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アッティラ

Attila

評価:6/10

様々な民族への影響力を調整しながらのヨーロッパの支配。
サンクトペテルブルク」や「ディマッヒャー」のシュミール作。2000年。

手番ではやることは非常にシンプル。
手札6枚から1枚をプレイして、その色の駒を配置して、自分のその色に対する影響力を1上げる。
同じマスに何種類の駒も共存できるのだが、駒が5個以上置かれると戦争。
手番プレイヤーから順番にカードを裏向きに出していく。(何枚でも可)
出したカードとそのマスの駒の数を足して、一番少ない色の駒が全滅。
その後、そのマスには征服タイルが置かれて、どの駒も配置できなくなる。

戦争が1回、3回、6回、10回起こったタイミングで決算。
各色の影響力1位と2位のプレイヤーが得点。
1位は盤面のその色の駒数分が得点。
2位は盤面のその色の駒が置かれているマス分が得点。

序盤は味方を増やすためにも、2位でも得点が高くなるようにどんどん新たな地域に駒を置いていくことになるのだが、徐々に盤面が埋まっていき自然と1位と2位の差が生まれるようになっている。

あと、決算が起こるごとに影響力の上昇率が上がっていき、影響力の逆転がしやすくなっていく。

このあたりのちょっとしたルールでゲームの流れをコントロールするようなゲームデザインには本当にセンスを感じる。

Published in ボードゲーム