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カルペディエム

評価:6/10

「アズール」風なタイル獲得で箱庭「カルカソンヌ」。

60分級のシンプルフェルト。エッセン新作。

7つのエリアにタイルが4枚ずつ。

自駒を移動させて、移動先のタイルを1枚る。

移動出来るのは、基本的に対面の2エリアのみ。

取ったタイルをマイボードにカルカソンヌ配置して、完成した建物に応じてリソースやボーナス効果を得られる。

これを各自がタイル7枚獲得するまで繰り返したら得点フェイズ。

場に3×4に並べられた得点カード。

2枚のカードの間に自分のマーカーを置いて、それぞれのカードに示された条件やリソースを支払って得点を得る。

この流れを4ラウンド繰り返すだけ。

得点カードに置いたマーカーは残り続けて、自他ともにその場所を選べなくなる。

4人プレイだと、マーカーを置ける場所は17箇所で、置かれるマーカーの数は4人×4ラウンド=16個。パツパツ!

それなのに、得点条件を満たせないと失点と言うシビアさ。良いですね!

得点カードはゲーム毎に12枚しか使わないのに全部で60枚もあって、バリエーションが広い。

セットアップでの得点カードの偏りから戦略を考えるゲーム。

最近のフェルトはイマイチだったが、久々に良い。

この調子で全盛期の勢いを取り戻してほしいものだ。

ゲーム内容よりも、「星型の移動は円の移動と実質同じ」論争が興味を引いた。(詳細はボードゲームギークのフォーラム参照。英語だけど図を見れば一目瞭然。)

この「読み解くと簡単なことを複雑に見せる」っていうのが、フェルトデザイン(というかポイントサラダゲーム)の本質なんじゃなかろうか・・・

と、ポイントサラダゲーム嫌いな僕は思ってしまった。(今作はポイントサラダではないけど・・・)

Published in ボードゲーム