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Board Game Memo Posts

贋金づくり

評価:6/10

贋金づくり

偽金をマネーロンダリングで本物のお金に換える。

そうして得た本物のお金で偽金印刷機を買って、更なる偽金を得る。

だが、最終的には古銭の獲得を目指す。

リソース全てが金絡みっていう、きな臭いゲーム。

フリーゼのデビュー作らしいのだが、中々凝っている。

特に競りにマストフォローを導入しているのが面白い。

1万円紙幣をたくさん持っていても、100円硬貨でリードされると降りざるを得ないのだ。

小さいお金はいずれ偽金ということがばれて使えなくなるので、徐々に高額な偽札へシフトしていかなとダメっていうチキンレース的要素もある。

だが、20年前のゲームなので、荒い!

弱者救済が一切無い拡大再生産なので、1度失敗すると悲しい1時間を過ごすことになる。

テーマとシステムの根幹は面白いので、「フレッシュフィッシュ」みたいに大幅にいじったリメイクしてほしいところ。

時代に合わないから、売れなそうだけど・・・

ナイル

評価:4/10

ナイル

ナイル周辺で農業。

カードをプレイして畑を作る。

各畑は1つしか存在できず、誰かが既に持っている場合は上回る枚数を出して追い出す「ドライブ」的なルール。

手番の最初に山札の一番上のカードをめくって、収穫チェック。

その畑を持っているプレイヤーは畑から1枚を得点化することができる。

ゲーム終了時は、得点化したカードを種類別に分けて、一番少ない枚数が得点。

「チグリス ユーフラテス」の得点計算と一緒。

そこまで悪くはないのだが、ルールの書き方がややこしいし、そもそも無駄に肥大化している印象。

無駄が多い同人臭を感じちゃう。

カードの質も非常に悪い。

まぁ、そこまでリプレイすることも無さそうだが・・・

ハーメルン

評価:4/10

ハーメルンの笛吹き男がテーマのゲーム。

プレイヤーは、ハーメルンの街で結婚し、男は物を生産し、女は子を産む。

生まれた子供は、結婚し新たな家庭を持ち・・・と繰り返される。

だが、物を生産したり子供を産むと、何故かネズミが増える。

ネズミが増えすぎると、その家族は行動不能になってしまう。

そうなると助けてくれるのが、「猫」と「笛吹き男」。

どちらを使うにも金が必要になる。

さらに、ラウンドの最後に結婚できていない子供がいると、笛吹き男が連れ去ってしまう。

それを阻止するのにもお金がいる。

ハーメルンってタイトルから、子供を連れ去る笛吹き男に目が行きがちだが、注意していたら子供を連れ去れれることは、ほぼ無い。

それよりも、子供を産んで、結婚して、子供を産んで・・・ってサイクルが独特。

他にも、ちょっと変わったルールが色々あるのだが、どれもかみ合っていない。

やっぱり、このメーカーはフィギュアだけって感じだね・・・

ルーニークエスト

評価:6/10

ルーニークエスト

お題のマップを見ながら、手元の透明ボードにペンでラインを描く。

透明ボードをお題に重ねて答え合わせ。

ルールは同作者の「ドゥードゥルクエスト」とほぼ同じ。

ラインを描くのに時間制限があったり、

他プレイヤーを邪魔するアイテムがあったり、

「利き手じゃない手を使う」「肘を曲げずに描く」みたいなペナルティがあったり、

魚型の定規が無くなってたり。。。

「ルーニークエスト」はスーパーマリオ的な世界観で統一されていてイラストも綺麗なので製品としての安定感はあるけど、色んな見た目のお題がある「ドゥードゥルクエスト」の方が若干バリエーション豊富。

でも、やっぱりほぼ同じだね。

見た目の好みで決めればいいと思うよ。

ゲーム経験問わず楽しめるパーティーゲーム。

特に初回プレイ時は異常に楽しくて、興奮しちゃう!

リプレイ性は低そうだけど・・・

トリックス

評価:4/10

手札の購入から始めるトリックテキング。

アランムーン作。

各自が同じ構成のカードをとって、個人山札とする。

個人山札の一番上をオープン。

これらが、購入できるカードになる。

価格は購入するカードのランクと同額。

他プレイヤーの山から買ったら、そのプレイヤーに支払い、自分の山から買ったら銀行に支払う。

そうやって各自が8枚ずつ買う。

その上で、自分が何トリック取れるかビット。

手札からカードを1枚伏せて出すことでビットする。

そのカードのランクが取るトリック数を表す。

更に、ビットカードの中で最も高いランクのスートが切り札になる!

あとは、マストフォローのトリックテイキング。

トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーを決められるってのが変わっている。

多いビットで成功した方が得点は稼げるのだが、ピッタリ取った時のボーナスが高いので、0ビットが強い。

カード購入でお金を消費しないしね・・・

システムは中々面白いのだが、得点バランスが変だね。

ダージリン

評価:5/10

紅茶の収穫と出荷。

盤上の買い付け人駒を移動させて茶箱タイルを集めて、セットが揃ったらまとめて出荷。

出荷した分だけ自分のキューブを船に積み込めて、手番が回ってくる毎に得点を生み出すことになる。

だが、誰かが更に出荷すると、前に置かれていたキューブはどんどん押し出されるので、みんなの出荷が収まったあたりで大きく出荷したい。

他にも、お茶の種類に需要の増減があり、需要が高まったお茶を出荷することが大事。

出荷のタイミングがかなり重要なゲーム。

中々悪くないのだが、手番での処理が細かく多い。

とくに、「出荷に使ったタイルを1回捨て札の山として置いといて、次の出荷があったら捨て札の山を袋に戻して、今回の出荷分のタイルが捨て札になる。」

っていうシステム。これ、いる!?

微妙なバランス調整なのかもしれないけど、無駄に処理を煩雑にしているだけな気がしちゃうね・・・

そういう煩雑な処理をスマートに解決出来たなら、良いゲームになっていただろうに・・・

バラバラ

評価:4/10

大・中・小のボールをバウンドさせて穴に放り込む。

それだけのアクションゲーム。

箱にはいくつか穴があいているのだが、基本的に1個の穴しか狙わなくなっちゃう。

これだと、ちょっと単純なアクションになっちゃうので、

同じ穴は使えないとか工夫があれば良かったかもね。

アンリミテッド富豪

評価:7/10

アンリミテッド富豪

基本は大富豪なんだけど、チップで数値を変更できる。

ポンコツファーム作の同人。

連番無しの大富豪。

そこに素晴らしきルールが1つ。

チップを場から受け取ることで、出したカードの数値を変更できる。

カードの色によって変更方法が違って、

赤がチップの数を足す。

黄色が(チップの数+1)の掛ける。

これによって、60のペアやら、6の7枚セットみたいなトンデモない、

正にアンリミテッドな役を作れる。

チップを受け取る量に制限はない。

ないのだが、ゲームに勝つにはカードを出し切るだけじゃなくて、チップも出し切らないとイケナイ。

チップを減らす手段は手番のパス!

パスすることで2枚のチップを捨てられる。

面白いとは聞いてたけど、予想を上回る面白さ。

少ないルールで、新しい面白さを生み出している。

役の種類をバッサリカットしているのも素晴らしい!

選択肢がアンリミテッドにならない良い調整だね。

見事でございます。

是非ともリメイクしてほしい一品。

Voldétour

評価:6/10

Voldétour

コンポーネントが豪華なアブストラクト。

2人か4人用。

4本の塔の上に各プレイヤーのコマ。

ゲームの目的は、自分のコマを対角線上の塔に移動させること。

その為にブロックを置いたり、移動させたりして行く。

面白いのは、ブロックが斜めにカットされている「階段」って概念。

階段を使わないと高低差がある移動ができないのだが、この階段の利用は1マスと数えない。

手番では3マスしか移動できないので、上手く階段を使って長距離移動することが大事になる。

あと、自分色のブロックしか移動できないのだが、他のブロックが上に載っていると動かせない。

ここも、ゲームに深みを与えている。

最初、互いに邪魔をしあって中々終わらないかと思ったけど、結構アッサリ勝負が決した。

4人プレイだったから、あまり妨害がおいしくないからかも知れない。

見ての通り、高級感あるコンポーネントも魅力。

ただ、盤面は厚紙。

盤面も木のバージョンにすると値段が跳ね上がるらしい・・・

幽霊 幽霊 宝探し

評価:5/10

幽霊 幽霊 宝探し

強力型子供向ゲーム。

2014キッズ年間ゲーム大賞。

幽霊屋敷から宝を持ち出す。

ダイスロールで駒を移動させて、8つの部屋に散らばる宝を屋敷の外へ持ち出す。

ダイスロールで、6以外の目だとオバケカードがめくられて指定された部屋にお化けが増える。

小さいお化けが3匹集まると、大きいお化けに変化!

大きいお化けが6匹になっちゃうとプレイヤー側の負け。

そうなる前に、宝を全部持ち出せばプレイヤー側の勝ち。

お化けが増えすぎないように適度に退治しつつ、宝を探し出す。

お化けの発生場所がカードで指定されるので、一瞬「パンデミック!?」みたいに思ったが、山札のリシャッフルが頻発するので、お化けの発生位置はほぼランダム。

おまけに、ダイスロールぴったりしか動けないので、ダイス運もデカイ。

ちょっと大人だけで遊ぶには厳しいかもね・・・

いや、大人だけで遊んで、負けたんですけどね・・・