シンプルなエリアマジョリティが、ちょっとした工夫で大化け。
ゲームマーケット2017秋の同人作品。
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11箇所のエリアに2~12の得点タイルを配置。
そのエリアのマジョリティを取ったプレイヤーがそのタイルを獲得できる。
2位は、その半分を得点。
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特徴は2つ。
1つは駒の配置方法。
手番では3つのダイスを振って、2個のペアと1個に分ける。
2個のペアの合計が置くエリアを示し、残った1個が置く駒の個数に影響する。
1回だけリロール可能だが、ダイス運は結構あって、ガチガチになり易いエリアマジョリティの良い緩衝材となっている。
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もう1つの特徴は「援軍」。
全員が駒を置ききったら2のエリアから12のエリアの順番で決算していく。
エリアでトップを取れたプレイヤーは、隣接エリアに自分の駒が1個でもあれば2個の援軍を追加できる。
低い数字のエリアは得点は低いが、後々のエリア決算に援軍を送り込んで連鎖的にマジョリティを狙える。
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コンポーネントのチープさが残念だが、システム的には最小限のルールでシンプルなエリアマジョリティに新鮮さと遊びやすさを生み出している。
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システム的には文句ないので、どこかのパブリッシャーがテーマやアートワークをデベロップすれば、もっと広まるポテンシャルをもっている。
ゲームマーケット大賞受賞からのアークライトが製品化っていう流れだろうか。(大賞にするには渋過ぎる?)