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種火

評価:6/10

邦題はえらく重厚な雰囲気があるが、箱絵は見るからにバカゲー。

テーマも意味不明で囚人がマッチロケットで太陽へ突っ込むレースゲーム。

キースリング単独作。

赤・黄・青のロケットのどれかに乗り込んで惑星を経由しつつ最終的に太陽に突っ込むとゴール。

ゴールすると、サングラスを手に入れ、再び地球へ飛ばされる。

2つのサングラスを手に入れれば勝利!

惑星にはどのロケットがどちらへ飛ぶか示されていて、上手くやれば連鎖的にどんどん進むことができる。

が、行動は同時出しなので、他のプレイヤーによって惑星を回転されて、訳の分からない方向へ飛んで行ってしまうことも・・・

他に宇宙レースと言えば、「コスモノーツ」があるが、どちらも好き。

宇宙にはロマンを感じない方なんだけど、宇宙レースは好きみたい。

「どこ行っちゃうんだよ~!!」っていうハプニングが好きなのかな・・・?

逮捕しちゃうぞカードゲーム・史上最速ハリケーンレース

評価:5/10

キャラクターもののカードゲーム。

システムはブラフゲーム。テーマはレース。

原作は読んでないので、思い入れはない。

手札カードには100~200kmのスピードカード。

順番に10kmずつ速いスピードカードを出していく。

裏向きに出すので、嘘をつくこともできる。

嘘を見破られると、アクシデントカードをめくって悪いことが起こる。

そうこうやって、全員が手札を使い切ったらゲーム終了。

順位によってポイント獲得する。

カードは配りきりなので、意外とカードハンドリングが楽しめる。

また、手札が無くなるとガス欠になって、見ているだけになる。

手番には無条件に順位が一つ上がるので、手札差が大きいと、最後に一気に大逆転なんてことも。

色々と荒いが、ルールの芯は良い気がする。

この時代の国産にしては悪くない。

今回3人プレイだったので、順位はあまり重要じゃなくて、手札の量勝負になっちゃうのが残念。

5人プレイだともっと面白くなるかもね。

ダイスタウン

評価:5/10

ポーカーダイスを使ってヤッツィー。

カタラ作。

複数人で同時進行するヤッツィー。

もちろん、強い役を作ることが大事なのだが、

やりたいアクションによってどの目を多く出せば良いのかが変わってくる。

同時進行のヤッツィーってのが珍しいが、なかなかいい。

他プレイヤーの出目を見ながら自分の狙いを定める感じ。

なんといっても、ダウンタイムがないのが素晴らしい。

出目が出そろったら後は、ほぼ自動処理なのでテンポも良い。

ダイスゲームからスピード感を奪ったら致命的だからね。

と褒めたが、突出した何かがあるわけじゃない。無難ゲーム。

ダイスゲーム好きなら、選択肢の一つとしてもっておくのは有りかも。

タントニー

評価:7/10

トリックテイキングのトランプゲーム。

マストフォローで切り札なし。そして、2対2のペア戦。

作者は「ウサギとハリネズミ」の「パーレット デヴィッド」。

トランプ界では有名な人だったのね。

52枚配りきりで13トリックを行うのだが、12トリック目までは各自3トリックずつしか取れない。

そして、取ったトリックが次のラウンドの手札になる。

ここらへんが「トランプ・トリック・ゲーム!」に似ているが、多分この「タントニー」からヒントを得たのだろう。

しかし、「トリックの勝者がトリックを取るプレイヤーを選ぶ」ってルールによって大分プレイ感は異なる。

得点形式も違うしね。

とても面白いゲームなのだが、ペア戦ってのが曲者。

レベルやプレイスタイルがあった者同士でプレイする必要がある。

2ディール目以降は記憶が大事な上にカウンティングの重要度も高め。

ガチンガチンの人とペアになったらストレスで死ぬ可能性がある。

とは言え機会があれば、是非プレイしてもらいたいトランプゲーム。

ルールはココで紹介されてます。

タマニーホール

評価:5/10

ニューヨークの市長選挙がテーマ。

各エリアでマジョリティ争いをするのだが、この時に握りで票を追加できる。

握り競りみたいな感じ。

負けたプレイヤーも握った分を支払わないといけないので、ギリで負けるとひどいことになる。

その上で、一番多くエリアを支配したプレイヤーが市長になり、勝利点ボーナスをもらえる。

市長は他のプレイヤー全員に役職を与える。

どの役職もそこそこ使える能力なのだが、市長自身は能力がないので、次のラウンドは苦しい戦いになる。

とにかく、握り競りで負けるとキツい。

市長から与えられる役職って言う弱者救済はあるのだが、勝っていると貰える追加票チップっていう強者ブーストもあるので意外と逆転は難しい。

しっかりプレイヤー間でバランスを取らないとトップがぶっちぎる展開になりそう。

地区にいる移民キューブによって、使える票チップが変わるって部分がこのゲームの独自性だろうが、そこまで縛りとして機能していない感じ。

見た目やテーマから受ける印象ほど重くはない。

コレって言うオススメどころが見つからないが、見た目にビビらずに遊んでみてね。

大怪獣 コトバモドス

評価:5/10

25枚の文字タイルから9枚を使って、3文字の単語を3つ作る。

使った9枚のタイルをシャッフルして、隣のプレイヤーに渡し、そのプレイヤーが再現を目指す。

問題を作るのも問題を解くのも早い者勝ち得点があるので、スピード勝負のしょーもないお題や回答を許せる。

大喜利系のゲームは、変に自分でハードルあげちゃって苦しんだりするからね。

あと、出題者と全く同じじゃないと得点にならないっていうルールにより、出題者の性格をよむっていうコミュニケーション性を高めている。

出題者は下衆な言葉の3文字を使って別の言葉を作るのが定石だろう。

タージマハル

評価:7/10

カードプレイによる競り。

というか、意地の張り合いとカードによる交渉か。

カードには複数のマークが描かれていて、いずれかのマークが単独最多の際にパスアウトすると、そのマークの恩恵は得ることができる。

このシステムが非常に秀逸。

競りゲームでありながら、先に抜けることで恩恵を得ることができるのだ。

新鮮!

こんな競りで、マップ上のコネクションと産物のコレクションを行うことになる。

クニツィアの名作と言われているのに今まで未プレイだったのだが、これは面白い。

なぜか、難しいゲームの印象があって、二の足を踏んでたのよね・・・

いや、確かに難しいゲームではあるけど、ルール量は少ない。

何度かプレイしたら更に評価があがりそうだ。

ダビデとゴリアテ

評価:6/10

最弱と最強が勝つトリックテイキング。

カード構成は5スート1~12。(4人プレイ時)

マストフォロー。切り札なし。

変わっているのは、トリックの取り方。

色関係なく数字が一番小さいプレイヤーが一番大きい数字の札を取る。

その後、色関係なく一番大きい数字を出したプレイヤーが残った札を取る。

取ったカードは色別にわけて自分の前に置いておく。

全部見えるように置くので、カウンティングの必要がない。

有り難い話だ。

で、得点計算がこのゲームのキモ。

各色で得点計算を行うのだが、2枚以下の場合、それらのカードの数字の合計が得点。

3枚以上取っちゃった場合は、1枚1点。一気に得点が下がる。

2枚ずつデカめの札を取るのが理想なのだが、そう簡単にはいかない。

取ったトリックが全公開なので、結構悩んじゃうけど、逆に言うと初心者でも悩むことができる。

トリックテイキングの導入に良いゲームなのかもしれない。

太陽と月

評価:6/10

ほぼ二人用カードゲーム。

(追記)「2人用じゃない!4人用だ!」って指摘を受けて、4人プレイを体験。かなり印象が変わった。評価4→6へ変更

各プレイヤーの前に太陽の列と月の列がある。

各列は左から右へ昇順になっていないといけない。「ロストシティ」みたいにね。

で、カードを出す時は列の左端か右端に追加しないといけない。

そうこうして、自分の前に5枚以上の列ができたら、得点化することができる。

このゲームで面白いのは、相手の列にもカードを置くことができるってルール。

これによって、いやらしい妨害や、意図しない協力が起こる。

なぜ意図しない協力が起こるのかと言うと、手札を使い切るまで手札補充ができない為。

手番には何かしらの行動をしないといけないので、相手の場に良いカードを出さざるを得なくなるのだ・・・

ルールだけ読むと、中々面白そうな雰囲気があるが、実際プレイしてみると手札運がかなり高く、選択肢が少ない。

アートワークは良いので、手軽にキャッキャと楽しめば良いんじゃなかろうか。

(追記)

2人プレイだと不満だった「どうしようもなさ」が、4人プレイではかなり軽減されている。

手札が5×2になっているのもあるし、仲間からのヘルプもある。

あと、「ロストシティ」ペア戦と通じる、「俺が行くのか?仲間の様子を一回見るか?」っていう仲間との不自由な意思疎通も楽しい。

ってことで、4人専用。2人でプレイしちゃダメ!

太陽、海、そして砂

評価:6/10

リゾート地でのホテル経営。

コテージを建て、客を呼び、客を逃さないようにアトラクションを建てる。

システムはワーカープレイスメント。

4つあるアクションのうち3つはいくつでもワーカーを置けるタイプ。

面白いのは、ワーカーに時間の概念を盛り込んでいて、強力なアクションをするとしばらくワーカーが帰ってこない。

運要素なしの完全情報ゲームなので、かなりの計画性が要求される。

資金繰りもカツカツで、リゾートっていうテーマからかけ離れた厳しさだ。

客のコマが色だけじゃなく形まで違ったり、スタートプレイヤーマーカーが貝だったり、変なこだわりがある。

パッと見で、そういう細かい所に目は行かずに、ペラッペラのボードや古臭いアートワークに目が行ってしまう。

システム自体はシンプルで良くできているのに、見た目で損してるね。