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アンロック!

評価:6/10

ボードゲームで脱出ゲーム。

スペースカウボーイの新作。

カードに書かれた謎をみんなで解いていくゲームブック風のゲーム。

ゲームブックと違うのは、ページがカードになっている点。

これによって、各プレイヤーが気になるカードを手に取ってあーだーこーだ言いあえる。

脱出ゲームっぽさが良く出ていて楽しい!(リアル脱出ゲームやったことないけど・・・)

あと、iphoneアプリと連動していて、行き詰ったらヒントをもらえるので停滞しないようになっている。

言語選択に日本語も準備されているので、そのうち日本語版も出るんじゃないだろうか。

(現状だと選択は不可)

同社の「タイムストーリーズ」に比べると、ストーリーよりも謎に重点が置かれている。

ここら辺も脱出ゲームっぽい。個人的には、こちらの方が好み。

3つのシナリオが入っていて、それぞれ1時間ぐらいでクリアできる。

全シナリオをプレイしたが、行き詰る度に「この謎は日本人の常識では解けないのでは!?」と疑いがちだったが、結果的には日本人の常識で問題なくクリア出来るものばっかりだった。

どのシナリオも感心しちゃうネタが含まれていたので、脱出ゲームとしての完成度も高いんじゃないかな?

既に第2弾、第3弾の発売が決まってるみたい。

自分でプリントアウトするPnP版も続々と準備されているようで、このシリーズへの意気込みが感じられる。今後が楽しみだ。

アグリコラ:ファミリーエディション

評価:6/10

要素を削ったファミリー向け(?)「アグリコラ」。

「アグリコラ」は発売当初に1回遊んだきりなので、詳しく違いは説明できないが、大胆に要素を削っているみたい。

これぐらいなら状況を把握できるので、僕でも楽しく遊べた。

ただやっぱり向かってる方向は「アグリコラ」のそれなので、好みでは無いかな・・・

ゲーム中にもセットアップにもランダム要素が無いので、リプレイ性は低そう・・・

二人用アグリコラみたいに拡張でどうにかするのかな?

アポテカ

評価:6/10

キャラクターを雇って、キャラ能力で配置換えをする3目並べ。

タイルには3色のポーションのいずれかが描かれている。

ボードは4×4のマス。

手番では4種のアクションから2種を実行する。

「盤面の裏向きのタイルをめくって、対応する色の宝石を得る」

「山からタイルを盤面に裏向きで配置する(裏向きタイルが3枚になるまで実行可能)」

「自分の持っているキャラクターの能力でタイル移動」

「宝石を消費してキャラクター獲得」

3目並べを完成させるとそれらのタイルを除去して1点獲得できるのだが、キャラクター1人が使えなくなってしまう。

最初にキャラクターを集めて選択肢を増やしたうえで得点していくか、狙える時に得点を獲得していくか・・・

ありがちなシステムながら、うまくまとまっている。

ただ、ちょっとめくり運が強いかな・・・

タイル配置>タイルめくりって流れを禁止するっていうので解決できそうだけど、どうなんだろうか・・・終わらなくなっちゃう?

アンドールの伝説 カードゲーム 災いの島の冒険

評価:5/10

「アンドールの伝説」の二人用カードゲーム。

ボード版同様協力ゲームなのだが、システムは大幅に変更。

各自が「カシュガル」的なカード列を持っていて、これをグルグル回すことで駒を進めて行く。

列には悪霊カードや敵カードのような嫌なカードも混ざってきて、それをどう処理するかを相談しながら決めようってわけだ。

実際プレイしてみると、拍子抜けするほど簡単。

というのも敵カードの強さがマチマチで、何が出てくるかはランダム。

たまたま強い敵が出てこなくて、あっさり勝利してしまった。

逆に言うと、この敵カード部分ぐらいしか運の要素は無い。

理詰めで展開できるので、固いプレイ感。

何より、ダイスロールがないので盛り上がりにくい。

更に、「アンドール」の魅力であるストーリーも希薄でステージ最初にちょっと語られるぐらいだ。

面白さ的にはボード版の方が数段上。

ファンアイテム的な印象を受けた。

アイスクール

評価:6/10

おはじき鬼ごっこ。

アミーゴのエッセン新作。

1人が鬼役となり、他プレイヤーを捕まえる。

他プレイヤーは鬼から逃げながら指定された3ゲートの通過を目指す。

駒が起き上がり小法師になっていて、変わった軌道を描くのが最大の特徴。

慣れてくると、ジャンプさせたりカーブさせたり出来るみたい・・・

程良いプレイ時間で盛り上がるので、持っていてると重宝するかも。

マトリョーシカ方式で収納できる箱も秀逸!

アジリティ

評価:4/10

犬の障害物レースがテーマの二人用。

「アミガサダケ」デザイナーの新作。

手番ではカードをプレイしてリソース獲得&カードの数字分ロンデルムーブアクション。

その後、リソースを使って犬を獲得したり犬を走らせたり。

先に自分の犬3匹をゴールさせた方が勝利。

ロンデルが共用駒を使うので、ほぼコントロール不能。

カードドローが場からしかできないので、記憶しておけばわかるだろっていう事かもしれないが・・・それは難度が高すぎる・・・

他の部分も工夫が無い・・・

変わったテーマと犬のイラストの可愛さが売りかな。

アライバル

評価:5/10

ワレスの「モルドレッド」のリメイク。

ダイスが消えてたり規定ラウンドで終わったりと、変更点は多い。

まずは収入フェイズ。

ダイスを振る代わりにカードを4枚裏向きのままドロー。

左2枚をオ-プン。

カードは3列に分かれていて、上の列程強力だが悪に手を染めることになる。

3列のうち1列を「今回選ばない列」として、3枚目をオープン。

残った2列から1列を選んでから4枚目をオープン。

選んだ列から収入を得られる。

あとは獲得したリソースを使って家を建てたり、防壁を作ったり、敵を倒したり、敵を増やしたり。

あと、収入の1つに戦略タイルっていうのがあって、条件を満たすことで名声点を獲得できる。

この戦略タイルがゲームの主軸となりそう。

で、マルチエンディングっていうのは「モルドレッド」と同じ。

「誰かの悪評が規定値まで達する」 or 「規定ラウンド経過」でゲームが終わる。

前者で終わった場合は、悪評が一番低いプレイヤーの勝ち。

後者で終わった場合は、名声点が一番多いプレイヤーの勝ち。

確実に終わるようになっているし、手番も細かく分割されていてダウンタイムが気にならなくなっている。

確実に洗練はされているのだが・・・何か物足りない。

「モルドレッド」の持つ妙な魅力が消えてしまっている気がする。

「どっちやる?」って聞かれたら収束性が良い「アライバル」って答えはするけども・・・

アベニュー

評価:7/10

「ドゥードゥルシティ」の進化版。

拡大再生産する紙ペンゲーム。

オストビーのエッセン新作。

道カードをめくって、全員がその道を空きマスに書き込んでいく。

「テイクイットイージー」や「ストリームス」のような全員が同条件で進むパズルゲーム。

ラウンドの開始時に今回の農場が公開。

あとは、道カードを1枚ずつめくって紙ペンしていく。

道カードには灰色と黄色があって、黄色が4枚めくられたらラウンド終了。

今回の農場からつながっている道上にあるブドウマークの数分だけ得点。

これを5ラウンド繰り返すのだが、どんどん得点を大きくしていかないとイケナイ。

これがこのゲーム最大の特徴。

前ラウンドまでに書いた道も使えるので、後ラウンドへの布石を打つことも大事になってくる。

あと、分岐の道が一切ないことで、6×6のマップが妙に狭く感じる。

何も考えずに道を引いていると、取り返しがつかない事態になることも・・・

使用された道カードは2度と出てこないので、カウンティングというか確率計算が可能になっているのも良い!

道を描かずに次ラウンドの農場カードをチラ見できるっていうルールも良い!

基本的に道は多ければ多いほど良いのだが、得点を徐々に増やすのを目指すのに次ラウンドの農場がわかっているのは大きな助けとなる。

ちょっとしたルールの追加で、ここまで新鮮なプレイ感を生み出してくるとは・・・

こういうことされると評価上がっちゃう!

オストビー良いね!

アドレナリン

評価:4/10

ビデオゲームのファーストパーソンシューティングがテーマ。

「ゴブリン株式会社」のデザイナー。エッセン新作。

プレイヤー同士で打ち合い殺し合い。

手番では、「3歩まで移動」「1歩移動+武器・弾丸獲得」「射撃」から2アクション実行。

射撃でダメージを与えると、自分の色のダメージマーカーを相手のHPゲージに配置。

HPゲージがダメージで満たされると死亡。

HPゲージ内でマジョリティ争いして、1位は8点、2位は6点、3位は4点・・・という具合で得点獲得。

最後のダメージ(キルショット)を与えたプレイヤーはボード上のキルゲージにトークンを置ける。

このキルゲージはゲーム終了時にマジョリティ得点を生み出す。

武器は3枚まで保持できて、獲得には弾丸キューブが必要。

このゲームでは、どの武器も(近接武器でさえ)装填数は1発。

リロードは手番最後に対応する弾丸キューブを支払うことで可能となる。

あと、殺されたプレイヤーのデメリットだが・・・一切ない!

むしろ、今後殺された時に相手に与える得点が下がるし、次の自分の手番までダメージを負うことが無いので良いことずくめ。

テーマ的にダイスロールやら特殊カード出まくりかと思ったのだが、意外とユーロ寄り。

ただ、問題は武器カードのアイコン化の出来。

効果が多種多様なので、結局ルールブックとにらめっこしないとイケナイ。

これならいっそ、テキスト併記の方が良かったんじゃないか・・・

これによって、テンポが下がってテンションも下がる。

5人プレイだったことも相まって、ダウンタイムが酷かった。

慣れるまでは3人プレイぐらいが適正なのかも・・・

アップ ザ リバー

評価:5/10

強制スクロールスゴロク。

88年のゲーム。

ダイスを振って、自分の駒3つのうち1つをダイス目の数進める。

手番が1周したら、一番後ろのボードを取り除き、一番前に入れる。

川が流れるイメージ。

オチオチしてると流れにのまれて脱落。

ダイス目の6が特殊目になっていて、自分の駒を一気に進められたり、一気に戻したりすることが出来る。

古いゲームだから仕方ないけど、ちょっとひねりが弱い・・・

一応、ドラマが生まれるようなボードの配置になっているのにはちょっと好感が持てた。