Skip to content →

フタリマチ

評価:6/10

「枯山水」作者のゲームマーケット新作。

二人用の街づくりゲーム。

自分側の街を発展させ、人々を呼びこむ。

手札からカードを「サンファン」的なコスト払いで建てていくのだが、手札のMAXが3枚!

これだけだと手札運が高過ぎるのだが、カードは裏向きに置いて道路にすることが出来る。

道路に隣接する場所のコストは1安くなる。

ドロー運が悪ければ未来の為に道路として置けば良い。

建物は3種(公園、商店、娯楽)があって、それぞれ最初に3軒建てた街に「お年寄り」「主婦」「学生」カードが渡る。

以降、マジョリティが入れ替わる毎に人物カードも移り変わる。

最終的に、この人物カードをどれだけ持っているかで勝負。

手札補充は手番を使って行う。

何枚持っていようと、手札が3枚になるように補充。

つまり、出来るだけ手札0枚の状態で補充したいのだが・・・そう上手くもいかない。時には手札2枚の状態でも補充するのが有効な手の時もある。

山札が2回尽きて、手札も尽きたらゲーム終了。

最後に、建物から得られるお花ポイントを比べて、多い方に双子の赤ちゃんが生まれる。

双子なので人物カード2枚分!素敵!

あと、所定の配置に建物を建てることによってノーコストノーアクションで手に入れられる青い建物が5種類ある。

これが指針立てになって序盤でも目標迷子にならない。見事!

普段ゲームをしない人でも楽しめるように作ったってどこかで見たけど、確かにコレなら誰でも楽しめる!

その上、ゲーマーでも十分楽しめる見事な調整!(青い建物カードが全公開だったり、各プレイヤーの山札が同じ構成だったり。)

運と戦略のバランスが凄く良い!

別段、目新しいシステムは無いのだが各要素の繋がりが見事なバランスで無駄がない!

「枯山水」でも感じたけど、このバランス感覚はスゴイ才能だね。

これからの作品にも期待!

Published in ボードゲーム