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ウィスキーレース

Scottish Highland Whisky Race

評価:6/10

イギリスに抑圧されたスコットランド人が伝統的レース中にウイスキーを密輸。
レースに勝利して勝利点を稼ぐか、ウイスキーを密輸して勝利点を稼ぐか。
ハンザ・テウトニカ」のシュテディングの初期作。2004年。

各プレイヤーは12個のモルトキューブと2枚のウイスキータイルをもってゲームスタート。

まず、全員が同時に移動歩数を決めるために好きな数のモルトキューブを握る。
多く握った順に手番を行う。

同数握った場合の処理が強烈。
交渉してどちらが先に進むか決めるのだが・・・
「まとまらない場合はどちらのプレイヤーの手番もなし!」
場合によっては、「絶対まとまらん!」宣言をして相手の手番(もちろん自分も)を潰すことも出来、ルールにも時には有効と記載されている!

歩数カウントも変わっていて、他の駒が居るマスを通過する際はその駒分余計にモルトキューブを消費する。
更に、タイルがあるマスに移動するとボーナスをもらえるのだが、自分単独でそのマスにいないとダメ。
とにかく他プレイヤーとの密集を避けることが大事になる。
レースの順位やタイルボーナスもあるので、そうは言ってられないんだけどね・・・

ねちっこい交渉による手番順決定、ウイスキータイルの特殊効果の個人攻撃、嫌いなタイプのゲームデザインなのだが・・・
なぜか、この頃のシュテディングのゲームは許せちゃう!
それを補って余りあるオリジナリティがあるからかな?

Published in ボードゲーム