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スプリング・ラリー

評価:6/10

ゼンマイ仕掛けの車でトリックテキングレース。

韓国メーカーのエッセン新作。

3スート、1~15。(5人プレイ時)

マストフォローなのだが、勝敗判定が特殊。

トリック内で2色出た場合、2色目が切り札。

トリック内で3色出た場合、3色目が切り札。

トリックを取ったプレイヤーが自駒を進めるのだが、進める歩数はそのトリックで出た最小の数字。

それ以外のプレイヤーはゼンマイを模したダイヤルを巻く。

このゼンマイは、トリックに勝った時に進む歩数に加算できる。

ゼンマイの数字は、0>1>3>6>10>15>16>8>4>0となっている。

ある程度負けてから、勝つのがセオリー。

3ラウンド制で、1ラウンド目は5トリック、2ラウンド目は7トリック、3ラウンド目は9トリック。

1,2ラウンドは配りきりじゃないので、「んん???」と思ったのだが、遊んでみた感じだと、これがチュートリアルとして機能している。

3ラウンド目に、配りきりになると急に締まって緊張感が高まる。

基本的に負けたいのだが、手札からどのタイミングで勝っておくと丁度良いぐらいになるかを見分けるゲームだと感じた。

とは言え、流れを読み切ることは難しくて、パーティーゲーム寄り。

一気に20歩んだり、ゼンマイを巻き過ぎてダメになったり、かなり派手な動きでトリックテイキングの地味さを補っている。

今までにないタイプのトリックテイキングで、それでいて「こんなのトリックテイキングじゃねぇ!」とも言いきれない「らしさ」が残っている。

良い!

Published in ボードゲーム