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サブテキスト

評価:6/10

お題を知っている者同士だけが分かり合えるイラストを描く。

ヴァルシュの新作。

親がカードを見てお題を確認。

そのカードにプレイヤー人数-2枚を加えてシャッフルして、子プレイヤーに1枚ずつ配る。

子プレイヤーの内、1人だけが親と同じお題を見ていることになる。

このプレイヤーがパートナー。

誰がパートナーなのかは、親はおろかパートナー自身も知らない。

親も子も全てのプレイヤーは自分の見たお題を表すイラストを描く。

全員がイラストを公開して、全員がパートナーを予想。

正解を出したプレイヤーが得点を得る。

ここまでだと、ゲームが崩壊しそうな気がするが得点形式がそれを防いでいる。

親とパートナーは「親とパートナーがどちらも正解しないと得点出来ない」。

親とパートナーは双方が正解すると不正解人数分の得点を得る。

それ以外のプレイヤーは正解すると不正解人数+1点が得られる。

親とパートナーが分かり易いイラストを描き過ぎて全員が正解した場合、親とパートナー以外が1点を得るだけになる。

お題を知っている者同士だけがわかる曖昧なヒントを描かなければならない。

会心のヒントイラストが描けても、自分がパートナーじゃないと悲しい感じになるのがちょっとアレってのはあるが、心配したほどのものでは無かった。

むしろ、「自分がパートナーだ!」ってわかった時のドキドキが楽しい!

あと、お絵かきゲームの命題である「絵が下手な人問題」も、下手な絵だと、お題を知っている人にしか伝わらないので、むしろ有利とさえ言える!

絵が上手い人は上手い人で、とんちが効いた上手い絵を描けば良い。

多人数だとパートナーになる確率が低すぎる気がしたので、4、5人で遊ぶのがちょうど良いんじゃないだろうか。

このレンジのパーティーゲームがヴァルシュの真骨頂。

盛り上げをプレイヤーに任せるんじゃなくて、ちゃんとルールで盛り上げを作り上げる。

勢いはまだまだ衰えない。

Published in ボードゲーム