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ザ キャット ゲーム

評価:6/10

猫写真に落書きする。お絵かき伝言ゲーム。

様々なポーズの猫ステッカーを透明シートで挟んで、その上にペンで落書きしてお題を表現する。

ルールはこの上なくシンプルで「猫に落書きするってカワイくない?インスタ映えしない?」っていう短絡的発想で作られたゲームだろうが・・・悔しいことに可愛い・・・

お題は「映画」「有名人」「動作」の3カテゴリーある。

このカテゴリーチョイスが上手い。

猫が映画や有名人を演じたら可愛くなるに決まっている!

動作は初心者用かな・・・

全体戦とチーム戦の2種類。

システム的な深さは一切ない。

イラストを描き込んだ方が面白いと思うんで、正式ルールの描いてるのを見ながらの早答えじゃなくて、描き切ってから一斉に見せて早答えの方が面白いんじゃなかろうか。

外箱の表面から猫の毛がワサーッとはみ出ていて、店頭に並んだ時の惹きがスゴい!

深く考えるとグロさを感じるが・・・

ザム・ブカの仲間

評価:5/10

日本の同人「ダンゴーダンジョン」をアミーゴがリメイク。

エッセン新作。

元のゲームは遊んで無いのだが、ちょっと調べた感じだとルールが少し変わっていて、韓国メーカーがリメイクとして出した「ダンジョンバスターズ」のルールと同じっぽい。

毎ラウンド登場するモンスター。

このモンスターを倒すために全員が攻撃カードを同時出し。

数字合計がモンスターの体力以上なら勝ち、そうじゃなければ負けだ。

勝った場合は、小さい数字を出したプレイヤーほど多くの報酬が貰える。

負けた場合は、一番小さい数字を出したプレイヤーが罰則を食らう。

分かり易いジレンマ。

あと、同じ数字がバッティングすると無効化するので、小さめを狙うプレイヤーをおとしめる為に高めの数字でバッティングあえて負けるプレイみたいなのもある。

使ったカードは自分の前に並べて、4枚使ったら全回収。

他プレイヤーの使ったカードを見て確率を考えるわけだ。

顔色伺い同時出しっていう「これぞ同人!」ってシステムだけど、変な部分は無いので盛り上がる。

ドイツでは、こういう同人っぽいのが逆に新鮮に映るかも。

ザ・ロード・オブ・ジ・アイスガーデン

評価:5/10

ファンタジー世界で勇者にビビりながらマジョリティ争い。

各プレイヤーがそれぞれの勝利条件&能力をもった種族を担当。

そのうえで「エルグランデ」的なマジョリティ争いをする。

あと、他プレイヤーを攻撃できるユニットの存在。

これでバチバチの殴り合いかと思ったのだが、それに対するブレーキが上手く機能している。

ユニットを生み出すと悪評が広がる。

毎ラウンド、一番悪評が高いプレイヤーに勇者がやってきて成敗されてしまう。

なので、あまり大胆な悪さは出来ないようになっている。

逆に一番じゃなければ良いので、誰かがブワーっとユニットを生み出し始めたら、それに追随する形で他プレイヤーもブワーっと生み出すことになる。
ここら辺の動きは面白い。

ゲームの終了条件が3種類あるのも特徴の一つ。

まず一つ目は、誰かが50点に達するか、いずれかのプレイヤーが4回得点計算行う。

この場合は、単純に得点勝負。

2つ目は、ユニットの生み出しによって増加する世界滅亡マーカーが上限に達する。

この場合は、悪評が一番低いプレイヤーが勝利する。

3つ目は、プレイヤーごとに割り当てられた勝利条件の達成。

「赤い塔を6つ建てる」や「エリアを2つ封鎖する」等々・・・

達成したプレイヤーの勝利となる。

この終了条件と個人目標が上手く設定されていて、終盤になっても全員に勝機が残されるようになっている。

ただ、実は運要素の無い上に完全情報でガッチガチ。

これを3時間続けるのはしんどい・・・もうちょっと状況を隠す優しさがほしかった。

ゲームとしては良くできている気がするが・・・キャパオーバー。

重量級マルチ好きなら楽しめそう。

ザ フォックス イン ザ フォレスト

評価:7/10

二人用トリックテイキング。

レネゲイドの新作。

3スート、1~11。マストフォロー切り札あり。

13枚ずつ配って残り7枚を山に。

山から1枚めくって、それが切り札スートとなる。

13トリックを行って、取ったトリック数に応じて得点。

0~3  :6点

4    :1点

5    :2点

6    :3点

7~9  :6点

10~13:0点

相手よりちょっと多く取るか、3トリック以下に抑えることを目指せば良い。

この得点バランスが良くできている。

ハイカードが多いとボイドの無い序盤にダダダーっと勝ってしまいたくなるのだが・・・

そんな勝気な気配を出し過ぎると、相手はなるべく取らない調整をし始めてしまう。

序盤は互いの出方を伺いつつ中盤で方針を固める感じ。

あと、このゲームの特徴は奇数ランクについている特殊効果。

「特殊効果」ってワードに一瞬ひるむが、実際遊んでみると「なるほど、このランクだからこの効果なのか・・・」と納得。


二人用のトリックテイキングは軽いプレイ感のものが多いが、このゲームは若干重め。

互いの手札はなんとなくわかるので、展開は読めそうなのだが…そこを特殊効果が乱してくる!

序盤の心理戦から、徐々に締まっていく流れ。

久々にドキドキさせられるゲームに出会った。

サントリーニ

評価:6/10

シンプルなアブストラクトに強力なキャラクター能力をアドオン。 

各プレイヤーは駒を2つずつ。

交互に「コマの移動」+「塔の建設」をしていって、先に自分のコマが3段目に到達したプレイヤーの勝ち。 

移動は斜め可で1マスだけ。

高さは1段階しか登れない。 

建設も斜め可で周辺1マスの塔を増築。 (高さ関係なし)

どちらの行動もマスト。

更に塔を4階にしてしまうと誰も入れなくなってしまうので危うくなったら妨害可能。思ったよりもゴールは遠い。

・ 

ここに各プレイヤーに強力な永続能力を持たせることで、非対称にしてバリエーションに幅をもたせている。

各能力はどれも強力なのでバランスを心配したが、今回使用したキャラクターに関しては上手くバランスが取れているように感じた。  

アブストラクト好きなら無限に遊べるんじゃなかろうか。

4人プレイだとペア戦だし、このガチ具合から見るにベースは2人用だろう。

システムだけを見ると既存のアブストラクトと大差ないが、アブストラクトに対してポップなイラストを載せたのが業績か。

ザ・フィッテスト:適者生存

評価:4/10

「アイム ザ ボス」に特殊効果をプラス。

全くテーマ性は感じないけどテレビ業界がテーマみたい。

一人がリーダーとなってミッションにチャレンジ。

ミッションカードにはミッション成功するために必要な能力値が書かれていて、それを達成するための協力者を募る。

ミッション成功時の報酬の分配率で交渉する。

ほとんど「アイム ザ ボス」なんだけど、色んな特殊カードがあってテキストびっちり。

読む気失せちゃう!

あと、能力値の値も細かくて、計算が面倒!

リーダー権を奪う、「アイム ザ ボス」カードみたいなカードもあってしっちゃかめっちゃか!

交渉と多彩な特殊効果は相性悪い!

これをやるなら、「アイム ザ ボス」遊んだほうが良いだろうね。

サイクルレース

評価:5/10

ダイスロールで自転車レース。

92年SDJ大賞。

2個のダイスロール自分の駒を進めて行くスゴロク。

特徴は、直ぐ前の駒について移動ができる風よけ移動システム。

前にいる駒から順番に動かしていくのだが、すぐ後ろの駒はダイスロールなしで前のコマにピッタリ付いて行くことができる。

前の駒が良い目を出せばついて行けば良いし、悪い目ならついていかなければ良い。

この風よけ移動は連鎖するので金魚のフンみたいな集団がそこかしこにできることになる。

カードを使ったスパートだったり、カーブや他の駒を上手く使うことで風よけ移動を妨害できる。

この妨害の使い道が肝になってくるだろう。

あと、集団の作り方も大事。自分の駒だけの集団を作って一気に進むのだ。

とは言え、ダイス目が走ると止められない。ダイス運のウェイトは高め。

今回は基本ルールで最短コースだったのだが、展開が生まれる前に終わっちゃった感じ。

追加、上級ルールも入れて長距離コースも試してみたい。評価が上がるかも・・・

サイズ

評価:5/10

架空世界の1920年、ヨーロッパを舞台としたウォーゲーム。

メックと呼ばれるロボットと農民が共存する不思議な世界観。

キックスターター。

ワーカーによる資源獲得と、メックによる戦闘をバランス良くこなしていく感じ。

最近のキックスターターゲームにありがちな要素てんこ盛り、コマもてんこ盛りゲーム。

要素をモリモリして、その理解と解析を競うゲームと化している気がする。

それが出来た上で、ようやくインタラクションが見えてくるのか・・・

理解・解析が好きなプレイヤーにはたまらないかもしれないが、個人的には楽しむまでのハードルが多すぎると感じちゃう。

ただ、アートワークや世界観はかっちょいい。

サピエンス

評価:5/10

ドミノ風のタイルを使ったパズルゲーム。

手札からタイルを1枚選んで、自分のボード上に配置。

この時、必ず同じマークが隣接するように置かないとダメ。

隣接したマークに応じたアクションが発動。

さらに、タイルを置いたマスの数字分だけ食料ポイントも獲得できる。

あと、盤面の外周に洞穴マスがあって、そこに示されたマークと一致するタイルで覆うことが出来たら、住居ポイントが貰える。

最終的に、住居ポイントと食料ポイントを比べて低いほうが自分の得点となる。

平均的に伸ばせっていうアレだ。

配置のルールだけ聞いているとソロプレイ感の強いゲームなのだが、ここに直接攻撃によるインタラクションを追加。

隣接マークアクションのうち2つが攻撃アクションになっている。

パズルと直接攻撃っていう組み合わせはマズいんじゃないかな・・・

自分の中で組み立てた構成がいとも簡単に崩れ去るのは悲し過ぎる。

「カルバ」や「トラックス」みたいな早取りインタラクション程度に抑えていただきたい。

三本の虫歯

評価:3/10

10枚で行う二人用トリックテキング。

ゲームマーケット新作。

3スートのみで、ランクはなくてグーチョキパー。

残り一枚は、ジョーカー的な歯医者さん。

マストフォローで、グーチョキパーで勝敗判定。

歯医者さんはフォロー関係なく出せて、問答無用で勝つ。

最初に取れるトリック数をビッド。

ビッドの強さは、ミゼール>3トリック>2トリック。

より強いビッドをしたプレイヤーが山札から3枚ひいて3枚捨てる手札調整が出来る。

流石に、ミニマル過ぎる・・・

手札に歯医者が居たら「3トリック」宣言だし、1色が2枚でもあれば「ミゼール」宣言。

あとは、手札交換で100%成功することがわかるか、50%成功かって感じだ。

トリックテイキングの超入門には使えるかもしれないけど、ゲームとしては厳しい感じだね・・・