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キングスキルト

評価:4/10

グリフォンゲームズのエッグシリーズ第3段。

ピラミッド状にカードが配置されるのだが、最初は最下層の6枚だけが置かれている。

そのうち1枚を選んで上の段に移動させ、空いた場所に山札から1枚補充する。

それを繰り返して、ピラミッドが完成したらゲーム終了。

ゲーム開始時に配られた3枚の手札と同じ種類のカードが上から3段に入っていれば得点を得られる。

これだけだと単純すぎるので、「裏切り」というアクションがある。

手札を1枚捨てることで場のカードを1枚除去して、下の段からカードをせり上げる。

手札を捨てるということは得点源を減らすことになるのでそう安々と使うことは出来ないのだが、流れを変えるには必要な手だ。

1ゲームが短いので、早めに決断して裏切りをうつことが大事なのかも。

今回はみんなが「裏切り」を出し渋って気づいた頃には手遅れ状態だった。

「裏切り」の打ちどころがわかりだすと楽しめるのかもしれないが・・・

初期手札の他プレイヤーとの被りが大きな影響を与えそうな印象を受けた。

4人戦だと、1周の間にあれよあれよと進んじゃうので、少人数のほうが良いのかも・・・

キングスゴールド

評価:4/10

コインを貯めたり奪ったりのダイスゲーム。

特殊ダイスを「ヤッツィー」的に振りなおして役を作る。

ダイス目は「ドクロ」「大砲」「コイン1」「コイン2」「コイン3」「バツ」。

バツは振り直し不可な上に、3つ揃っちゃうとマイナス効果がある。

「ドクロ」+「コイン」で他プレイヤーからコインを奪う。

「大砲」+「コイン」で場にコインを追加。

「全部コイン」で場のコイン全部を獲得。

「全部ドクロ」で一人のプレイヤーから全部奪う。

「全部大砲」でストックのコインを全部獲得。

ゲーム終了条件は「ストックのコインが無くなる」なので、序盤に「全部大砲」を出すといきなり勝つ。

まぁ、そんなことは中々起こらないので、ちょっとずつ場にコインが貯まっていって、誰かがゴソッと取り、それをみんなが奪っていって、そうしてる間にまた場にコインが貯まり、誰かがゴソッと・・・てのを繰り返す感じ。

終盤になるとストックの残りを見つつ、ダイスロールにも力が入ってくるのだが、どうも中盤のコイン行ったり来たりが蛇足に感じちゃう。

この間に気持を盛り上げていくってことなのだろうか・・・

ダイス嫌いも大分無くなってきたと思ってたけど、まだまだのようだ・・・

キャンセレーションブラックレディ(トランプ)

評価:6/10

トランプ2デッキを使う「ブラックレディ(ハーツ)」

同じカードが出るとキャンセルされるっていうのが特徴。

このキャンセルによって、弱いカードでも、あれよあれよと言う間にトリックを取っていたりする。

プレイヤー人数も大人数になるので、元の「ブラックレディ」とプレイ感はかなり違うね。

アクシデントを楽しむパーティーゲーム寄りになる。

大勢トリテ好きが集まった時に良さそう。

今回、6人プレイだったが、もう少し多めでも遊んでみたい。

キャプテンリノ

評価:6/10

カードで塔を作るバランスゲーム。

順番にカードの塔を作っていき、誰かが崩したら終わり。

崩した人以外で、手札が一番少ないプレイヤーの勝ち。

置いたカードによって、色んな効果が発生する。

想像以上に高くまで積み上がる。

最近の高層ビルは崩れないようにわざと揺れるように作ってるらしいが、まさにソレ。

積み木のバランスゲームよりも断然崩れにくい。

ゲーム的に見ると、カード効果がちょっとアレだけど、ワイワイ楽しむ分にはとても良いゲームだね。

ギャンブラー×ギャンブル!

評価:6/10

「いっせーのーせ、2!」って親指を上げる暇つぶし遊びを複雑にした感じのゲーム。

SNEのボードゲームコンテストで優秀賞を取っての製品化。

0と1の運命カードを手札。

2枚のギャンブラーカードを自分の前に置いてゲームスタート。

全プレイヤーが1枚ずつ運命カードを置く。

スタートプレイヤーだけが表向きにプレイして、それを見てたプレイヤーは裏向きにプレイ。

全運命カードをオープンして、その合計値と同じギャンブラーカードを持っているプレイヤーは報酬を得られる。

得た報酬を使って、新たなギャンブラーカードを獲得することが出来る。

これを繰り返して15金を集めるか、4のギャンブラーを獲得してヒットさせると勝利。

あと、細かいルールがいくつかある。

・運命カードオープン前にスタートプレイヤーは1金使って合計値を±1出来たる。

・誰のギャンブラーもヒット出来なかったら、一番お金を持っているプレイヤーがお金を失う。

・ギャンブラーカードを取ることで、2や3の運命カードを獲得できて、数字のコントロールがしやすくなる。

・ギャンブラーカードを獲得する以外の選択肢として、ギャンブラーカードのパワーアップって選択肢もある。

これらのルールがちょいややこしいのだが、全てのルールに意味があって戦略の幅と展開を生み出している。

とは言え、突き詰めると結局は心理戦なので人を選びそうな気はするが・・・

細かい調整で存在価値を出しているね。こういう調整、好き。

キルドクターラッキーカードゲーム

評価:4/10

「キルドクターラッキー」がカードゲームに。

しかも日本語版だ!

カードの細かいフレーバーもしっかり日本語化。

ボード版から視線要素をバッサリカット。

サクッと殺しにいけるように!

あと、ボード板は悪意トークンの移動によって永久機関ゲームと化していたがそれもカット。

山札のリシャッフルも無く、確実に収束するようにあっている。

かなり改善されている感じだが、元が元なのでこんなもんでしょう。

ボード版が好きな人には、逆にアクが抜けて物足りないかもね。

ギュミ

評価:5/10

各数字を1枚ずつ集めるシンプルなカードゲーム。

カード構成は6色、1~5が4枚ずつの計120枚。

これを裏向きにバラーっと広げて、ゲームスタート。

手番プレイヤーは、まず1枚めくって、それを自分の前に置くか、共通の捨て山に置くかを選ぶ。

次のプレイヤーは捨て山があれば捨て山から引いてもいいし、場の裏向きのカードをひいても良い。

捨てるカードは、既存の捨て山の上に重ねても良いし、新たな捨て山を作っても良い。

捨て山のMAXは5山。

これを繰り返して裏向きのカードがなくなったら終わり。

自分の前に獲得したカードから得点を得る。

色ごとに、1から昇順にカードが続いているほど得点が高くなる。

ただし!

同じ数字を2枚以上取っていると、その色からは得点が得られない!

ゲーム中に獲得したカードは色別に重ねて置いていくので、前のカードは確認が出来ない!

ちゃんと覚えておかないとダメってわけだ。

まぁ、坊主めくりに記憶要素を加えた程度のゲームなのだが、変にややこしくしていないところに好感が持てる。

トランプゲームを遊んでる感覚に近いかな。

(追記)

この時遊んだルールは、ちょっと間違えてたみたい。

捨て札の山が常にプレイヤー人数分存在する状態でプレイするみたい。

正しいルールだと、「何が出るのかわからんけど、エイヤ!」ってのが減りそうね。

九年戦争

評価:5/10

4~10の得点カードをハゲタカ方式で取り合う。

月刊スパ帝国の付録。

ほぼ、ハゲタカなのだが得点カードが各2枚ずつ入っていて、同じ2枚を集めると+10点ボーナスが入る。

あと、10に1が勝てるっていうルールも追加されてるね。

14枚の得点カードの中から10枚しか使われないので、4枚出てこない。

ここらへんの運要素は評価が分かれそうだが、個人的には不要に感じた。

少人数でハゲタカを遊べるように調整したゲームなのかな・・・?

時間調整には良いが、バリアントレベルの変更なので新しさは生み出せていないかな。

金庫破り(ASS)

評価:5/10

スタックでチームを組んで金庫を破る。

「海賊組合」の元となったゲーム。

「海賊組合」との相違点は

・ボーナスタイルが無い。

・報酬カードを常に3枚に補充。

・手下がリーダーに強制出動させる反乱アクションが無い。

「海賊組合」のほうがゲーム的には洗練されている気がするが、ちょっと考え過ぎちゃうところがあるので、気楽に遊ぶ分には「金庫破り」も良いかもね。

キング イズ デッド

評価:8/10

「シャムの王」のリメイク。

舞台がブリテン島へ。

「シャムの王」は未プレイだったのだが、これはかなり良い!

少ないルールながら、各要素が互いに影響を与えガッチリ噛み合っている。

隠れた名作。

王の死後、「スコットランド」(青)「ローマン・ブリテン」(黄)「ウェールズ」(赤)の3つの勢力が支配権をめぐって争いを繰り広げている。

プレイヤーはカードプレイによって、各地域のキューブを配置・移動する。

で、最終的に一番支配数が多い勢力に対して一番影響力を持っているプレイヤーが勝つ。

影響力っていうのは盤面のキューブを自分の前に持ってくることで増やすことができる。

つまり、赤の影響力を増やしたければ、赤のキューブが盤面から減ることになる!!っていうジレンマ。

各プレヤーは同じ構成のカードを8枚もってスタートする。

カードの補充はないので、ゲームを通して8回しかアクションが出来ない。

1ラウンドに1地域ずつマジョリティチェックが入るので、8ラウンドしかない。

つまり、1ラウンド平均1枚をプレイするだけ・・・

それだけ・・・なのに、異常に悩ましい!嫌になるほど1手が重い。

そして1手で情勢が大きく変わる。

情勢の変化をいち早く感じて、ひいきの勢力をスイッチしていくことが大事。

このスイッチの瞬間がこのゲームの醍醐味。

今回、4人プレイだったのでペア戦。

ペア戦だけど、相談してはダメっていうよくあるやつ。

ペア戦だけど、個人個人で勝敗判定をして、勝者がいるペアが勝ちとなる。

なので、1人が勝ちを目指して、もう1人がそれをサポートする形になったのだが・・・

1つの勢力が勝ち続けるのが難しいデザインになっているので、情勢が変わり、ここでもメインとサポートのスイッチが起こる。

リメイクによる違いはマップが変わったのと拡張ルールの追加。

拡張は未プレイなのだが、サドンデスが起こる

(ヘタすると1ラウンドで終わる)

ようになっていて序盤から気を抜けなくなってそう・・・

更にギリギリした展開になるのかと思うと、嫌でもあり楽しみでもある。

今回は終始気が抜けない展開でプレイ時間は短いが密度の濃い楽しさがあった。

ただ、アブストラクトでガッチガチのゲームなので人は選びそう。