狭い湖で巨大モンスター同士の場所の取り合い。
「ルーニークエスト」のデザイナー新作。
「ブロックス」のように自分のパーツを順番に置いていって、最終的に手元のパーツが少ないプレイヤーの勝ち。
自分のモンスターの頭か尻尾に隣接するようにパーツを置き、伸びた先に頭や尻尾を付けなおす。
つまり、常に起点は2か所あることになる。
ルール読んだ段階だと、「なるほど・・・見えまくりのイカツい多人数アブストラクトね・・・」と思っていたのだが・・・
実際遊んでみると、常にままならない状況、驚きの一手、それでいて程よく制限された手の幅、見た目の華やかさ。
非常に好みのバランスのアブストラクトだった。
システムだけ見ると運要素無しのガチガチのアブストラクトなんだけど、立体要素が新たな思考を要求してくるので、少なくとも初回はアブスト力の差が出にくくなるんじゃないかな。
もちろん、テーマもイカツさを和らげてくれているしね。
他プレイヤーの頭と尻尾の上は通れないルールや、
配置済みのパーツの下はくぐれないっていうルールが、
文面以上の効果を生み出していることに気づいて、一気に評価が上がった。
こういう気づきの為にボードゲームを続けていると言っても過言では無いからね・・・