Skip to content →

ドラゴンの番人

Drachenhüter

評価:6/10

魔術師となってドラゴンを飼いならす。
アンドールの伝説」のミヒャエル メンツェル。エッセン新作。

同じ色のドラゴンカードを集めて出すことで得点!
という、シンプルなゲームなのだが、ちょっとした工夫が上手く機能している。

本を模した2つの山札があり、それらの山札の一番上のカード裏が得点化できるカードの色と枚数を規定するようになっている。
カードをドローするごとに、それらが切り替わっていく。
手番では3枚までカードを引けるのだが、得点条件が上手く整っていればあえて2枚でドローを止めるってことも大事になってくる。

また、手札から山の上にカードを戻すことも出来て、これによっても得点条件を調整できる。

あと、得点の傾斜の付け方が上手い!
得点タイルは得点別に分けて並べて置き、基本的に低い得点タイルから獲得していく。
最初は1タイル1点しかもらえないのに、最終的には1タイル16点ぐらいもらえるようになる!
これによって、加速感が演出で来ていて、それでいて「序盤意味ないじゃん!」と言わせないボーナス効果もキチンとある。

あと、自ら使える色を制限することでもらえるボーナスもある。

テーマから、なんとなく無難ゲームを想像して期待せずに遊び始めたのだが、意外や意外、随所に工夫が光る佳作ゲームだった。
メンツェルが描くドラゴンも独特な可愛さがあって良い!

Published in ボードゲーム