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ウィザード

評価:6/10

ビット式トリックテイキング。

市販されているトリックテイキングの中ではメジャータイトルに分類されるだろう。

「ウィザード」を元にした「スカルキング」と比較したくて久々にプレイ。

大きな違いは3つ。

まず特殊カードの枚数。

「ウィザード」は切り札に勝てるカードが4枚なのに対して「スカルキング」は9枚。

これが手札運を大きくすると同時にハプニングを起こしやすくなっている。

「ウィザード」だとリードでウィザード札を出すと確実に勝てたが、「スカルキング」は違う。

特殊カードの強弱が3すくみになっているのだ。

皆がけん制し合って、ついつい特殊カードを温存しちゃうので、序盤に妙に弱いカードでトリックを取っちゃったりする。

次にビット方法

「ウィザード」はリードプレイヤーから順番にビットしていく。

「スカルキング」は同時ビット。

「ウィザード」だと他のプレイヤーの出方を見ながらビット調整するので、バカみたいなビットにならない。

対して「スカルキング」は特殊カードによる読めなさも、あいまってバカみたいなビットのズレが出る。

ビットを出すときの「ヨーホーホー」の掛け声がバカさを助長している。

最後に得点方法。

成功時

「ウィザード」は (取ったトリック × 10) + 20点。

「スカルキング」は 取ったトリック × 20点。

失敗時

どちらも同じで ビットと取ったトリックの差 × -10点。

あと、一番大きな違いは、0ビット時の得点。

「ウィザード」は他のビット時と同じ。

つまり成功しても20点。失敗したら取ったトリック × -10点。

「スカルキング」はラウンド数 × 10点。

10ラウンド目だと、100点もらえる。

が、失敗したら、その得点がまるまるマイナス点になる。

10ラウンド目に失敗すると-100点。

ハイリスク・ハイリターンってわけ。

相違点を比較すると、総じて

「ウィザード」はウムムな戦略寄り。

「スカルキング」はギャハハなギャンブル寄り。

ってことになる。

どっちが良いかは個人の好みになりそう。

個人的には、元々ギャンブル寄りなゲームを、笑えるように調整した「スカルキング」の方が好き。

あと、「スカルキング」があれば「ウィザード」を遊べるけど、逆は無理。

なので、どっちも持ってないなら迷わず「スカルキング」。

まぁ、粋じゃないけどね。

Published in ボードゲーム