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タグ: boardgame

サバンナテン

Savanna Ten

評価:4/10

タイルを1枚ずつ配置していって、10を作ることを目指す。
国産ゲーム。
BGAでプレイ。

手札2枚から1枚を共通ボードに配置する。
縦横斜めが埋まると得点。
合計が10ぴったりだと手番プレイヤーが3点獲得。
合計が10未満の場合、タイル合計が一番大きいプレイヤーが2点獲得。
合計が10より大きい場合、タイル合計が一番小さいプレイヤーが1点獲得。

タイルの表面は1,2,3,5の4種類なのだが、裏面は全て4になっていて、常に裏面の4でプレイ可能。
なので、合計6の残り1枚の列を作ってしまうと簡単に3点とられてしまう。

決して悪いゲームではないのだが、うっかりミスが多くて、してやったり感が味わえなかった。

キラウエア

Kilauea

評価:5/10

マニアックな方法でのトーテム輸送で色の価値決め。
ソルトン・シー」のデザイナー。

4色のトーテムを森から運び出して、自分の島に置くか、火山に置くか。
火山に置くことで、その色の価値が上がり、決算時に自分の島にあるトーテムで得点する。

ただ、火山エリアでの、トーテム価値は基本的にトーテムの数×3なのだが、一番トーテム数が多い色はトーテムの数×1になってしまう。2番を狙うのが重要。

火山も自分の島も5エリアに分割されていて、エリアはそれぞれ独立したトーテム価値となっている。
このエリアの赤の価値は6だけど、こっちのエリアの赤の価値は2みたいなことになる。

共通駒のロンデルによって、アクション出来るエリアは制限される。
アクションした場所に応じたボーナスがあって「火山エリアのトーテム1つを隣エリアに移動する」とか「森のトーテムを直接自分の島に移動する」等々、中々強力なものもあるのだが、こっちの制限は緩め。

ボーナスアクションが強力で、それらによるプレイヤーの思惑が絡み合うマルチな展開になりがち・・・
個人的には、メインアクションのエリア選択は緩め、ボーナスアクションの対象エリア選択はきつめの方がマルチ味が薄れて読み解きの重要度が増して、好みに近づきそうな気がする。

今回4人プレイだったのも良くなかったかも・・・3人がちょうど良いんじゃないでしょうか。

クライネフィッシュ

Kleine Fische

評価:5/10

シンプルなバーストゲーム。
97年。

山からどんどんめくっていって、同じ魚をめくってしまったらバースト。
バーストしても全て没収というわけでは無くて、被った魚の1枚目より前にめくったカードは獲得できる。
山が切れたら終わりで、獲得したカードから得点。
各種1枚ずつしか得点出来ない。

大枠のルールが「ノミのサーカス」そっくり!
「ノミのサーカス」のパクりじゃないか!と思ったのだが、「クライネフィッシュ」の方が古かった!
ゲームとしては、「ノミのサーカス」の方が完成しているが・・・
この頃から、クニツィアによるインスパイア作品は出ていたのか。

エクソダス・フリート

Exodus Fleet

評価:5/10

核戦争で崩壊しかけている地球からの脱出。
今は無きTMGゲーム発。2017年。

プエルトリコ」で有名なバリアブルフェイズオーダー。
親がアクションを選択して全員が同じアクションを実行する。
が、今作ではアクションを実行する前に1周競りが入る。
高額を払ったプレイヤー程強いアクションが出来る。
しかも、誰もパスしなかった場合、一番低いプレイヤーはパス扱いになる。(パスした場合は少しのお金と資源がもらえる)

「採掘」でリソースを獲得し、そのリソースを使って新しい宇宙船を買ったり、地球の人々を宇宙船に輸送したりしていく。

宇宙船ごとに特殊能力だったり、リソースや人のキャパシティが違うので、自分の戦略に合った船を取っていくことが重要となる。

ゴリゴリのアメゲーっぽい箱絵だが、メインシステムはユーロ。
リソースの保持上限が少なめに設定されているので、他プレイヤーとやりたいアクションのタイミングを合わせる(もしくは、合わせない)ことが大事になりそう。

チャリダイス

Charidice

評価:5/10

余ったダイスを隣にプレゼントするダイスゲーム。

6個のダイスを振るのだが、各ダイス1~6と色の組み合わせが異なる。

1回振った後、2回まで選択して振り直し可能。
役は2種類で、「同じ色4個以上」か「各色のダイス1個ずつ」のいずか。
「同じ色4個以上」の方は連番が作れたらボーナス。
「各色のダイス1個ずつ」の方は同じ数字ならボーナス。

で、ここからが特徴。
余ったダイスは左隣のプレイヤーにプレゼントする。
ダイス目合計が得点となるのだが、5と6の目は倍になって、10と12扱いになる。
プレゼントされたプレイヤーはその得点を貰えるわけだが、プレゼントした側も同じ得点を貰える!
下手な役を作るよりも5と6をプレゼントした方が高得点になるのだが、左隣のプレイヤーも得点してしまうのが悩ましいところ。

ヤッツィー系ダイスゲームは、他プレイヤーのダイスロールに興味を持てない問題があるが、今作は少なくとも1人は興味をもってくれるようになっている!

ゲーム的に見ると、隣のプレイヤーのダイス運が影響しすぎる気もするが・・・
まぁ、軽いダイスゲームだからね。

ザット・オールド・ウォールペーパー

That Old Wallpaper

評価:4/10

おばあちゃんの家の壁紙の修復。

1~10の数字カードを個人デッキとして持ち、そこから5枚を手札。

場にはプレイヤー人数分のタイルカードセットが並んでいて、手札同時出しで取り合う。
一番小さい数字を出したプレイヤーは左端のタイルカードセットを取り、以下昇順で取っていく。
ホットリード」「マインドアップ」と同じ方式。

取ったタイルカードは、自分の前に配置していく。

最終的に図柄があっている方が良いわけだが・・・
この得点形式が変に面倒・・・
ただでさえ、パズルが大変なのに、「大きい赤が3個で・・・小さい赤が1個で・・・」とか確認させてくる得点形式。

悩ましいよりも面倒くさいが大幅に上回る得点形式だ!

なんとなくゲームっぽい要素を組み合わせているが、それらが全くかみ合っていない!

クルセイダーキングス

Crusader Kings

評価:4/10

同名デジタルゲームをボードゲーム化。
ヨーロッパで一族の繁栄を目指す。

イカツイ見た目だが、根幹ルールはそこまで複雑ではない。
各時代、8枚配られるカードを2枚×3ラウンドプレイするだけ。
カードで実行できるアクションは5種類で、しかも種類ごとに山になっているので選び取れる。
問題はアクション後に発生するイベントで、これがカードごとに異なる。

イベントは基本的に「自分が損をする」or「左隣のプレイヤーが得をする」ようになっていて、それを自分で選択するっていう酷なことをさせてくる。

あと、結婚、出産といった一族の系譜がテーマになっているようで、子供や兄弟の概念がある。
王が死んだ際に、世継ぎがいないとペナルティがあるので、子供が大事なのだが、子供を授かれるかどうかは他プレイヤーの出すイベント次第・・・
やっと生まれたと思ったら不出来な愚息だったり、正妻以外との間の落とし子だったり・・・王をやるのもなかなか大変。

後は、戦争での陣取りがメインなのだが、戦争を仕掛ける前に開戦事由が必要なのも面白い部分。
もちろん、兵の配備も必要で、攻撃までの準備がありハチャメチャし過ぎてないのは好印象。

複雑なデジタルゲームをよくボードゲームに落とし込んだなと感心させられたが・・・
このジャンルは好みじゃないからね・・・スイマセン・・・

ポーレン(アレクサンドル ドロイト)

Pollen

評価:5/10

蜂同士の花の奪い合い。
2人用。

「バトルライン」のように、列にカードを配置していくラインマジョリティ。

手番では弱アクションを2回するか、強アクションを1回するか。
弱アクションは
・自分側にカード1枚を表向きに置く。
・移動カードを使って自分のカード1枚を移動する。
強アクションは
・自分側にカード1枚を裏向きで置く。
・相手側にカード1枚を表向きで置く。
・相手の裏向きのカードを表にする。

他にも、「カード1枚を捨てる」「配置済みの自分のカードを相手側に移動する」っていうのがあるが、1回も使わなかったので無視して良さそう・・・

手札は3枚で、手番終了時に3枚まで補充。

カードはどちら側においていようが、どちらのカードかをみてマジョリティチェックするので、最初、相手側にカードを置く意味がわからなかったが、各列各側に3枚までしかカードを置けないっていうのが効いてくる。

いずれかのプレイヤーが山札と手札を使い切ったら、手番をならしてゲーム終了で、列ごとのマジョリティをチェックするだけ。
各自が秘密のボーナス列を持っていて、そこの得点は倍。

どうやら移動カードが肝みたい。
相手側に送り込んだカードを移動させることで、予想外のスピードで列を埋めきったり、圧勝している列から隣の列に増援を送ったり・・・

プレイヤーが面白どころを見つけ出さないとダメなタイプのゲーム。
デザイナーの意図はくみ取れた気はするが・・・もうちょっと分かりやすく面白ポイントが欲しいところだね。

オン・マーズ

On Mars

評価:5/10

衛星軌道上の宇宙ステーションと火星を行き来するワーカープレイスメント。

ベースシステムはワーカープレイスメントだが、自分がいる場所(宇宙ステーション火星)のアクションしか実行できない。
そう書くと他プレイヤーと被らない場所にいた方が良い気がするが、場所を移動しても移動元のワーカーは回収されないので、むしろ足並みを揃えた方が良いところがあって難しい。

ラセルダのゲームにしては各要素の繋がりや全体の流れが分かりやすい。(ルール量は相変わらず多いが⋯)個人的なラセルダランキング「ヴィニョス」に次いで第2位となった。

オロス

Oros

評価:5/10

大陸移動と地盤隆起によって山を生み出し、そこに神殿を建てる。
壮大なテーマのゲーム。

マイボード上のアクションエリアに置かれたワーカーを別の空のアクションエリアに移動させることでアクションを実行する。

盤面の土地タイルを移動させるて、タイル同士をぶつけることでタイルの数字を上げていき、最終的に4と4の土地タイルをぶつけて山タイルを生み出す。
この山タイル上に自駒を移動させて、神殿を建設することがメイン目標となっている。

これだけでも、結構マニアックなルールなのだが、他にも色々と細かいルールがあって、ゲーム理解力が必要なゲーム。
ただ、このマニアックさがそこまで面白さに繋がっている感じは無くて、ただただマニアックにしただけ感はあるかも・・・