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エネルギーポーカー

評価:7/10

1980年のゲーム。

エネルギーの需要と供給っていうややこしそうなテーマだが、システムはバッティング。

エネルギーの種類は

石油、ガス、原子力、石炭、太陽光の5種類。

これらのエネルギーが毎ラウンド供給される。

例えば、最初のラウンドであれば石油が13個、ガスが5個、原子力が2個、石炭が7個、太陽光が1個という感じ。

エネルギー総数がプレイヤー4人でちょうど分けられる個数になっている。

上の例だと総数28個なんで1人7個ずつ。

この7個ってのが各プレイヤーの需要個数。

どの組み合わせで7個取るのかってのをクローズビット&バッティング!

供給数以上のビットがあると「単価を高くビット」「ビット数が多い」等を比べて優位のプレイヤーから獲得していく。

獲得できなかったプレイヤーは、足りない分を高額で購入するはめに・・・

これだけだと考えどころのないバッティングゲームなのだが、

「各エネルギーのビットは『前ラウンドのそのエネルギーの購入個数+2』が上限」

「毎ラウンド、各エネルギーを一番多く手に入れたプレイヤーがそのエネルギーの支配者となり次ラウンド有利」

このルールが効いている。

一つのエネルギーに集中させて支配者になりたいけど、偏り過ぎると次のラウンドのビット自由度が減っちゃうってわけです。

あと、石油やガスは時代が進むにつれ供給量が減っていくのだが、原子力はそれを上回る勢いで増える。

この市場変化がビットをよりスリリングにしてくれている。

イベント効果が雑だったり脱落者が出がちだったり、

時代を感じる危ういバランスだが、ベースシステムは今でも十分面白い。

時代補正も入っての評価7だけど、1回遊んでみる価値はある。

Published in ボードゲーム