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コールデスト・ナイト

The Coldest Night

評価:5/10

雪山で遭難して、辛うじて見つけたボロ小屋。
朝になるまでとにかくあるものを燃やして耐え忍ぶ。
協力ゲーム。

場にカードを出していって、灯を絶やさないようにする。
カードには火力値と燃えにくさ値があって、「燃えやすいけど、火が小さい」「思えにくいけど、火が大きくなる」「燃えにくいのに、火が小さい」みたいな個性付けがされている。

毎手番、確実に1枚ずつ除去されていくので、常に火をくべていかないとイケナイ。
ちょっとでも油断すると簡単に凍傷になってしまい、「手札ドローが無くなる」や「会話できなくなる」のような悪い効果を受けてしまう。

自然と「十分火が大きいから、この隙に探索(カードドロー)にいってくるわ」とか「火を大きくして燃えにくいのを一気に処理しよう!」みたいな会話が生まれるテーマづくりが上手い!
「グラッズルド」と同じ感じのテーマ重視の協力ゲーム。

難易度調整は無いけど、難易度はめちゃくちゃ高い!
3回挑戦したけど、全然クリアできる気がしない・・・

ココナッツ島

Isle of Coconuts

評価:6/10

ダイスロールで駒を配置してのマジョリティ争い。
クニツィア。

手番ではダイスを3個振って、対応する目のエリアに自駒を置く。
この時、2個か3個のダイスを足し合わせることも可能。
各エリアに置ける駒には上限があって、それ以上置かれると決算。
駒数が1位のプレイヤーが2点、「1個も駒を置いていないプレイヤー」が1点。
1個も置かないことで得点できるマジョリティ!!
これは誰もやってなかったんじゃないだろうか。
仕方なしに置くことになってしまうダイスゲームと相性がバッチリ!

あと、2位が存在しない場合、1位の得点が0点となる。
一人が独占して置いた場合だったり、Aさん2個、Bさん2個とかで同率1位しかいない場合にコレが起こる。
これによって必ず競り合わねばならず、またダイス運によっては競り合った両者が損して傍観者が得するっていうハプニングも!

遊び始めは「普通の6面ダイスなのね・・・もうちょっと凝った方が良かったんじゃない?」と思ったのだが、遊んでいるとマップ構成の方に工夫があることに気づかされる。

見た目が全然面白そうじゃないけど、クニツィアダイスゲームの中では上位に食い込んでくる面白さ。

コーヒートレーダー

Coffee Traders

評価:6/10

1970年代コーヒー市場の発展。
「ワイルドキャッター」のデザイナー新作。
こちらで予約受付中。
サンプルがTabletop Simulatorで公開されているので遊んでみた。

プランテーションを作って、コーヒー豆を収穫し、トレーダーを派遣して収穫したコーヒー豆を集め、それらのコーヒー豆を消費して契約達成だったり、コーヒーバーに出荷して得点やお金を稼ぐ。

プランテーションから収穫されたコーヒー豆は、その時点では個人の持ち物ではなくて、共有の収穫物。
その国にトレーダーを派遣したプレイヤー同士で山分けにすることになる。
なので、プランテーションを持っていなくても、トレーダーさえ派遣していれば収穫物を得られる。
更に、いやらしいことに各国に存在できるトレーダーの数は「プレイヤー人数ー1」に制限されていて、1人はハブられることになる。
そうなるとプランテーションを作ることが嫌になりそうだが、ゲーム終了のマジョリティ争いにはプランテーションが大きな役割を果たすので馬鹿に出来ない。

と、ここまでがこのゲームの幹の部分で、そこに「色んなボーナスが得られるトラック」「早取り共通目標」「チップのセットコレクション」等々の様々な重量級ゲームで実績を重ねた枝葉ルールがモリモリくっついている。
こういうモリモリ系重量級ゲームは衣ばっかり立派で身が小さいエビ天みたいなゲームが多いけど、今作は身がしっかりしている。
セットアップ後は、完全情報&運要素無し!ガチゲー。

「ワイルドキャッター」のデザイナーなので、インタラクションも十分。
とは言え、「ワイルドキャッター」よりはソロ寄りになっていて、個人的にはちょうど良いバランスになっていた。

1回遊んだら十分だろうと思って遊んでみたんだけど、ちょっと現物がほしくなってくるね・・・まいった。

ゴジラ トータルウォー

Godzilla Total War

評価:4/10

ゴジラに登場する怪獣たちのバトルロイヤル。
Tabletopiaでプレイ。

「ノイ」や「ウノ」っぽいお手軽カードゲーム。
手札3枚で1プレイ&1ドロー。
最初は好きなカードを出せるが、以降は直前の数字以上のカードしか出せない。
カードを出せない、もしくは出したくない場合は、任意のカードを出して自分の食らうダメージとする。
なので、小さな数字もダメージを減らすためには大事になってくる。

ライフ以上のダメージを負うとダウン。
最後の一撃を与えたプレイヤーが得点!

ダウンするとマイボードを裏面にして、少しパワーアップ。
2回目のダウンで脱落!
最初に既定点を獲得するか、最後の1人になると勝ち。

後は「ウノ」的な「リバース」「ターゲット」「必中」のような特殊カードもあるよ。

暇つぶしに遊ぶ類のお手軽カードゲームで、志は感じられない。
特に今回、オンラインでのプレイなのでテンポを保てなかったのがマイナスに働いたか・・・
オンラインで遊ぶのはトリックテイキングぐらいの少し考えるカードゲームぐらいが丁度いい。

怪獣によって基本ステータスが全然違ったり、ファンアイテムっぽい作り。
強い怪獣は倒した時の得点が高くて狙われやすくなるので、バランスはそこまで崩れてはないかも・・・まぁ、バランス云々言うたぐいのゲームではなさそうだけど。

ゴッズ ラブ ダイナソー

Gods Love Dinosaurs

評価:6/10

恐竜好きの神様となって世界を創造する。
「マジックメイズ」のデザイナー新作。

プレイヤーは神様となって世界の食物連鎖のサイクルを保たなければならない。
だけど、神様は恐竜が好きだから優遇しちゃうっていう変な設定のゲーム。

メインボードに並ぶタイルを1枚取って、自分の前の世界に追加する。
タイルに動物マークが描かれていると、そこに動物が生まれる。

メインボード上の列が空になると、その列に対応した動物がアクティブになる。
草食動物は隣接マスに子供を産む。
肉食動物は草食動物を食べることで子供を産む。(何も食べれないと餓死)
恐竜は肉食動物を食べることで卵を産み、後々新たな恐竜が生まれることになる。(何も食べれないと餓死)

そして、我々は恐竜が好きなので最終的に恐竜と卵のみが得点となる。

変わったプレイ感のパズルゲーム。
それぞれが自分の世界を作るのでソロプレイになりそうだが、メインボード上のタイルのやり取りでインタラクションが生まれている。

変なテーマから想像するプレイ感よりも地味。
ちょっと淡々として地味すぎる気がしなくも無いけど、可能性を感じるゲームデザイン。
全員はじめてということもあって、安定した行動しすぎたのも原因かも・・・再戦してトリッキーな戦術を試してみたい。

コロニア

Colonia

評価:4/10

4段階のリソース交換。
ディルク・ヘン。

「原料を得る」>「原料を使って商品を得る」>「商品を出荷してお金を得る」>「お金を使って得点を得る」
という4段階のリソース交換。
この工程を1周すると1ラウンド終了。
これを6ラウンド行う。

なんだか、気だるいゲーム。
1ラウンド目は楽しいのだが、2ラウンド目で「え?あと5ラウンドもやるの?」と気づき、3,4ラウンドのまどろみ・・・
5,6ラウンドに急な締まってくるのだが、とろーんとまどろんでいる脳を再起動することは不可能。

コトバーテル

KoToBaaTeru

評価:4/10

お題の言葉を限られた文字で伝える。
同人ゲーム。

例えば、「メロンパン」というお題が回ってきたら持っている手札で「メリソタン」と提示。
それを場札や山札と交換して「メロソハン」ぐらいまで調整していって、パートナーにお題を伝える。

麻雀的な手番システムなのだがダウンタイムがちょっとしんどい。
ちょっとした機微から推理する要素もなくは無いが、それを削ってでもテンポを優先したほうがパーティーゲームとしては正解な気がする。

国富論

Wealth of Nations

評価:6/10

交渉ありの長時間経済ゲーム。

5種類のリソースを使っての拡大再生産。
リソースは5種類あるのだが1人で何種類も生産するのが難しいデザインになっている。
だが、建築や生産には複数種類のリソースが必要になる。
ってことで交渉が入ってくる。

この交渉時間が長くなり過ぎないように、各リソースのその時点での相場が一目で分かる工夫が施されている。
慣れてくるとこの相場を無視する戦略も取れそうだが、最初のプレイでは、この相場通りで交渉を進めることでゲーム進行がだいぶスムーズになる。

最初は1プレイヤーが1種類の資源を担当することになる。
どの資源も成長に必要になっているので、最初のうちは協力して世界を育てる感じで、中盤からそれぞれが独自の戦略を取っていくイメージ。

最近のゲームに慣れた身としては序盤のアイドリング部分が不要に感じた。
今回は、交渉では基本的に相場を守るっていうルールでやったのでスムーズだったが、交渉ゴネゴネプレイヤーがいると、かなりダレたセッションになるだろうことが目に見える・・・

とは言え、シンプルなルールで経済の動きを表現しているのは見事。
環境が整うなら、一度はプレイしてみても良いかも。

ゴースロー!

Go Slow!

評価:5/10

ゆっくり進みたいカードすごろく。
ドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門推薦リスト入り。

カタツムリなので、できるだけゆっくり進みたい。
最後までゴールせずにコース上にとどまったプレイヤーの勝ち。

手札から1枚プレイして、そこに示された野菜のマスまで移動する「カルタヘナ」式。

野菜カードの他に居眠りカードと歩数カードがある。
居眠りカードは、1回休み。最強!
歩数カードは、その歩数分だけ自駒か最後尾プレイヤーを動かすのだが、この移動では他のプレイヤー駒を押しながら進む。
ゴール付近では、前のプレイヤーをゴールに押し込むことが出来るわけだ。

子供向けなので、ほとんど手札運なんだけど、押し込みルールによって予期せぬ動きのドキドキが楽しめる。

コロマ

Coloma

評価:5/10

ゴールドラッシュがテーマのバッティングゲーム。
「シエラ・ウェスト」のデザイナー。

5種のアクションを同時選択。
バッティングするとアクションが弱くなってしまう。

最初はみんな同等の条件なのだが、カードを配置することで自分だけアクションを強化することが出来たり、バッティングしたほうが強いアクションが出来るようになったりする。

最初のうちは、他プレイヤーの狙いを読んでアクションを選択していくのだが、能力が付いてくると徐々にバッティング云々関係なく自分がやりたいことをやるソロプレイに変わっていく。

バッティングなのに、長時間。
バッティングなのに、ソロプレイ。
変なバランスのゲーム。