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じゃれ本

評価:6/10

小説版「詠み人知らず」。
リレー形式で50文字程度の文章を書いて小説を完成させる。

昔、ゲームマーケットで買ったものを今更ながらプレイ。

小説を書いたことなんて無いので、まともな文章が書けるか不安だったが、意外と大丈夫だった!

多分、各人への負荷(責任度)の軽減工夫がちょうど良いからだろう。

最初に物語のタイトルを決めるのだが、まず一人が20個のランダムな単語を書き連ねる。
次の人はそこから1つを選んで、その単語から連想する短文を書く。
最後の1人が上記2つの要素を合わせてタイトルを完成させる。
この流れでタイトルを作ると、いい感じのタイトルができる上に、責任がちょうど三等分されるようになっている!
最初、「まどろっこしいことさせるなぁ・・・」と思ったのだが、実はかなり考えられたシステムなのかも。

その後は、順番に50文字ずつ文章を書いていくのだが、ここにも工夫がある!
1つ前の50文字しか読めない状態で続きを書かないとダメ!
これによって、物語の全体の整合性を気にしなくてよくなり、その場その場で思いつくままに筆を進めれば良いようになっている!
タイトルは全員が見られるようになっているので、物語がグチャグチャになりすぎないようになっているのも素晴らしい!

ワンアイデアだけで売り出したものかと思ってたけど、しっかり練られたプロダクトになっていた!
物語を書いたことのない我々に、その楽しさの片鱗を体験させるっていうのは何気にスゴイことなんじゃないだろうか。

Published in ボードゲーム