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主計将校:東部戦線

Quartermaster General: East Front

評価:6/10

主計将校」シリーズ新作。
今回は2人用。

第二次世界大戦中期~終戦までのソ連 vs ドイツ(と同盟国)。

1手番で出来ることが、かなり増えていて、手番の流れは、
第1移動→第1アクション→第2アクション→第2移動→補給チェック→カードドロー。

第1移動では全ての駒が1回ずつ移動可能。

アクションは、基本「カードを1枚プレイしてテキスト効果適用」なのだが、手札に良いカードが無い時は捨て札にすることで移動や攻撃が可能になっている。
また、各カードはカードテキスト以外にもリアクションアイコンが描かれていて、戦闘時の防御や追撃で使用できる。
カードドリブン要素が増している。
リアクションはアクションとしてカウントされないので、思った以上に好き放題出来る。

第2移動は、戦車と戦艦が1回ずつ移動可能。

今作の補給ルールは結構複雑。
移動して元のスペースを空にしても支配を維持できるっていうのが特徴なのだが、そこを補給で通過する場合は、隣接に敵の駒があるとダメ。
海域と陸上で補給を妨害できる駒の種類が違ったりして、結構戸惑う。
最初は「こんなに複雑にする必要ある?」と思ったのだが、ゲームを進めると意味が分かってきて、補給の重要性が身に染みる。

手番最後にカードドロー。
5枚まで補充できるが、最大で3枚までしか引けない。
前述したリアクション等で手札を使いすぎると、手札が減ってしまうことになるので使いすぎに注意しつつ、ある程度使わないと2枚しか引けず、損した気になる。

1対1のガチガチの殴り合いなので、シリーズの他の作品と比べてガチ度&ウォー度は高そう。
基本的に東側と西側にわかれて、前線をジリジリと押し引きする感じなのだが、隙をついて敵の薄い部分を一点突破出来ると膠着状態を打開できる感じ。

タイマンの殴り合いに慣れていないユーロ育ちなので、ちょっと胃に来るプレイ感は合わなかったが、「これだよ!コレ!」ってなる人は間違いなくいるだろう。

Published in ボードゲーム