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シンギュラリティ

評価:6/10

AIが人間の知能を超える「シンギュラリティ」をテーマにした経済ゲーム。

慶応HQのゲームマーケットの新作。

プレイヤーは製造業の経営者となる。

最初は従業員を雇い工場を回していくのだが、AIの発展により自律ロボットやアンドロイドを導入することで、従業員を解雇していく・・・と言う流れ。

工場やロボットの建築に必要なICやFRPという資材もプレイヤーによって製造され、市場価格が変動する。

初回プレイで市場の動きを読み解くことは難しく、市場をコントロールしているというよりは、市場がシミュレートされている中にいるという感覚が近い。

この動きがテーマに即していて、人類の終焉を感じさせて趣深い。

ゲームデザインとしては垢抜けてなくて手続きやパラメーターが多いのだが、それが良い意味で見通しを悪くしている。

プレイ中に「え?え?これで、大丈夫?」というドキドキを感じたのは久々。

最近だと「フードチェーンマグネイト」で感じて以来だろうか・・・

そういえば、スプロッター作品と雰囲気が似ている。

1回遊んだ後の感じだと、ストーリーラインが強すぎてプレイ幅が狭い気がしなくは無いが・・・

独特の作風で、俄然、過去作にも興味が出てきたので、機会があればプレイしてみたい。

Published in ボードゲーム