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ファウルプレイ!

Fowl Play!

評価:6/10

キツネの鳥捕食シミュレーション。
プレイヤーはキツネでもあり、鳥でもある。
キーシリーズのリチャード・ブリーズ作。2006年。

鳥は、種類(外枠の色)、背景色、駒の形という3要素を持っている。
種類4×背景色3×形3=36匹。

鳥駒と対応する36枚のカードを各プレイヤーに4枚ずつ配る。
そこから1枚を伏せて置く。これが自分のお気に入りの鳥となる。
お気に入りの鳥と似た鳥も得点となるので、それらの鳥を守るようにする。
逆に言うと、それ以外の鳥はたくさん除去することを目指す。

ラウンドの最初に手札から1枚を同時出し。
このカードの数字で手番順が決定するとともに動かせる鳥の種類も限定される。

まず全員が鳥を動かしてから、全員が自分のキツネを動かして鳥を捕食する。
食べたい鳥を自分のキツネの側に近寄せたいのだが、鳥は自分からキツネの側に近寄る動きは出来ない。
この制限がゲーム的な面白さを生み出すと共に、鳥とキツネの動きを上手くシミュレート出来ていて面白い!

ゲーム終了時に自分が捕食した鳥からの得点と、生き残った鳥からの得点を合計して勝敗判定する。

オリジナリティのあるプレイ感ながら、良く出来たシステムのゲーム。
得点形式の工夫で目標が偏っても戦いようがあるようになっている。
目標隠匿ゲームなのでマルチ味も気にならない。

Published in ボードゲーム