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タグ: 護民官

護民官:拡張

Tribune: Expansion

評価:6/10

護民官」の拡張。
新たなアクションエリアの追加と、ブルッティープレイヤーの追加による6人プレイ対応。

追加されるアクションエリアは3つ。
「奴隷市場」は新たに追加された奴隷カードを消費して、奴隷効果を発動するか、勝利条件の1つである「パトロン」タイルを獲得できる。
「大聖堂」は毎ラウンド公開される「皇帝の寵愛」タイルの条件を達成することで獲得できる。
「皇帝の寵愛」タイルも新たな勝利条件の1つ。
「カンピドリオ」では「特殊能力」タイルを獲得できる。

「パトロン」と「皇帝の寵愛」の2つの勝利条件が追加されたわけだが、どちらも獲得にお金が必要になるので、基本ゲームにあった「お金」の勝利条件が無くなっている。

あと、プレイヤー人数を増やすためなのか、1人のプレイヤーがブルッティープレイヤーとして参加できる。
ブルッティープレイヤーはワーカーを持っておらず、専用のアクションカードをプレイすることで行動を決定する。
今回、ブルッティープレイヤーをやらせてもらったのだが、できるアクションが、「他プレイヤーが取らなかったカードを取る」や「他プレイヤーが乗っ取りを行わなかった派閥の乗っ取りを行う」等々・・・
全然、自分の狙った行動が出来ない!
NPCみたいな存在感であまり面白くは無かった。

ブルッティーの方はさておき、新たなアクションエリアの追加は複雑になりすぎず、プレイ幅を広げていて良いんじゃないでしょうか。

護民官

Tribun

評価:6/10

ワーカープレスメントで獲得したカードでマジョリティ争い。
サンクトペテルブルク」や「ディマッヒャー」のシュミール作。2007年。

ワーカーの配置フェイズと実行フェイズが別れているタイプのワーカープレイスメント。
アクションエリアは「カード・お金獲得」と「派閥の乗っ取り」の大きく2種類にわかれていて、前者で獲得したカードを使って、後者を実行する感じ。

で、派閥は乗っ取りを実行した瞬間のボーナスと、自分が支配している間のボーナスがあり、このボーナスが派閥によって様々。
ゲームの勝利条件が6種類あって、最初にそのうち3種類を達成したプレイヤーの勝利となる。(達成数を増減することでプレイ時間を調整できる)
この勝利条件と派閥のボーナスが複雑に絡み合っているので、日本語化したサマリーは必須。

昔、遊ばせてもらったような気がするのだが、内容は全く覚えていなかったので新鮮な気持ちで楽しめた。
複数の勝利条件が設定されていることで、特定の派閥に固執しにくくなっていて、派閥の乗っ取りが思った以上に爽やか!
さらに想像以上のスピーディーなゲーム展開が好印象。

時代に埋もれているゲームっていう印象だけど、未プレイの人は一度遊んでみると良いと思うよ。
第2版も発売されたみたいだけど、シュピールヴォルクスの限定発売だから手に入りづらいかも・・・

(追記)
10年前に記事をアップしていた・・・
全然感想が違う・・・
自分でルールを読んだことで理解が深まったのか、趣向が変わったのか・・・

護民官

評価:5/10

ローマワーカープレイスメント。

基本的な流れはシンプルで、「同じ色のカードを集めてカードプレイで役職獲得」。

だが

・勝利条件の多さ

・カード獲得方法の多さ

・役職の効果の多さ

で、シンプルな流れをゴニョゴニョして混乱させてくる。

ゲーム持ち主による丁寧な日本語化・アイコン化により救われたが、ドイツ語のままだと思うとゾクゾクする。

こんだけ構造を複雑にしておきながら、運要素はそこそこ高い。

スタートプレイヤーの時に、良いカードが配置されるとヤッホー!である。

インストの労力を考えると、割にあわないゲームかもしれない。