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オウナイロノーツ

Oneironauts

評価:5/10

夢の宇宙飛行士となって単語とイメージを一致させる協力ゲーム。

「LOVE」や「SHIP」といったお題カードが1枚公開される。
全員が手札から、その単語に合うと思うカードを1枚選んで場に裏向きで出す。
そこに山から1枚を加えてシャッフル。

全てオープンにして「山から加えられたカード」だと思うものを一斉に宣言。
当たった数だけ得点。

非常にオーソドックスな連想協力ゲーム。
「ディクシット」の発売が15年前ってことを考えると、流石に工夫が無さすぎる気がするが・・・
まぁ、細かいルールが無いので小さい子(もしくは、ルールを聞きたくない人)でも遊べるっていうメリットはあるね。

オートマチックフロンティア

Automatic Frontier

評価:6/10

ロボットを強化して火星への入植活動を行う。
遊星からのフリーキックの同人ゲーム。

ロボットにセンサーやミサイルを装備させて様々な困難なイベントを乗り越えていく。

少し先のイベントは見ているので、それに合わせて装備を選んでいく。
ただし、イベントのほとんどはダメージを与えてきて装備を破壊してくる。

ガチガチに守って進めれば装備を守り切ることは可能だが・・・
時にはダメージ覚悟で得点を取りに行く必要がある。

運要素はあるものの、しっかり実力差が出そうなゲーム。
ワールドモンガー」同様、非常に可能性を感じるゲームデザイン。

オスティア

Ostia

評価:6/10

国産の本格マンカラゲーム。
Tabletop Simulatorでプレイ。

マイボード上でマンカラしてアクションを選択する「トラヤヌス」や「クルセイダーズ」と同じシステム。
「クルセイダーズ」は移動元のアクションを実行して、「トラヤヌス」は移動先のアクションを実行した。
今作は、移動元で生産を行い、移動作でアクションを実行するっていう合わせ技。
少し先のことを考える必要があって中々悩ましい。

アクションは5種類あって、どのアクションもリソースが十分あれば複数回実行できるので、出来るだけリソースを溜めてから実行したい。
が、「移動」アクションで船を進めないと打てるアクションが制限されるようになっている。

各要素がうまくリンクしていて、国産ゲームとは思えない出来!

ただ、終盤に向けてテンションが尻すぼみになっていくように感じた。
ある程度の部分で勝敗が決していた感じがあったからかな?
ここら辺の切れ味が増せば、さらに上を目指せそう。

オープン

Open

評価:7/10

公開手札&賭けのある大富豪。
トリックと怪人」のデザイナー。
ゲームマーケット新作。

1~10、黒が2枚ずつと赤が1枚ずつ。(ただし、6~9の黒は1枚ずつ)
という変わったカード構成。

役はシングル、ペア、スリーカードのみ、なんだけど、色の構成もフォローしないとダメ。
例えば、「2黒・2赤」の後には、「5黒・5赤」とかを出さなければならず、「5黒・5黒」は出せない。

で、今作の特徴は公開手札4枚と通常手札2枚っていう公開の方が多い手札構成。
そして、全員の公開手札と自分の通常手札を見たうえで、「誰が一番に上がるか」を各自予想する。
もちろん、自分の手札を早く無くすことでも得点がもらえるのだが、この予想を当てる事でも同じぐらいの得点が貰えるバランスになっている。

ルールを聞いた段階だと、イマイチこの面白さがピンと来ないのだが、実際遊んでみると普通のペア戦とも違った、新しい形のペア戦が生まれていて、今までに体験したことのない面白さ!
それぞれが一方的に勝たせようとしている、妙な相関図が生まれる。
予想はラウンド終了まで公開しないので、プレイ中の「あー、あいつは僕を勝たせようとしてくれてるな」とか「この人、全員に好かれてるんじゃない?」みたいな推測も面白い。
(この予想&公開手札のシステムはトリックテキングにも流用できそうな可能性を感じるんだけど、既にあるのかな?)

無難な予想が当たっても得点にならない得点システム。
10が出た時は1が最強になるルールや前述した妙なカード構成が、予想ルールを最大限に生かしている。
すごく丁寧に調整されているように感じた。

ゲームマーケットで買わなかったことが悔やまれる・・・
この完成度だと、どこかから商品化の話があるだろうから、それを願って静かに待とう。

オリハルコン

Orichalcum

評価:6/10

沈みゆくアトランティスを捨て、新たな土地を開拓。
カタラのエッセン新作。

大枠は「カスカディア」と似ていて、場から2要素のセットを獲得するタイプ。
2つの要素は「配置するタイル」と「実行できるアクションの種類」。

タイルパズルが2層になっているのも「カスカディア」と似ている。
地形タイルの上に建物を配置することで特殊能力や得点を得られるのだが、同じ地形を繋げることでタイタンを呼べて、そちらでも特殊能力&得点が得られる。

リソースの種類を2種類に絞りつつも、それぞれの意味付けがしっかりしていたり、前述した2層のタイルパズルが相反する形になっていてジレンマを生み出していたり。
このあたりにカタラの安定感を感じる。

追加アクション等もあるので、「カスカディア」等と比べるとテンポを欠くのだが、その分「誰かが5点獲得したら終わり」という終了条件でプレイ時間は抑えられているので1時間以内で終わる。
短い時間でしっかり遊んだ気になれる良いゲーム。

それにしても、この系統のパズルゲームが最近出過ぎな気がするのだが・・・
何が起点なのだろうか。

オラクロス

Oraklos

評価:4/10

占い師となって、王が望む信託をいち早く探し出す。
スプロッター。1997年。

4色のキューブを机に放り投げて、自分の手札(王の望むパターン)と同じ形状に並んだキューブを探し出す。
ただし、穴が上を向いたキューブは無効となり、さらに指定の4つのキューブが作る4角形の中に他のキューブが存在してはダメ。
昔の石占いとかがテーマになっているんだろうね。
それにしてはテーマの付け方にトゲがあるが・・・

かなり制限がきつくて、探すというよりは、「偶然あったらラッキー」みたいなゲームだった。

振り入れるキューブの数をコントロールするフェイズがあるのだが、5人だとそこまで戦略的なことは出来ず、結局平たい場になることが多かった・・・

オリフラムⅡ:紅蓮

Oriflamme2

評価:6/10

オリフラム」の続編。
単体でも遊べる独立拡張。

続編なだけあって、キャラクター効果は少し複雑になっている。
カード効果を組み合わせることで様々なコンボを生み出せそうなのだが、他プレイヤーの思惑と絡んで上手くいかないのも同様。

1と組み合わせることでほぼ無限の組み合わせが作れそうなので、「オリフラム」好きな人は買って損はないだろう。

おぼえて9

Oboete Nine

評価:4/10

札が補充され続ける神経衰弱。

十二支が描かれたタイルが3×3に表向きに並べて、それを記憶して、全て裏向きにする。

手番では、お題カードに示された場所のカードを全て言い当てると、それらのカードを全て獲得。

空いた場所にはカードが補充される。

同じ場所のカードの内容がコロコロ変わることになるので、記憶が混乱してくる。

大人にはちょっとしんどいド直球の記憶ゲーム。

オールド・ロンドン・ブリッジ

Old London Bridge

評価:6/10

ロンドン橋の建設。
スカイライナー」「ハット」のブリエル・ブボラとコロヴィーニの共作。
現在キックスターターで出資募集中。Tabletop Simulatorでプレイ。

手札1枚を同時出しで手番順を決定。
6種類の建物から1つを選択して自分の前に配置する。
同じ建物をは(基本的に)選択できないので手番順が重要。
建物は自分の前に降順で配置しなければならなくて、そう出来ない場合は既存の建物を上書きしてでも降順ルールを守らなければならない。

建てた建物の種類に応じてトラックを進めたり、お金やカードを獲得する。
この時、今回建てた建物と同じ紋章の数がアクションパワーとなるので、同じ紋章を集めると後半えげつないアクションが実行できるようになる。

あと、公園は降順ルールの区切りとなるのも重要で、プレイヤーによって取りたい建物の数字のレンジが変わってくるのも面白い。

目新しさは無いけどまとまりは良い。
コロヴィーニっぽさは薄いので、ガブリエル・ブボラがリードデザイナーじゃないかな。
個人的には好きなデザイナーなんだけど、どうもメジャー感が無くて、万人受けはしにくそう・・・(そういう意味ではコロヴィーニと相性はいいのかも)

折り紙

Origami

評価:5/10

折り紙モチープのテキストカードコンボゲーム。

システムとテーマのアンバランスが気になるが・・・

システム自体はシンプル。
手番では、
「カードドロー」
「カードプレイ」
「カードのスペシャルアクション実行」
のいずれかを行う。

カードをプレイする際のコストも手札のカードを使う「サンファン」方式。
カードには即時効果とスコア効果とスペシャルアクションがある。
スペシャルアクションのカードが自分の前に見えていると手番を使ってそのアクションを実行できる。

ここにちょっとした工夫がある。
カードは自分の前に2山しか存在できず、一番上のカードのスペシャルアクションしか実行できない。
さらに、2つの山は出来るだけ同じ枚数になるようにカードを置いていかなければならないので、便利なスペシャルアクションもいずれは上書きされて使用できなくなってしまう。
意図的にカードコンボを制限している。
カードコンボ好きには爽快感を欠いていると思われそうだけど、個人的にはこれぐらい抑えてもらった方が有難い。