Skip to content →

タグ: 6

メガスター

評価:6/10

CDのヒットチャートを操作しつつ、そのCDを手札に残す。

フリーゼ作。

カードを2枚引いて、1枚出す。

出したカードによって、その色の価値は上昇するのだが最終的に手札にその色を手札に残しておかないと意味ないって言うね。

クニツィアが良く使う手法。

更に、出したカードはすぐに場に出るんじゃなくて、1周して再び自分の手番が来た時に場に出る。

この時間差によって、ランキングが急上昇したり、急降下したりする。

フリーゼっぽさは感じられない。

タイトルもF始まりじゃないし、箱も赤い。

一体、誰が作ったんだ!?

女海賊 鄭夫人

評価:6/10

「ロストシティ」的な昇順カードプレイで航海。

カタラの新作。

1~55のカードを昇順にプレイしていく。

昇順にプレイすることができたら、船を進めることができる。

前より小さい数字を出してしまったら、航海終了して得点化。新たな航海を始める。

出来るだけ遠くまで行った方が得点効率が良いので上手くカードをプレイしたいが、中々に難しい。

カード補充が少し変わっている。

人数分のカードが場に並べられて、プレイしたカードの数字が大きいプレイヤーから1枚ずつドローして行く。

最後のプレイヤーは選択肢がなくなるってわけ。

場をコントロールできるのかできないのか判断付かない感じ、特殊カードのバランスの危うさ、ちょっと変わったカードハンドリング。

絶賛できないんだけど、妙に気になる存在なんだよな・・・カタラゲーム。

Futures!

評価:6/10

ワンモアゲームズの新作。

先物取引がテーマ。

場に6枚並べられている価格変動カード。

各ラウンドの前半では、ここに手札から裏向きでカードを置くことで元からあったカードを隠していく。

一人1枚ずつ置いていくので、4人プレイ時なら計4枚隠れる。

残った2枚で価格変動。

後半は、前半で置いたカードを1枚ずつ表向けて計6枚の価格変動。

この価格変動の合間合間の商品売買で儲ける。

シンプルなルールなのだが、シビれる展開になる。

売り買いが1手番に1回しかできないのがミソで、あっちもこっちもしたいっていう良いジレンマを生み出している。

地味な展開になりがちなルールに、「バースト」を加えることでスリルを生み出しているのも良い。

手札を1枚ドラフトするのも、他プレイヤーとの意思疎通として丁度良い。

ある程度ゲームに慣れていないと流れが読み解けないので、初心者にはオススメできないが、こういう硬派な同人ゲームが出てくれるのは嬉しいね。

あと、コンポーネントに対する価格の安さは特筆もの。

スプリット

評価:6/10

二人用アブストラクト。

スタックされたコマを分割しながらの「おい!それは俺の魚だぜ!」。

駒は途中で止まれない。端まで行っちゃうってのが「俺の魚」と違うね。

かなりシンプルで短時間で終わるのだが、十分ゲームした感じになれる。

何かの合間にさらっと出すと良さそうなゲーム。

盤面を作る部分からゲームに含まれているのだが、穴の多い形状にすると大味と言うか、つまらない展開になりそう。

ジョンシルバー

評価:6/10

船員、宝箱、船、のカードが1~13まで。

そこにはプラス点になるコイン。

マイナス点となる地図。

そして、左隣のプレイヤーがプラス点となるリンゴ。

このリンゴがこのゲームのグレードを高めている。

場に一枚ずつカードをプレイしつつ、決算時に自分にプラス点、対戦相手にマイナス点。

そして、右隣のプレイヤーにリンゴを割り振るように目指す。

ルールは非常に良くできているんだけど、重いプレイ感がマイナス。

下手な手を打つと、次のプレイヤーに良いように決算されてしまう。

カードゲームでありながら、ガチ目なゲームバランス。

3人プレイだったので、変にコントロールできそうな気がして重く感じちゃったのかも。

4人だと、どう変化するのか試してみたい。

クラミ

評価:6/10

エリアマジョリティ系アブストラクト。

二人用。

セットアップで、色んな形状のボードをつなげて盤面を作る。

そして、交互に1個ずつ自分の玉を置いていく。

最初の1個は好きな場所における。

以降、直前に置かれた玉と同じ縦列か横列に置かないとイケナイ。

さらに、1手前と2手前に置かれた玉と同じエリアには置けない。

どちらかが玉を置けない状態になったらゲーム終了。

各エリアで玉の数を比べて、多いプレイヤーがエリアのマス数分の得点を得る。

ガチなアブストラクトなのだが、独特なルールなので、あまり先が読めない。

さらに、終盤に近づくにつれ、選択肢が狭まるのでそこまで長考しない。

サラッと遊べる清涼感のある珍しい二人用アブストラクト。

彼女のカレラ

評価:6/10

Product Artsの新作。

原作ありのトリックテイキングゲーム。

原作は全く知らないけど、テーマはカーレース。

普通のトリックテイキングとはかなり趣が異なる。

まず、マスト「ノット」フォロー。

各スートはぜんぶ同じランク。

青色は全部5だし、灰色は全部3。

ランクが一番高いプレイヤーがトリックを取る。

これだけだと、ランクが強い青が強すぎる。

このゲームの肝のルールとして、「チップを支払うことでランクに加算できる」。

6トリック行うのだが、6トリック目が非常に大事。

6トリック目の勝者のみが得点を得る。

じゃあ、それまでの5トリックはなんなんだ?

となるが、トリックを取る毎に以降のトリックで自分のランクが+1される。

極端な話、1~5トリックを全部取ると最終トリックではランクが+5される。

カードの最高ランクが5なので、+5はかなり有利な補正。

あと、マスト「ノット」フォローなので、同じ色しか手札に無い場合、勝負にすら参加できない。

5トリック目までで手札調整することも、とても大事。

ピンクが主人公。ランク1で最弱。

が、4以上のランクを無効化するっていう逆転特殊効果を持っていて、面白い展開を生み出すカードになっている。

カードを裏向きに出すことで、勝負に参加せずに場のチップを回収するアクションができる。

チップはラウンドが移っても、持ち越しなので適当な所で回収しないと他プレイヤーに楽をさせてしまう。

裏向きに出すカードはなんでも良いので、手札調整としても重要になる。

いわゆる普通のトリックテイキングではなくて、競りっぽい雰囲気がある。

新鮮なプレイ感で、それでいてルール理解は容易。

キャラモノと思って油断していたが、なかなか良いよ。

おおおおかみ

評価:6/10

自分のキャラクターに応じて、ターゲットのキャラクターを推理する。

狼が登場するから「人狼」とかの会話ゲームかと思ったが、実は「スルース」や「ブラックウィーン」みたいな推理ゲーム。

こういう、推理系ゲームはメモが必要だったり、時間がかかったりするのがネックなのだが・・・

これは1ラウンド10分ほど。メモも必要なし。

短時間推理ゲームだと同人ゲームの「春夏冬中」があるが、より揺らぎが大きくて間口は広そう。

気楽に推理ゲームしたい時に良い。

ただ、推理系ゲームは全員がルール理解してないとゲームが壊れるのでインストには注意が必要。

カフェ メランジェ

評価:6/10

著名人が集まるカフェで、著名人と同席になるように、席を予約しまくる。

「オールドタウン」のデザイナー新作。

システムは「オールドタウン」と似ているのだが、よりわかりやすく、ゲーム性は深くなっている。

著名人タイルか自分のタイルに条件カードを追加していって、当てはまる席が1つだけになったらそこにタイルを置いて得点。

条件カードには「椅子の色」「机の色」「机の形」の3種類があって、それぞれ1枚ずつ置けば必ず席が確定するようになっている。

ゲームが進むにつれ、席が埋まっていくので2枚や1枚でも確定できるようになっていく。

このゲーム終了へ向けての加速感がこのゲームの醍醐味。

そんな終盤の流れをつかめたプレイヤーが有利なのだが、それがコントロール可能なのかどうなのか・・・

可能な気もするし、不可能な気もするし・・・

どちらにせよ、独特なプレイ感が楽しいゲームだ。

1号線で行こう

評価:6/10

正体隠匿の鉄道ゲーム。

同じ組み合わせだと「トランスアメリカ」があるが、アレよりもちょっと複雑。

そして、他プレイヤーの妨害が容易。

逆に言うと、他プレイヤーから簡単に妨害されるので、正体を表すタイミングが大事。

前半はタイル配置で、後半はスゴロク。

ここに、目が行きがちだが、タイル配置だけを見てみたらなかなか良いゲーム。

その後のスゴロクの運要素も十分許容範囲。

終盤で出遅れたプレイヤーも、奇跡の逆転を夢見てへこたれずに済む。