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ピクトマニア(新版)

Pictomania

評価:7/10

素早く描くことが大事なイラストゲーム。
「コードネーム」のフヴァチル。

似通ったお題の中から各自1つずつ自分のお題を決められる。
「よーいスタート!」で自分のお題を描く!
イラストが描き終わったら、他プレイヤーのイラストを見て、どのお題かを予想!
早く当てる程高得点!
自分のイラストは、他プレイヤーに当ててもらえなければマイナス点となる。

丁寧にイラストを描いていると、予想開始も遅くなる。
素早く且つわかりやすく描く!

かなりシンプルなルールで、すぐに理解できるしテンポも良い!
4ラウンドのフルゲームでも15分ぐらいで終わるのも良い!

新版になって、ルール簡略化されているみたい。
アクが抜けて洗練されている。

一般的なお絵かきゲームかと思ってたけど、
想像していた倍は良く出来ていた。

ビブリオス:羽ペンと羊皮紙

Biblios: Quill and Parchment

評価:6/10

「ビブリオス」ダイスゲーム。
デザイナーも変わらず。

元ゲーム同様、前半後半にわかれている。

前半は全員が同じ構成のダイス(本ダイス3個、旅ダイス1個、影響力ダイス2個)を振る。
3回リロールできるが、少し変わっていて「全てのダイスをリロール」or「1個だけ選んでリロール」。

本ダイスは出目のマークに対応したトラックを進める。
本には5種類のジャンルがあって、ゲーム終了時にマジョリティ得点。
「ビブリオス」同様、各ジャンルの得点の上げ下げもプレイヤーが行う。

旅ダイスは数字分だけ旅トラックを進めて、対応するボーナスを得る。

影響力ダイスの出目分だけの影響力を得られる。

後半は、プレイヤー人数分のダイスセットを振る。
握り競りでダイスセットの獲得順を決める。
競りで使うのは前半で集めた影響力。

「ビブリオス」の大筋は保ったまま軽いプレイ感になっている。
お手本のようなダイスゲーム化。

ヒット!

HIT!

評価:6/10

ファミリーインク」のカード版という感じのゲーム。

大枠のルールは同じだけど、細かく違う。

・プレイヤー人数が5人までに。
・他プレイヤーが仮確保しているのと同じ数字をめくった「瞬間に」カードを奪う。
・宝石ルールがなくなっていて、3枚目まではバーストしないルールになっている。
・山札切れでゲーム終了に。

「ファミリーインク」から評価ダウンの理由は最後2つの変更点が大きいかな。
この変更で、中盤で勝てないプレイヤーが生まれがち。
奪うタイミングの変更も逆転しにくくなっている気がするし、他プレイヤーのバーストへの関心が薄れるので良くない気がする。

あと、自分でめくるタイルを選べるのと山札からめくるのとでは、(理論的には意味が一緒でも)気持ちの入り方が違う。
バーストゲームなのでなおさら!

唯一、「ヒット!」の方が優れているのは箱が小さくて持ち運びやすいところと価格かな。
「ファミリーインク」は無駄に箱がデカくて、それに伴い価格も高めなのがネック・・・

ヒポクラテス

Hippocrates

評価:6/10

古代ギリシャの医者「ヒポクラテス」に認められるように病院経営。
「トロワ」の(じゃないほう?)デザイナー新作。
先日まで、キックスターターで出資募集していたゲーム。
Tabletopiaでプレイ。

患者を獲得し、薬を手に入れ、医者を雇ってくる。
患者に必要な薬とその薬を使える医者をセットにすることで患者を治療する。

患者は獲得した瞬間に治療費を払ってくれ、治療することで勝利点を得られる。
患者の治療にはタイムリミットがあって、2ラウンド放置してしまうと死んでしまって失点となる。
医者も治療できる患者の数が決まっていて、その数だけ患者を治療すると引退して勝利点を得られる。
引退させない限り給料を払い続けないといけないので、患者と医者のパズルで効率の良い治療をすることが大事になる。

お金やリソースが常にカツカツなので、プレイ感はツラい寄り。
個人的には好きなバランスだけど、トレンドから言うとシビア過ぎるかもね。

ヒドゥン リーダーズ

Hidden Leaders

評価:5/10

正体隠匿で2つの勢力を陰で操る。
新人デザイナー。キック発。Tabletopiaでプレイ。

赤陣営と緑陣営の勢力を上げ下げして自分の好みの状態に近づけていく。

自分の秘密の役職が
「赤」なら赤陣営の勢力が緑陣営よりも2以上高い。
「緑」なら緑陣営の勢力が赤陣営よりも2以上高い。
「青」なら赤陣営と緑陣営の勢力差が1以内。
「黒」なら赤勢力も緑勢力も勢力が規定以上になっている。
ことを目指す。

手番でやることは単純で手札から1枚出して効果は発動。
そして、出したカードを自分の前に表向きで置いておく。

いずれかのプレイヤーの前に表向きのカードが6枚以上置かれたらゲーム終了。(5人プレイ時)

このゲームで面白いのは、各自に配られる役職カードには「赤と黒」や「赤と緑」のように2色描かれている。
どちらかの色の目標を達成すれば勝利にからめる。
勝った色の役職が複数いる場合は(5人プレイだと絶対いるのだが)自分の前にその色のカードが多いプレイヤーが勝つ。
ひいきの色をプレイすると正体がバレやすいが勝利には近づくっていうジレンマ。

これらのルールが中々良くできていて、新しい面白さが生み出せている。

好みのゲームでは無いけど、好きな人には刺さりそうなゲーム。

ビッグシティ:20周年記念版 拡張セット

Big City: 20th Anniversary Jumbo Edition – Urban Upgrade

評価:6/10

新版「ビッグシティ」に新建物追加、5人プレイ可能にする拡張セット。

新建物は「学校」「警察署」「駐車場ビル」「病院」。
そこまで大きな影響は無さそうだけど、「病院」だけは序盤、中盤に大量得点を生み出す可能性があるので、ある程度マークして置かないとゲームを壊しちゃうかも・・・

あと、ウォーターフロントっていう土地ボードが追加されたけど、影響は小さそうで全く使いこなすことが出来なかった・・・
もしかしたら、公園や工場と言ったお邪魔アイテムなのかも・・・

5人プレイ用として、0番代と90番代の土地ボードが追加されている。
旧版だと5人だと狭すぎるって話は聞いたことがあったので、それの解消かな?

5人プレイと言うこともあってか、新版で追加された「再開発フェイズ」の煩雑さが目立った・・・
拡張を入れる前からこの「再開発フェイズ」には懐疑的だったんだけど、やっぱり「ビッグシティ」は、ある程度カード運に翻弄されるぐらいが丁度良い気がする。
序盤にあえて点数を抑えるのも古臭いしね・・・
新版でも「再開発フェイズ」を抜いて遊ぶようにしようかな。(もしくは市役所が建つまでとかで)

ヒーフー!!(仮コンポーネント)

Hii Fuu!!

評価:6/10

2回だけトリックを取ることを目指す。
次の大阪、東京ゲームマーケットで発売される同人ゲーム。
ボードデータとルールが公開されていたので、代用品で遊んでみた。

4スート、1~15。(5人プレイ時)
マストフォロー、切り札無し。

カードは配りきり12枚ずつなのだが、最初に3枚を選んで捨てる。
残った9枚で9トリック。
目標は2トリック「だけ」勝つこと。
1トリックだけだったり、3トリック取ったら無得点。

ルールはこれだけ!
が、得点の工夫が秀逸!
より後に2トリックを達成したほうが高得点となっている。
これによって、「ささっと2トリック取って、後はガチ降り!」みたいな安易な作戦は通用しない!

更に、ラウンドが進むごとに獲得点数が増えるようになっていたり、10点獲得でサドンデスと言うルールが緊張感や起伏を生み出していて、ずっとダレずに緊張感が続く。

シンプルなルールの肝が最大限に生きるように丁寧に調整したんだろうなぁと想像できて感心させられっぱなしだった。

トリックを取るごとに「ヒー」「フー」って言わなければならないルールも、何気にゲームの楽しさに貢献してる気がする。
「もう、フーしちゃったよ!」とか「勝つには奴をミーさせるしかない!」とか程よい隠語感がゲームを盛り上げてくれた。

抜けるカードが多いので、そこまでシビアなゲームでは無い。
終盤のギャンブル感も「運ゲー」と言うよりは緊張感に繋がっているように感じた。
トリックテイキング好きは、持っておいて損は無いんじゃないかな。

カードイラストもかっこよさそう。
是非とも本物を手に入れて4人でも遊んでみたい。(5人も面白かったけど、真価を発揮するのは4人な気もしている)


(追記)
4人でも遊んでみたけど、思った以上にプレイ感が変わった・・・ダメな方に。
5人と変わらず9トリックなので、全員が2トリックずつ取っても1トリック余る。
「トリックを取りたくない」方に思考が働く。
そのうえで、手札13枚から4枚も捨てるのでボイドだらけ。
プレイヤー人数が減っていることもあって、序盤でも2や3の低いランクでもトリックに勝ってしまうことが多々起こる・・・
と言うことで、5人プレイがオススメ。
4人プレイなら、
「1~9のみ使って、2枚捨てて7トリック中2トリックで得点」
当たりのバランスが好み。

ビス20

Biss 20

評価:6/10

1から20までカウントアップする協力ゲーム。
ブルクハルトのエッセン新作。

時計回り順に「1」「2」「3」「4」・・・と続けて「20」を言うことを目指す。
これだけだとめちゃくちゃ簡単なので、もちろん捻りがある。

まずゲーム開始時に数字カードを2枚めくって、それらの数字の言う順番を入れ替える。
例えば「3」と「6」がめくられた場合、「1,2,6,4,5,3,7、8・・・」と言わなければならない。

無事「20」まで言い終わることが出来れると、
数字カード1枚とタスクカード1枚をめくって、その数字の時にやらなければならない「タスク」が追加される。
タスクは
・「コケコッコー」と言う
・足を踏み鳴らす
・歌うように数字を言う
等々・・・色んなバリエーションがある。

既定枚数のタスクを達成できると勝ち。
既定回数失敗すると負け。

ルール読んだだけだと簡単かと思ったのだが、実際やってみると緊張感がスゴイ!
協力ゲームなので、絶対ミスできない!という程よいプレッシャー。
このプレッシャーが強すぎる場合は、個人戦バリアントもあるので安心。

「7人のマフィア」もそうだけど、カウントアップは謎の高揚感を生み出すね。

ピープル・ウィズ・メモリー

People with Memory

評価:4/10

世界の偉人が描かれたカードを使った2種類のゲームが遊べる。
ポルトガルのピタゴラス発。

13種類のジャンルに赤、青、緑、黄の4枚。
ランクの概念は無いけど、トランプと似た構成。

1つ目のゲームは、ほぼ「ダンシングドラゴン」。
訳の種類は無く、同じジャンルを4枚集めるのみ。
なので、サインも1種類のみでOK。
なぜか、プレイ人数が4人までに限定されている・・・

2つ目のゲームは、ほぼトランプの「カルテット」。
手札が配りきりじゃなくて、手番の最後に山から1枚引く。
ただし、引いたカードは公開してから手札に入れるので、直ぐに他プレイヤーに奪われてしまう。

どちらのゲームも、元のゲームの面影が強すぎる・・・
変更要素もプラスに働いているように見えない。

ピタゴラス

Pitagoras

評価:4/10

ダイス+カードの「ハゲタカの餌食」スゴロク。

「ハゲタカの餌食」のバッティングキャンセルシステムを使ったゲームは沢山あるけど、オリジナルを超えるゲームは無い・・・
心理戦はシンプルが良い!