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悪略の限り

評価:6/10

ユニークカード20枚の、ミニマルゲーム。

リーネックの去年のエッセン新作。

4枚の手札からカード1枚を自分の前に出してカード効果を解決。

1周したら一番大きい数字を出したプレイヤーがリードとなって新たな1周を始める。

手札補充は無いので、4周して手札を出し切ったらラウンド終了。

ラウンド中に自分が出したカードに示されたトークンを獲得する。

これを4ラウンドやって、獲得したトークンから得点を得る。

各トークンの価値は、最終的に場に残った同種のトークンの枚数。

場に沢山残れば、1枚当たりの価値が高まるし、場に1枚も残らなければ完全な無価値となる。

この基本システムに、様々なカード効果が作用してくるわけだが、主軸となっているのは「抹殺」。

例えば、「暗殺者」カードを出すと、場に見えている「王」か「女王」を抹殺できる。

抹殺されたら、そのプレイヤーの「全ての」カードが抹殺されてしまう!

終盤の抹殺合戦は、一か八かなので緊張感がスゴイ。

カード枚数が少ないので、他プレイヤーの手札を予想することが大事になってくる。

ラウンド開始時の2回のカードドラフトだったり、カードの背景色を2色に分けていたり、予想がしやすいように工夫されている。

「ラブレター」の影響を受けたと思われ、プレイ感も近い。

能力は複雑になっているので手軽さは失われているが、展開の幅は広そう。

Published in ボードゲーム