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トライブス・オブ・ザ・ウィンド

Tribes of the WInd

評価:5/10

環境を破壊しつくした人間たちによる森の再生っていうナウシカ的な世界観のゲーム。
「ワイルド・スペース」デザイナーのエッセン新作。

裏からも色がわかるカードで、手札はホルダーに保持して、他プレイヤーから裏面が見えるように持つ。
手番では、手札のカード1枚をプレイするのが基本的な行動となる。
カードのプレイ条件が「自分と左右のプレイヤーの手札のカードの色」。
「左右のプレイヤーが青を持っている」「自分が黄を3枚持っている」「自分が隣のプレイヤーよりも赤を持っていない」等々・・・

カードプレイによって、
マスから汚染を除去して、水を得て、水を使って森タイルを置いて、人を森タイルに移動させて、村にする。
っていう流れ。

村を作ることで、ボーナスカードを獲得できて、それをマイボードの左にさすと条件達成得点、右に指すと即時ボーナスとなる。

あと、プレイヤーごとに異なる達成目標が2つずつあって、これを達成することで特殊能力が解放される。
これがかなり強力なので、まずはこれを狙う感じになっている。

やることは明確。自然と成長してどんどんできることが増えていく達成感があって、多くの人に受けそうなゲームデザイン。
が、本質はソロプレイ。
他プレイヤーの手札の色が自分のカードプレイに影響するので多人数で遊ぶ意味があるように感じるが、恐らくまやかしだ。
新しさもそれほどなくて、今の流行を狙って売れるゲームを作ったという商業的な冷たさを感じる。

Published in ボードゲーム