし、勝利条件も増えるのでむしろ強くなってるんじゃないかな。強すぎる気もする・・・

ベースシステムは新しさもあって面白いのだが、気になるのはアイテムカードの多様さとハチャメチャさ。

アイテムカードの種類を絞ったらもっと洗練される気がするが・・・そういうベクトルのゲームではないのかな?

リンク(ギプフシリーズ)

評価:6/10

ガチガチのアブストラクト。

ギプフシリーズの第7弾。

5色の駒とジョーカー駒をランダムに盤面に置く。

駒(スタック)を一直線移動して重ねる。

これを繰り返していって、自分の色が一番上の5色スタックを完成させることを目指す。

最大の特徴は、プレイヤーの色が最初は決まっていなくて、途中に自分自身で決めるってルール。

自分の色は2色まで決められので、最終的には2色vs2色になる。

最初の1色は指針決めとして気楽に決められるのだが、2色目はかなりの決断力を求められる。

1色目を決定しやすくするためのジョーカー駒の存在や、色を決定すると移動の自由度が増すルール等々、全てのルールが上手く噛み合っている気がする・・・

気がするのだが・・・

やはりギプフシリーズは守備範囲外。ガチガチすぎて遊んでいて泣きそうになる。

ギプフシリーズから破門された「タムスク」ぐらいの方が好み。

リュテス

評価:5/10

対象をクローズにした競り。

A~E、Ⅰ~Ⅴの各場所に1枚ずつカードが並べられる。

各プレイヤーはA~EとⅠ~Ⅴのカードを持っていて、そこから2枚を選んで伏せる。

その後、「伏せたカードの上に」コインを置いていく。

全員が気が済むまでコインを置いたら、カードをオープンしてバッティングしてなかったら指定場所のカードを獲得できて、バッティングしていたら事前に置いていたコインの数で誰が獲得するか決まる。

オープン前のコイン置きがこのゲームの見所。

「1金置くわ!」「じゃあ、俺は2金置く!」「じゃあじゃあ、3金にするわ!」みたいなやり取りをしたうえで、オープンしたら、全然バッティングしてなかったりする。

フワフワしたビビりあいが面白い。

最終的に獲得したカードのセットコレクションやらマジョリティで得点計算。

今回5人プレイだったので、視点が定まらず心理戦に注力できなかった。

3人プレイぐらいの方が、魅力を引き出せるかもしれない・・・

リッチモンド貴婦人

評価:5/10

遺産相続をめぐってのハチャメチャ競り。

HABAの大人向けシリーズ。エッセン新作。

場に7枚のカードを裏向きで並べる。

順番に1枚ずつめくっていくのだが、好きなタイミングで誰でも中央の駒を取って競りを開始できる。

競りはオーソドックスな時計回り競り上げ。

競り落としたプレイヤーが表向きになっているカード全てを獲得。

カードは基本的に得点or失点なのだが、4枚ある「所持金リセット」カードがこのゲームの肝。

このカードがめくられると、即座に全員の所持金が10金にリセットされる。

山札は完全ランダム!

いつ「所持金リセット」が起こるかをドキドキするわけだ。

展開はかなり大味だが、展開は早いのでパーティーゲーム的に楽しめる。

ただ、システム的に見ると厳しいものがあるので、軽い気持ちでプレイするのが吉。