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フィノ

評価:6/10

ワイン畑を買って、ワインを売る。

9つある地域から各自が2つを秘密裏に選択してオープン。

1の地域から順番に購入処理をしていくのだが、購入順が大事になっていくる。

エリアのマジョリティをとっているプレイヤーから順番に購入権を得る。

畑の値段に差があるので、先に購入権を得ることは大事。

一回マジョリティを取ると維持しやすいシステムになっているのだ。

が、そこにカウンターとして効いているのが、公有畑の分配。

畑には私有の畑と公有の畑があって、ある地域の私有畑が全部売れた時点で1番畑を多く持っているプレイヤーが1つ、2番が2つ、3番がその他全部を無料で獲得する。

誰かが独占していたら、2番、3番を低コストで狙えるようになっているのだ。

また、ワインには品種が5種類あって、それぞれの需要が変動する。

大量に売ったらそれだけ需要が減り、売却額が安くなる。

需要が減った分、他の品種を上げるのだが、どれを上げるのか決めるのは売却したプレイヤーなので、ここでトップを潰してバランスを取るわけだ。

あと、売った数量に応じて自分が持っている畑を手放さないといけないので、その隙にマジョリティを取られないように気をつける必要もある。

見た目やテーマから受ける印象よりも、構造はシンプル。

ゲームの主軸がバッティングだからね。

バッティングゲームと捉えると構造は複雑だな・・・

一旦、離されると追いつきにくい昔のゲームらしい厳しさはあるけど、いくつか独特なシステムがあるので、一度遊んでみる価値はある。

Published in ボードゲーム