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ジキル vs ハイド

Jekyll vs Hyde

評価:6/10

ジキルとハイドに分かれて対決する2人用トリックテイキング。
ペア戦の「ジキルとハイド」とは別物。
未発売だけど、BGAでプレイ。

3スート1~7と秘薬スート2~5の計25枚。
手札10枚ずつで5枚がウィドウ。

マストフォロー。
ランクよりもスートの強さを優先する勝敗判定なのだが、そのスートの強さがプレイ中に決まる。
初登場が遅いスートの方が強くなる。

ジキルプレイヤーは2人のトリック数の差が小さくなることを目指す。
ハイドプレイヤーは2人のトリック数の差が大きくなることを目指す。
ジキル博士は平静を、ハイドは狂気を目指すというのがテーマと合っている!

あと、特徴は秘薬スート。
いつでも出すことが出来て、リード時に出すと相手がフォローしなければならない色を指定できる。
更に、秘薬が出ると、そのトリックのもう1枚のスートに応じてイベントが発生。
緑は「手札2枚を交換」
紫は「このトリックの勝者が相手が獲得済みのトリックを1つ奪う」
赤は「スートの強弱関係がリセット」

最初の手札交換もあるし2人用でマストフォローなので、情報量は多い。
理詰めでいけそうな気がするのだが、それを秘薬の効果が惑わしてくる。
秘薬のランクが2~5と中間ランクになっていて、終盤に残りがちな中間ランクを記憶することが大事になっている。

他にないプレイ感の2人用トリックテイキングながら、しっかりした遊びごたえがあって信頼が置ける出来。
デザイナーは今作がデビューみたいだけど、今後も注目したい。

Published in ボードゲーム