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パンナム

Pan Am

評価:5/10

民間航空黎明期に栄華を極めた「パンアメリカン航空」通称「パンナム」がテーマ。
プロスペロ・ホールの新作。

「パンナム」がテーマと書いたが、プレイヤーはパンナムでは無い。
プレイヤーは、他の民間航空会社として国際航路を広げて収益を上げていく。
パンナムはそんな我々の航路を買い上げていく。
買い上げられると聞くと悪そうに聞こえるが、売却額が大きい上に、飛行機を別の航路で再利用できるので良い事づくめ。

メインシステムはワーカープレイスメント。
ほとんどのアクションエリアはところてん競りになっている。

アクションを実行した後に、パンナムフェイズでパンナムが買い上げる航路を決定する。
パンナム航路は、マイアミから徐々に広がっていくのだが、どの方向に進むかはダイスで決まる。

ベースシステムには特徴もあって全体的には今風のデザインなのだが、ダイス運やカード運が勝敗を大きく分ける印象。
この運要素を「あえて」入れているのは分かるのだが、個人的にはこれがしっくりこない・・・

古めのゲームでは、こういう粗い運要素を入れがちな印象だが、それを今風にリバイバルしてくるのがプロスペロ・ホール!
80年、90年代からボードゲームを遊んでいるゲーマーは懐かしさを感じて刺さるんじゃないかな。

Published in ボードゲーム