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クライムボックス インビスティゲイション

評価:5/10

犯罪捜査ごっこ。

このシリーズしか作ってない無名デザイナー。

「CSI」等の海外ドラマでやってそうな殺人事件の捜査ゲーム。

殺人現場、被害者、容疑者1、容疑者2、容疑者3。

カードプレイでこれらに新情報を付け足していって、納得がいく理由が完成したら犯人逮捕で事件解決!

現場に落ちていたバットから容疑者1の指紋が検出!

容疑者1が犯人かと思われたが、これは容疑者2が仕組んだトリックだった!

容疑者1と容疑者2は10年前のある事件で関わりを持っていたのだ!

みたいなことを適当に言う・・・

完全な正解なんてなくて、みんなが「あー良いかもね」「あるある!」みたいになったら勝ちっていう、なんともフワっとしたものでゲームなのかどうかも危うい。

協議終了覚悟で遊び始めたのだが、実際遊んでみると妙な魅力を持つゲームだった。

ゲームモードが2つある。

「調査モード」は順番にカードを付け加えていって、「納得いく説明が出来る!」と思ったら発表して、全員でジャッジ!

こっちのモードは本当に「ごっこ遊び」。

多少ゲーム性が生まれるのは「裁判モード」。

各プレイヤーが「検事」「容疑者1の弁護士」「容疑者2の弁護士」「容疑者3の弁護士」を担当。

検事は、事件の真相(の説明解釈)を一生懸命考え、弁護士は自分のクライアントが犯人にならないように・・・つまり他の容疑者が犯人になるように要素を付け加えていく。

検事が「事件の真相」(勝手に自分で解釈するだけだが・・・)に行きついたら、全員に発表。

これ以降は、「検事」vs「犯人と疑われた容疑者の弁護士」という構図になる。

他の弁護士は陪審員へと変化。

検事の説明を受けて、弁護士は弁明を行う。

それを聞いた陪審員はどちらが正しいかをジャッジ!

陪審員の支持が多い方が勝ちとなる。

各カードにはパラメーターのようなものは無いのだが、明らかに事件を決定づけるキーカードのようなものが登場する。

各人の解釈によってカードのパラメーターが決まるっていうのは、アナログゲームならでは!

もう少しシステムで縛れば面白くなりそうな気もするし、味を消しそうな気もする。

Published in ボードゲーム