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ファクトリ42

Factory 42

評価:4/10

共産主義世界のドワーフっていう変わったテーマのゲーム。
色々ゲームを作っているデザイナーみたいだけど、僕は今作が初コンタクト。

国に資源を要請して、それらの資源をトロッコに積み込み、トロッコをマイボード上に運び、そこから資源を消費して注文を達成する。
っていう流れのゲーム。

が、今作の特徴は「自分が要請した資源を自分がトロッコに積めるわけじゃない」「自分が積み込んだトロッコを自分が獲得できるわけじゃない」ってところ。

ワーカープレイスメントで、各アクションの実行順を決めていくので、「トロッコに1番に資源を積み込めるがトロッコを取れるのは4番目」とか「資源をたくさん要請できるけどトロッコの資源を取ることが出来ない」みたいなことが良く起こる。
そうなると、「最初の方のトロッコには(しょうもない資源の)縄1個だけ入れとけば良いか」とか「どうせトロッコ取れないんだから、しょーもない資源ばっかり要請しよう!」っていうマイナス方向の行動が連鎖していくことに・・・

そうなると、国からの要請を達成できずに、全員がペナルティを負う・・・
場の空気はだだ下がり・・・
献身的な行動をしたプレイヤーにはロゼッタというリソースが与えられ、それを支払うことでペナルティを回避できる作りになっていて、一応ゲームバランスは取られるようにはなっているのだが・・・
足の引っ張り合いになるゲームデザインは我々には受け入れられなかった・・・

レッドアウトポスト」もそうだけど、共産主義テーマのゲームは向いてないのかも。
逆に「レッドアウトポスト」が好きだった人には刺さる可能性あり。

Published in ボードゲーム