宿泊者を殺して金品を奪う宿屋っていうブラックなゲーム。
パールゲームのエッセン新作。
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変なテーマだけど、システムは変じゃない。
毎ラウンド、場(宿屋)に人物カードが8枚並ぶ。
時計回りに手番を行っていって、2周したラウンド終わり。
手番では、
・客を買収して仲間に引き入れる。(宿屋から手札に入れる)
・施設を建てる。(手札から自分の前にカードを表向きに出してカード効果を得る)
・客を殺す。(宿屋からカードを取って裏向きに自分の前に置く)
・殺した客を埋める。(自分の前の裏向きのカードを自分の施設の下に入れる)
・現金を小切手化する
のいずれかを行う。
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ほとんどのアクションは「サンファン」的に手札からカードを捨ててコストとしなればならない。
ただ、各アクションには色が設定されていて、同じ色のカードはコストして使っても捨てなくても良い。
これを意識して、次にやりたいアクションに応じたカードを手札に残しておくと有利に動ける。
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面白いのは、手札を貯めるとデメリットもあるって部分。
ラウンドの終わり毎に手札分だけお金を失う。
お金=得点のゲームなので、お金は大切にした方が良さそうだと思って、
ラウンドの終わりに手札が無くなるように動いていたのだが、2アクションしか無いのでそれだとやりたいことが全然できない。
損して得取れ的な考えが必要そうだ。
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あと、ラウンドの最後、宿に警官が残っている場合、調査が入る。
この時点で埋めていない死体が自分の前にあったら大きな失点を受ける。
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初回プレイということもあって、流れがわかってきたのはゲーム終盤。
思い返してみると、ハンドマネジメントに少し妙味がある気がしてきている。
テーマの強さに隠れてしまったシステムの面白さがあるのか、そんなものは無いのか・・・
もう一回遊んで確かめてみたい。