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カタンの開拓者たち 古代エジプト版

評価:6/10

カタンに特殊能力カードやらなんやらをプラス。

恒例のカタンシリーズ。

特徴は、各自が1枚ずつ保持する特殊カード。

建築コストを低くしたり、ダイスロールで資源を得られなかった時に任意の資源を得られたり。

特殊カードは使用すると別の特殊カードを獲得できる。

なので、特殊カードは出来る限りドンドン使った方が良い。

後、街や道の他にピラミッドの建設が可能でこれを最後に行ったプレイヤーは資源の1:1交換っていう特権を得られる。

そんな感じで、要素をペタペタと付け足しているわけだけど、追加された要素に感心するものは無いかな。

まぁ、カタンもこんだけ種類出してたら、こうなってくるよね。

通常カタンルールでも遊べるみたいなので、通常カタンを持ってない人なら、もしかしたら・・・こっちを買っても・・・良いのでしょうか?

狩人と斥候

評価:6/10

原始時代に飢えをしのぎながら道具を作る。

「カシュガル」作者の二人用。エッセン新作。

手札からカードをプレイして、カード効果が発動。

使用したカードは場に3列にして置かれる。

カード効果の多くは自分の部族駒を場所カードへ配置するってもの。

そうやって、配置した部族駒を回収することで、その場所カードにある資源を獲得できる。

で、獲得した資源は保存不可、すぐに使わないといけない。

飢えを解消したり、子供を産んだり、道具を作ったりするのに使う。

そうこうしていると、手札が無くなってくるので良いタイミングで日の入アクションを行う。

ようは決算アクション。

自分の部族駒の数だけ点数がプラスされるのだが、飢えの数だけマイナスされる。

残っている手札もマイナスなので、できるだけ手札は使い切りたい。

そして、手札補充。

使用されて場に置かれているカードを1枚ずつ取っていって全部で6枚取る。

各列の1番上からしか取れないので、中々悩ましい。

そんなこんなで、最初に24点取ったプレイヤーの勝ち。

特殊効果系のゲームなので、あまり期待していなかったのだが、良い!

カード効果に奇抜なものはなく、カード枚数も抑えられている。

カード枚数が少ないと同じことの繰り返しになりそうだが、各カード効果が上手く考えられていて、キチンと展開を生むようになっている。

「カシュガル」は好みじゃなかったけど、これは良いよ!

導入ルール、通常ルール、サバイバルルールとあるのだが、まだ導入ルールのみ。

導入ルールだけでも、十分に面白さは感じられたが、

短期決戦なので、ちょっと道具カードの運に左右され過ぎる気がする。

通常ルールだと、そこら辺がどれぐらい緩和されているか、試してみたい!

(追記)

通常ルールを飛ばして、いきなりサバイバルルールを試してみた。

思ったよりもプレイ感は変わらない。

聖地もほとんど使われなかった。

お互いに相手を邪魔しないプレイだったからか、プレイ時間もそれほど変わらない。

もちろん、戦略の幅は広がっているが、基本方針は変わらなそう。

ってことで、評価はこのまま!

ガッツ(トランプ)

評価:5/10

手札2枚のお手軽ポーカー。

トランプゲーム大全より

手札が2枚だけなので、役はワンペアのみ。

手札交換もないので、ペアが揃うだけでも、かなり強い手になる。

で、勝負に参加するか降りるかは同時に決定。ヨーホーホー。

勝負に参加する場合は1コイン握る。

勝負に参加したプレイヤー同士で役の強さを比べて、一番強いプレイヤーがポットを総取り。

で、面白いのは勝負に参加したのに負けたプレイヤーの罰則。

ディールの段階で溜まっていたポットの額と同額をそれらのプレイヤーが全員支払う。

つまり、3人以上のプレイヤーが勝負に参加したら、どんどんポットが膨らんでいく。

倍々で膨れ上がるので、何回か続くとポットがすごいことになる。

チップじゃなくてお金を使っていたら極悪ギャンブルゲームだが、パーティーゲームとして遊ぶ分には莫大な額が動いて盛り上がる。

海底探検

評価:5/10

ダイスを使ったチキンレース。

オインクゲームズ新作。

海底深くに潜り宝を持ち帰る。

潜水なので、もちろん酸素が必要なのだが、なぜか全員共通の酸素ボンベを使っている。

宝を持てば持つほど進みにくくなり、更に酸素の消費量も増える。

酸素が尽きる前に生還できるか!?

どこまで深く潜って価値の高い宝を持ち帰れるかっていうチキンレースなのだが、意外と振れ幅が狭く冒険しにくい。

結果、みんな想像通りの場所で折り返す。

上昇時は2つのダイスの掛け算進むみたいにしたらどうなんだろう。

いや、ゲームとしては手堅くまとまってるんだけどね。

もうちょっと、ハプニングをちょうだい!

枯山水

評価:7/10

今回のゲームマーケットで話題の新作。

枯山水庭園を造るっていう変わったテーマ。

東京ドイツゲーム大賞からの製品化。

タイル配置していって、自分の庭園を造る箱庭ゲーム。

面白いのは、ひいたタイルを他プレイヤーに譲渡することで徳を積むっていうルール。

この徳を使って、石を置いたり、他プレイヤーのタイルを奪ったりできる。

このゲームの特徴は、こだわり抜かれたコンポーネント。

石は見事な塗装で、タイルや個人ボードも大手ドイツゲームよりもしっかりしている。

箱庭ゲームは遊んでいる内に自分の箱庭に愛着がわいていくもののだが、「枯山水」はこの愛着が半端ない。

得点云々よりも「美しい庭を作りたい!」って気持ちが前に出ちゃう!

どちらかというとシステム重視で評価しているのだが、この雰囲気はそんなこと言ってられない完成度。

作り手の愛がビシビシ伝わってくるね。

値段にひるんで買いそびれたのが悔やまれる・・・

カムバック

評価:4/10

かなりシンプルな競りゲーム。

4色、1~7。計28枚のカードから4枚抜いた24枚を1枚ずつ競っていく。

競りは時計回りにグルグル回るパス抜けの標準的なもの。

で、競り上げ方法にちょっとした制限がある。

競りにかけられているカードの数字以上競り上げないといけない。

高い価値のカード程、手番順が大事になってくる。

で、特徴となっている得点計算がイタダケナイ。

各色ごとに(数字の合計)×(星の数)が得点になる。

星は1のカードには3つ、2のカードには2つ、その他は1つ。

この得点計算を聞けばすぐわかるのは、同じ色をたくさん集めれば良いってこと。

で、4人で4色となると・・・各自が1色を集めることになる。

そうなると、最初に抜いた4枚に含まれていない色を集めたプレイヤーが勝つ・・・

競りなので、高得点を取りそうなプレイヤーがいると競り値をギリギリまで引き上げる不毛なお仕事を課せられる。

もし競り落としてしまうと他のプレイヤーが勝っちゃうし、なんとも理不尽なことになるのだ。

4色なのに4人プレイなのがまずかったか・・・

(追記)

その後、3人でプレイしてみた。

1色余分な色が登場するので、こいつがキーを握る。

4人プレイ同様、最初に抜かれたカードの中に自分が集めているカードが多く含まれていると絶望的。

が、4人よりも3人の方が圧倒的にゲームになる。

このゲームは絶対に3人でプレイしてね。

海賊のお仕置き

評価:4/10

正体隠匿系、生き残りゲーム。

最初に自分の担当色を決めるのだが、他のプレイヤーに見せない。

徐々にサメに飲み込まれていく中、最後の一人に慣れたプレイヤーの勝ち。

3つあるアクションの中から1つを行うのだが、何をやっても1手番に1回は駒を押さないといけない。

が、入れ替えアクションが強烈過ぎるのと、正体隠匿の意味無さが気になった。

あと脱落したプレイヤーも正体隠匿ゲームなので、脱落してないふりをしてプレイを続けるのも不毛。

そこに特大キングメイカー問題が発生している。

3人プレイなら、1色使われない色が出るのでなんとかなるのかな?

まぁ、ギミックを愛でるゲーム。

襲ノ色目

評価:5/10

同人サークル「桜遊庵」の新作。

「コンビット」的にカードを取って、「ボーナンザ」的にカードを持つセットコレクション。

「ボーナンザ」と書いたが、交渉はない。

「手札を並び替えてはいけない」ってのがボーナンザっぽいだけ。

慣れないうちは取った順に役を作ることを目指すのだが、慣れてくると先を見越したトリッキーなカードハンドリングも可能になっていて中々面白い。

自分が前に作った役の最後の1枚を再び使えるってルールが、このゲームのレベルを一気に引き上げている。

他プレイヤーの動きが読めないので計画を立てにくいが、役の種類が多いのでピンポイントで狙うって言うよりは広く待つゲームなのかもしれない。

場と手札のにらめっこで静かになりがちなので、役が出来た時ぐらいは良い声で役名を言おう。

彼女のカレラ

評価:6/10

Product Artsの新作。

原作ありのトリックテイキングゲーム。

原作は全く知らないけど、テーマはカーレース。

普通のトリックテイキングとはかなり趣が異なる。

まず、マスト「ノット」フォロー。

各スートはぜんぶ同じランク。

青色は全部5だし、灰色は全部3。

ランクが一番高いプレイヤーがトリックを取る。

これだけだと、ランクが強い青が強すぎる。

このゲームの肝のルールとして、「チップを支払うことでランクに加算できる」。

6トリック行うのだが、6トリック目が非常に大事。

6トリック目の勝者のみが得点を得る。

じゃあ、それまでの5トリックはなんなんだ?

となるが、トリックを取る毎に以降のトリックで自分のランクが+1される。

極端な話、1~5トリックを全部取ると最終トリックではランクが+5される。

カードの最高ランクが5なので、+5はかなり有利な補正。

あと、マスト「ノット」フォローなので、同じ色しか手札に無い場合、勝負にすら参加できない。

5トリック目までで手札調整することも、とても大事。

ピンクが主人公。ランク1で最弱。

が、4以上のランクを無効化するっていう逆転特殊効果を持っていて、面白い展開を生み出すカードになっている。

カードを裏向きに出すことで、勝負に参加せずに場のチップを回収するアクションができる。

チップはラウンドが移っても、持ち越しなので適当な所で回収しないと他プレイヤーに楽をさせてしまう。

裏向きに出すカードはなんでも良いので、手札調整としても重要になる。

いわゆる普通のトリックテイキングではなくて、競りっぽい雰囲気がある。

新鮮なプレイ感で、それでいてルール理解は容易。

キャラモノと思って油断していたが、なかなか良いよ。

カフェ メランジェ

評価:6/10

著名人が集まるカフェで、著名人と同席になるように、席を予約しまくる。

「オールドタウン」のデザイナー新作。

システムは「オールドタウン」と似ているのだが、よりわかりやすく、ゲーム性は深くなっている。

著名人タイルか自分のタイルに条件カードを追加していって、当てはまる席が1つだけになったらそこにタイルを置いて得点。

条件カードには「椅子の色」「机の色」「机の形」の3種類があって、それぞれ1枚ずつ置けば必ず席が確定するようになっている。

ゲームが進むにつれ、席が埋まっていくので2枚や1枚でも確定できるようになっていく。

このゲーム終了へ向けての加速感がこのゲームの醍醐味。

そんな終盤の流れをつかめたプレイヤーが有利なのだが、それがコントロール可能なのかどうなのか・・・

可能な気もするし、不可能な気もするし・・・

どちらにせよ、独特なプレイ感が楽しいゲームだ。