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カラー・フラッシュ

Color Flush

評価:4/10

表裏のあるカラーカードで同じ色を揃える。
BGAでプレイ。

手番では
「カードを1枚渡す」
「カードを1枚取る」
「カードを1枚裏返す」
を好きな順番で1回ずつ行う。

それを繰り返して、自分の手札が(自分の見えている方から)全て同じ色になったら勝ち。

手札が減ると揃える枚数が減るので良くて、手札が増えると嫌。
オンライン&5人プレイということもあって、あんまり他プレイヤーの動向には意識が行かず、各自が自分の色を揃えに行く流れになった。

リアルで遊んだら、両面カードの意味がわかってくるのかもね・・・

カランバ!

Caramba!

評価:5/10

最後にゴールすることを目指すスゴロク。
アレックス・ランドルフ。92年。

1本道のコース。
ラウンド開始時に、順番に自分の駒を好きなマスに置く!!

一番ゴールに近いプレイヤーはダイスを1個、2番は2個、3番は3個・・・というようにゴールから遠くなるほど振るダイスの数が多くなる。
1番にゴールしたプレイヤーは1金支払い、2番は2金支払い、3番は3金・・・と増えていくのだが、最後までゴールせずに残ったプレイヤーは、それまでに支払われたお金を総取り!

これを数ラウンド繰り返すのだが、2ラウンド目は支払額が2倍、3ラウンド目は3倍・・・とドンドン増えていく。

最後まで残るか、さもなければ早くゴールするか・・・
金を支払うことで、振るダイスの個数を減らすことも出来る。
最後まで残れそうなら、金で無理やり順位を下げることも出来るわけだ。

シンプルながらジレンマのあるギャンブルゲームで面白いのだが、序盤に大金を稼いだプレイヤーが1位でゴールばっかりを狙う横綱相撲への対抗策が無いのが残念・・・
最初に置けるマスに制限を設けるだけで良い気がするのだが・・・

カフェ・インターナショナル・カードゲーム

Café International: Das Kartenspiel

評価:5/10

「カフェ・インターナショナル」のカードゲーム版。
5人までプレイ可能になっている。

場には、国旗付きのテーブルが5つ。
テーブルの上下左右に4つの席(スペース)があり、そこに人物カードをプレイしていく。

プレイ条件が、そこそこ厳しい。
・隣接するテーブルのいずれかが、人物の国旗と一致。
・1つのテーブルの男女差が2人以上になってはいけない。

特に男女割合の制限が面白くて、2つの椅子を共有するテーブルが、男2女1と男1女2のテーブルになってしまうと、誰もその席に座れないロック状態が生まれる!

と、これを書いていて気になったんだけど

 女 男
男■女■男
  ■
女■男■女
 男 女

って状況になったら、何も置けない完全なロック状態になるけど・・・
普通に勝ちを狙ったら、中央付近の席は優先的に埋まるから問題ないのかな?

ゲーム自体は、カード運に翻弄されつつも大量得点できるタイミングをジリジリ待つ感じが面白い!

ボード版よりもカード版の方が好き!

カフェ・インターナショナル

Café International

評価:5/10

様々な国籍のお客が訪れるカフェで、お客同士のマッチング。
1989年のドイツ年間ゲーム大賞。

ずっと存在は知りつつも遊ぶ機会を逃し続けていたゲーム。

ルール自体はシンプルで手元のタイルを同じ国の席に置いていくだけ。
各テーブルには4席あるのだが、後に席に着くほど高得点になる。
さらに、全部同じ国籍の人物だと高得点!

あと、男女差が2人以上になるようには置けないってルールが特徴かな。

プレイ感は可もなく不可も無くって感じかな。
手札が全公開なので、他プレイヤーとの我慢比べが起こったりするのが面白どころかな?

「男女は同じ割合!」「同じ国籍は同じテーブル!」ってルールは、時代を感じるね。

カオス・イン・ゴッサムシティ

Chaos in Gotham City

評価:4/10

バットマンの悪役になってカオスを生み出すトリックテイキング。
ハダラ」や「エマラの王冠」のデザイナーの新作。

1~10,4スート。
マストフォロー切り札有り。

トリックごとに場所カードが1枚公開され、トリックの勝者が獲得する。
ほとんどの場所カードにはカオスポイントが書かれていて、これが勝利点となる。
が、プレイカードや場所カードにはバットシンボルが書かれていて、このバットシンボルを一番多く集めてしまった人は、いくらカオスポイントを集めても0点扱いとなってしまう。

と、まぁシンプルながら理にかなっているルールなのだが・・・

まず、カード総数が少なすぎる!
5人プレイだと7枚ずつの7トリック。
手札交換も無いので、ほぼ手札運で勝負が決まる・・・

あと、ラウンド毎に各プレイヤーに割り当てられる悪役カードの特殊能力のよくわからなさ。
トリック数が少ないこともあって、ほとんど機能しない・・・
ポイズンアイビーの「+3カオスポイント」とハーレークイーンの「-3or-5バットシンボル」が安定して強い!
他のキャラの特殊能力によって、同スート同ランクが出ることがあるのだが、その時の勝敗判定が書かれていないのも信頼度を下げている・・・

カッラーラの宮殿(第2版)

The Palaces of Carrara

評価:7/10

クラマー&キースリングによる傑作「カッラーラの宮殿」の第2版。
見た目があんまり変わっていないので、ちょっとした変更かと思っていたのだが、かなり手が入っている。
Tabletopiaでプレイ。

第1版と同じく、基本ルールと上級ルールがあるのだが、今回はいきなり上級でプレイ。
(ちなみに、基本ルールだけでもかなり変更がある。)

まず、物品駒の扱いが全く変わっている。
第1版では決算時に収入として貰え得点源となったが、第2版ではブロックを少し無理して買うことで入手でき自分の建物上に配置することで決算ボーナスが付くようになった。

あと、誰かが決算を行うと「+5金」や「+3点」といった追加ボーナスを選んでもらえる。
他のプレイヤーは、次の手番に決算アクションを選択した場合は同様の追加ボーナスが貰えるが、他のアクションを選んだ場合は追加ボーナスの獲得チャンスは失われる。
しょうもない決算でもどんどん打って行けば貯めて貯めて決算しようとしている人へのプレッシャーとなる。
これが、第1版とは違った決算のインタラクションになっていて面白い。

最後に、ゲームの終了条件の変更。
第1版では誰かが3つの終了条件を全て達成するとゲーム終了宣言出来た。
第2版では「誰かが決算駒を使い切る」AND「建物タイルの山が尽きる」とゲーム終了。
これに伴って、第1版であった終了条件カードは無くなっている。

他にも、ブロックの2:1変換があったり、彫像っていう新しい駒(マジョリティ得点と再決算チャンス)があったり、とにかく色々変わっている。

1回遊んでみた後の感じだと「綺麗に整えてきたな」という印象。
第1版のランダムセットアップのムラを排しつつ、戦略幅を持たせるように色んな要素を追加してきている感じ。
ただ、第1版であった急にゲームが終わって1位と2位がダブルスコアになるような荒々しさが抜けてしまっているように感じられたのは、少し残念というか・・・どっちの版も所持しないとダメなのか・・・というか・・・
クロッシング・オーシャン」みたいにアップグレード版用意してくれよ!(キック限定のダウングレード拡張はあるみたいだけど・・・)

カフーツ

Cahoots

評価:6/10

「ウノ」を協力ゲーム化。
ティッピ・トッピ」のリメイク(?)。

最初の英語版は「カフーツ」で、そのドイツ語版が「ティッピ・トッピ」っぽいけど・・・

指示内容とかは変わってる可能性はあるけど、基本ルールは変わってないんじゃないかな。

日本語リメイクでロボットキャラクターが追加されていたり、全体的にかわいくなってるけど、これがゲーム性とも合っていて良いね。

カム・トゥゲザー

Come Together

評価:6/10

60年代の音楽フェスの運営がテーマ。
新人デザイナー。

メインシステムはワーカープレイスメント。
4エリア×4か所のアクションマスの側にカードが1枚ずつ並んでいる。
欲しいカードの横にワーカーを置くわけだが、直ぐにカードが手に入らない。
誰かが手番を使ってエリア決算をすることで、そのエリアにワーカーを置いている全てのプレイヤーがカード獲得+トラック前進できる。
エリア決算をしたプレイヤーに少しボーナスがあるとはいえ、基本的に人にやってもらった方が得なので「誰かやってくれ!」という押し付け合いになる。

カードには「アーティスト」「ステージ」「観客」「テント」の4種類ある。
テントが無いと観客は取れないし、ステージが無いとアーティストも取りにくい。
この制限に迫られて、仕方なくエリア決算をすることになる。

テーマだったり、カードがボードゲーム名や実在のアーティストのパロディだったりするところにネタゲーっぽさを感じていたのだが、システムもしっかり面白い!

カルデラ・パーク

Caldera Park

評価:5/10

「サバンナパーク」の続編。
デザイナーは同じく、クラマー&キースリング。エッセン新作。

スコアリングは同じで「グループ内の動物の数×水飲み場の数」。

タイルの配置の仕方が変わっている。
メインボード上に「配置する動物」タイル7枚と「配置する場所」マス7枚がある。
手番プレイヤーは、「配置する動物」タイル1枚を取って、空いている「配置する場所」マスに置く。
そうすることで「クマを森に置く」とか「ヘラジカを間欠泉周りに置く」といった指示が出来上がるので、全員がそれに従ってタイルを置く。

手持ちは7枚なので、どのタイルも条件を満たせない場合は自由に置けるようになるので、トリックテイキング的に「ボイド」を作っておくと自由度は増す。

あと、隣の対応する動物は死ぬ「お邪魔タイル」が徐々に追加されていくのは、新しいところかな。

前作と比べて進化している感じは無くて、むしろ素直になっている印象。
前作の「タイルを裏返して移動させていく」方式の方が工夫があって好きだった。

カルカソンヌを覆う霧

Mists over Carcassonne

評価:6/10

協力ゲームになった「カルカソンヌ」。
エッセン新作。
Tabletop Simulatorでプレイ。

基本ルールは通常の「カルカソンヌ」と同じ。
新たなに霧エリアが追加されていて、配置時にゴーストが置かれる。
ゴーストは15個しかなくて、配置できなくなると負け。

霧エリアを完成させると、その上のゴーストを除去できる。
霧は絵が合っていなくても配置できるのだが、そうしてしまうとその霧エリアは二度と完成できなくなってしまう。

都市や道が完成すると、通常通り得点するか、1タイル上のゴーストを3個まで除去できる。

タイルが切れるか、ゴーストが16個以上配置してしまうとプレイヤーの負け。
その前に既定点を獲得できるとプレイヤの勝利。

霧タイルの数はかなり多いので、油断しているとすぐにゴーストでいっぱいになってしまう。
得点を取りに行くか、ゴーストを除去するか、そのバランスをみんなで取っていくのが楽しい。

個人だけが持っている情報が無いので、1人で遊んでも複数人で遊んでも同じ。
奉行問題へのケアは一切ない。
特に「カルカソンヌ」は極めている人が多そうなので、実力差がある人同士で遊ぶと不幸な状況になってしまうかもしれない・・・