Skip to content →

タグ:

ヴィンテージ

Vintage

評価:5/10

ヴィンテージ品のセットコレクション。
フェドゥッティの新作。

カードには年代、ジャンル、色の3要素と素点。

自分の前の表向きで並べられたカードはディスプレイ、裏向きに重ねたカードは倉庫と呼ばれる。
手番の最初に、自分のディスプレイの1枚を倉庫にしまう。
その後、他プレイヤーのディスプレイか捨て札の一番上からカードを1枚取り、自分のディスプレイに置く。
最後に、山から2枚を引き、1枚を自分のディスプレイ、もう1位枚を捨て札にする。

最終的に倉庫に貯めたカードの素点。
更に年代、ジャンル、色のそれぞれでマジョリティ得点がある。

基本は素点が高いカードを取っていくのだが、マジョリティ得点も1位のみなのでしっかり狙っていかないと取れない。
マジョリティが17種類もあるので、どれを誰が集めているかを完全に把握することは難しい。
すごい集めていることを印象付けつつも、3枚ぐらいでマジョリティを取るっていう印象操作がこのゲームの肝かもしれない・・・

フェドゥッティだけど特殊効果の類は無い。
プレイヤー間でバランスを取るゲームなので、ちょい古めのゲームが好きな人に受けそう。

ウィッチストーン

Witchstone

評価:5/10

頭脳絶好調」でフェルト風アクションを選択する。
クニツィア+「デックスケープ」デザイナーの新作。

クニツィアがフェルトの真似をしたゲーム。
デザイナー名を伏せて遊んだら絶対に作者当てられない!

序盤は「クニツィア!フェルトを真似るの上手いね!」と感じさせて、そこそこ面白いのだが・・・
ゲーム終了後に振り返ってみると、特定の戦略が強すぎるように感じた。
ガワは真似できても、バランス感覚までは真似できなかったって感じかな・・・

もしくはクニツィアは「頭脳絶好調」部分の使用許可だけ出して、もう一方のデザイナーがほとんど作ったのかな・・・?

ヴェルヌの地底探検

Journey of the Center of the Earth

評価:5/10

ジュールヴェルヌの地底旅行の紙ペンゲーム。
ルーピングゲーム新作。

入口から地球の中心部に到達し別の出口から脱出を目指す。

道を書けるエリアの指定カードと道の形状カードを1枚ずつめくって、全員が指示にあうように1マス書く。

特徴はお邪魔カードの存在。
お邪魔カードがめくられると、隣のプレイヤーにマスを潰されてしまう。
既に「カートグラファー」でやられてるルールなんで、インパクトは薄いが・・・

今出す紙ペンゲームとしては、工夫が弱すぎるか・・・

テーマが魅力かもしれないけど、プレイ中はそこまでテーマを感じることは無い・・・

書くパーツと書くエリアの両方を指定されるので、自分で考えるというよりは、めくり運に翻弄される感じが強いのも好きではない。

ウルティア

Ultia

評価:3/10

ハンガリーの「ウルティ」というトランプゲームがベース。
数多ある伝統ゲームの中であえてコレ?という所に惹かれて購入。

3人専用のトリックテキング。
4スート、1~8。
マストフォロー、マストラフ、マストウィン。

20ほどのミッションが記された表があり、より難しいミッションを宣言出来たプレイヤーがメイン調査団となる。
他2名はサブ調査団となって、メイン調査隊のミッション達成の邪魔をする。

ミッション決定方法が少し変わっている。
カード総数が32枚。
1人10枚ずつ配るのだが、親だけ12枚となる。
親はミッション決定時に手札から不要な2枚を場に裏向きで出す。
次のプレイヤーはより難しいミッションに挑戦する場合は、場の2枚を手札に加えてからミッションを選択し、また手札から2枚を場に出す。
これを繰り返して、2人がパスしたらメイン調査団が決定される。

マストウィンなので、プレイングでの工夫は少なめ。
ミッション決定部分でのアレコレが面白所なのかな?
そもそも、僕がマストウィンのゲームの楽しみ所があまりわかってない所があるのでアレなのだが、他のトリックテキングと比べて光るものは見いだせなかった・・・

ゲーム内容よりも何よりも、カードデザインが悪すぎる・・・
プレイングで大事なランクが左上、スートが右上に示されている、右利き持ちでも左利き持ちでもランクかスートのどちらかが見えない状態となる・・・
ランクの数字も奇抜なフォントになっていて、数字の見間違いが起きるのもダメ。
ゲーム自身の評価よりも、遊びにくさが先に来てしまうぐらいカードデザインが酷い・・・

あと、ミッション表もイケテナイ・・・
水星が1、火星が2,・・・海王星が7,天王星が8なのだが、
「海王星と天王星のカードを合わせて4枚以上、手に入れる。」
この表記だとパッとわからない・・・
「7と8のカードを合わせて・・・」か「海王星(7)と天王星(8)のカードを合わせて・・・」とした方が親切だろう。
あと、急に登場するグッド・プラネッツが木星(5)と土星(6)を指していることは説明書読んだ人しかわからないよ・・・

ヴェロニモ

Velonimo

評価:5/10

サイクルレースがテーマのゴーアウト系ゲーム。
カタラの新作。

「大富豪」系のゲームなのだが、リードの役に縛られることは無くて、強さが上回ってさえいれば好きな役を出すことが出来る。
役は「同じ色」か「同じ数字」の2種類。
役の強さの計算方法が独特で「(カード枚数)×10+(カードの中で最小のランク)」となる。
例えば、「2,4,5」なら3枚×10+2=32となる。
「1,1,1,1」なら4枚×10+1=41となる。
手札を無くした順で得点を獲得。

手札運は結構強くて、他プレイヤーが自分の最強の役以上を持っているか否かを見極めつつ、手札の強さと順位の折り合いをつけていく感じ。

キーとなるのは1の亀カードで、これを出すと「任意のプレイヤーからババ抜きして手札から1枚返す」っていう能力が発動する。
これによって、きっちり組んでいたセットを崩されて一気に脱落・・・なんてことが多発する。

そこら辺のワーキャーを楽しむパーティー色の強いカードゲーム。

かわい面白いイラストが、楽しいプレイ感に貢献している気がする。

ヴァルドラ 拡張セット

Valdora extra

評価:5/10

道に転がる宝石を集めてセットコレクション。
シャハト。2009年。
振り返ってみると、このあたりからシャハト作品は魅力を失っていった気がする・・・

本を模したコンポーネントから「アフリカーナ」の土台になったであろうゲーム。

盤面に散らばる宝石を集めることで、セットコレクション目標を達成していく。
宝石を集めるためには道具が必要となるのだが、その道具を獲得するのにも宝石の1つである金が必要になる。
最初は道具を揃えていくのだが、ある程度のところで目標達成にシフトしていくことになる。

拡張は、永続能力カード。
ゲーム開始時に4枚配られ、目標達成時にもらえる職人タイルを消費して出すことが出来る。
ルール読んだ段階だとシャハト作品に特殊能力は蛇足じゃないかと思ったのだが、遊んでみたら意外とマッチしていて「これなら最初から入れても良いかもな」と感じた。

ヴィヴァルディ

Vivaldi

評価:5/10

メイフォローの「ナポレオン」。

4スート1~10。
メイフォローだが、フォローしないと勝てない。
更に、切り札ありなので、切り札を持っているといつでも切れる・・・

基本的に取ったトリックのランク合計が得点なのだが、1スートがマイナススートとなり失点となる。

メイフォローは自由度が高く、かなり心理戦寄り。
心理戦的な悩みが多くなりプレイ感が重くなってしまっている・・・

ウェルカム・トゥ・ニュー・ラスベガス

Welcome to New Las Vegas

評価:6/10

「ウェルカムトゥ…」の続編。
色々拡張が出てたみたいだけど、今回はカード類も一新した独立新作。

3組のカードから1組選ぶっていう基本ルールは同じだけど、得点形式が大幅に複雑化している。
説明は大変そうだけど、各ルールに不思議な部分は無いので、一回聞けば頭から抜けることは無かった。

やりごたえは十分。
終了タイミングを読み間違えると大量失点を負うバランスになっているので、真剣に勝負するなら他プレイヤーのシートをちゃんと確認しないとダメっぽい。
「ウェルカムトゥ…」も良かったけど、今回も良いね。

今ならBGAで無料で遊べるよ。

ウィンターキングダム

Winter Kingdom

評価:6/10

「キングダムビルダー」のヴァッカリーノ色を強めた続編。
Tabletop Simulatorでプレイ。

手札1枚で、その土地に家を置いていくという基本ルールは同じ。

盤面に点在した能力タイルが手札の能力カードと言う形に変わった。
それに伴ってお金と言うリソースが追加されている。
お金を支払って、手札を自分の前に出すことで次から毎手番その能力を使えるようになる。
ちょっとエンジンビルドっぽくなっている。

能力カードは様々な能力があるうえに、最初からトンネルと言う特殊能力を持っているので、「キングダムビルダー」と比べるとかなり選択肢は増えている。

個人的にはトゥーマッチ。
能力カードが強すぎて、思いもしない所から他プレイヤーの家が現れるのが結構なストレス。
自分の手番になってから、自分の能力をコネコネして最前手を探すパズルをする感じ。

「キングダムビルダー」に窮屈さを感じていた人には良い改良なのかもしれない。

お金の獲得方法が決まる「経済カード」、基本ルールに変更を加える「ツイスターカード」によって毎ゲーム異なるルールが楽しめるようになっている。

ウォン オーバー

Won Over

評価:5/10

トリックテイキングでレース。
パーカーブラザーズ。83年。

4スート、1~14。特殊札が6枚。
マストフォロー切り札有りだが、切り札がコロコロ変わる!

一直線のコースを進んでいきゴールを目指す。
コースの各マスにはスートカラーが示されていて、トップのプレイヤーの足元のスートカラーが切り札となる。
1トリック毎に勝者の駒が進むので、同じディールの間にコロコロと切り札が変わることになる。

他プレイヤーのいるマスはスキップするので、連続して勝つよりも互い違に勝つ方が効率が良くなっていて、たまにペア戦のような展開になるのが面白い。

特殊カードとして、必勝のスーパートランプカード2枚と、トリック勝者を脱輪させる邪魔カード4枚が入っている。
邪魔カードの存在によってトップ独走が許されないようになっている。
時代を感じるバランスの取り方だが、上手く機能している。
この邪魔カードの存在で、自然と接戦になるようになっている。

連続して遊びたいゲームでは無いが、たまに遊んでみたくなるタイプのゲーム。