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島の完熟バナナ

Reif für die Insel

評価:6/10

シンプルな追い出し競り。
クニツィアのエッセン新作。

プレイヤーは同じ構成の手札をもってゲームスタート。

場にプレイヤーと同じ数のバナナ。
これらのバナナを1人1つずつ分配するのだが、誰がどれを取るかを競りで決める。

手番順に、いずれかのバナナの前にカードをプレイしていく。
誰かがカードを置いているバナナを欲しい場合は、より高いカードで追い出す。
そうやって、1人1つずつ取るバナナが決まったら、使ったカードは捨て札にして、
次のバナナを袋から引いて並べる・・・という感じ。
ものすごくシンプル!

クニツィアなので、もちろん工夫はある。
取ったバナナはマイボード上に保管していく。
マイボード上に保管できるバナナは5個まで。
全員が5個ずつ保持するとラウンド終了。
1ラウンド目は茶色のバナナのみ食べられて、2ラウンド目は茶色と黄色、3ラウンド目は全てのバナナが食べられる。
食べられないバナナはマイボード上に残って、スペースを圧迫してしまう。
が、マイナス効果のバナナもあるので、スペースが埋まっていることが一概に悪いばかりではない。

この上なくシンプルで、こんなゲーム出すのは、今ではクニツィアにしか許されないだろう。
もちろん、匠の調整によりシンプル以上の面白さを提供してくれるのだが、ちょっとお仕事要素にしつこさを感じた。
同系統だと「ハイ・ソサエティ」ぐらいの方が遊びやすいかな。

Published in ボードゲーム